さんかくしかく

毎日いろいろな形になってしまうぼくのあれこれ。

ペケバツ

2012年08月31日 | 三角記事
小さいあかりがみえている
あのあたり、ほぼ目のまえである
とくに悪い位置ではないとおもっている

小さいあかりのほかは、えらく暗い闇がある
ぼくもあかりも闇の中

あかりはほかにもあった
いままでのなかで
見えていたのだった・・・
そのときまで

それからのことは、あまり思い出したくない
いいんだと感じられてはいるけれど

庭のぬし

2012年08月31日 | 三角記事
今日はベランダでギターひこうかなと思って、庭の方へ出たのだった。
いやじっさいには出ていないのだけど
網戸ごしに、風が入ってきて、いちばん涼しい場所なのである
そこでギターガチャガチャと鳴らしていると、猫がきた

音を鳴らしているのにもかかわらず、ベランダに入ってきて、腰をおろしたところで目が合った。
ここで一分は見つめあったままなのであった。
見つめあったまま無言であった。恋人のようである。

やがて猫のほうから目をそらされ、ぼくはずっとギターを弾いているのだった。

しばらくして、ぼくがヨッコラショと立ち上がったところ、
猫はハッとしてピュッっと消えてしまった。
あいつは自意識過剰なのである。
猫達のあいだで、人間は蛮族であるから、動き出したら襲われると思えというようなことを言い合っているのかもしらん。