新潟の秋の味です。 食用菊なんですねぇ~~
新潟県内の中でも主に下越地方(新潟市以北)でよく食べられている、赤紫色の食用菊を
「カキノモト」と呼ぶのですが、その品種名は【延命楽】といいます。
佐渡では、菊を食べる習慣が無く、上越地域でもあまり多くはありません。 お隣の山形県
でも赤紫色の食用菊を 【もってのほか】 と呼び、盛んに食べられています。
スーパーで、袋に入って売っているのが、開けるとこんな状態~~
ホントに菊の花です。 緑色の部分 「 ガク 」 を外して花びらをバラバラにして、お酢をたらしたお湯でさっと茹でます。
水にさらして、軽くアク抜きします。
あとは、好き好きですが、酢の物で食べることが多いようです。
義母はお醤油で食べてましたねぇ~~
私はここのところ、梅ドレッシングに特製すし酢をプラスして、和えてます。
特製といっても市販のすし酢に煮干しを漬けてあるだけですが、ダシが出ていて美味しいんですよ・・・
和食店では、ほとんどメニューにありますねぇ~~
新潟では古くから農家の庭先や畑の片隅で、紫色の食用菊「かきのもと」が栽培されてきま
した。昭和45年頃になると、水田の転作作物として栽培されるようになり、より花が大きく
色鮮やかな紫色へと品種改良されました。新潟県全体の生産量のうち、約8割が白根地区
(現 新潟市)で栽培されています。
かきのもとの名前の由来は、「生け垣の根本に植えたから」、「柿の木の根本に植えたか
ら」など、諸説ありますが、現在は、「柿の実が色づいてくるころ赤くなるから」というの
が一般的になっています。このことから、かきのもとの旬は10月ということになりますが、
抑制栽培、促成栽培と作型を変えることにより、長期間の出荷が可能となっています。