さんかくしかく

毎日いろいろな形になってしまうぼくのあれこれ。

赤い点線

2012年08月24日 | 三角記事
「映像の世紀」、いまヒストリーチャンネルでやっているのである。次回が最終回

さて、たかだか20世紀、100年にすぎない歴史をたどり返してみれば歴然とするのだが、人間はつねに失敗をし続けている。
良かれ良かれと思って始めた戦争の、ひとつとして成功したためしがなく
きちりと決めたはずの国境のずれないことなく
東アジアの民族解放をかかげ、白人に戦いをしかけた極東の帝国の、いまやみる影もなければ
ほめられることもない

イスラエルの
エルサレムの、もといたアラブ人とユダヤ人、あとからやってきたユダヤ人たちは、たしかに不幸だった
彼らは国境のなかの争いに巻き込まれてしまった
どちらも、国境の外には行けないからだ

日本人は、海をこえることができない、という点で、アラブ人やユダヤ人と同じく不幸なのだ
国境がとなりの国と接した時から、わたしたちは、つまらない、くだらない、なにも発展しない、生み出さない不幸な論争に一生をかけなければならなくなった