テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

GUCKAUGEN

2014-01-30 23:55:28 | 写真機 画像
美術館のショップなどでよく置いてある、WERKHAUS(ヴェルクハウズ)社のGUCKAUGEN(グックオーゲン?)という、細かいミラージュフィルターのようなレンズの玩具です。
独逸製で、名前(guck 見る augen 目)のように、覗く為のもので、カットグラスを使った飾りではなく、歴とした光学玩具です。本国では、動物やキャラクター、カメラのようなものまで多種多様の製品が売られています。

レンズの縁は分厚いラバーのフレームで、目の回りにもよくフィットし、コンデジのレンズの前にあてがっても、ずれにくく、


手軽に特殊効果撮影が楽しめます。



この会社、もともとはMDF材を使った、多様な家具、小物類を本業としているようです。



MDF(中密度集成材)はパーティクルボードよりずっと細かい木材チップを樹脂で加温加圧成型したもので、反りなどがほぼ無く、机の天板など平滑性を重視されるものに使用されています。このGUCKAUGENは、ほぼハードボードに近いような硬いMDFで作られており、安易な樹脂製とは違う、温かく上質でソリッドな感触です。瞳の前にかざしてみると、視軸の位置や、対象との距離によって、例えば一人の顔が20以上に見えたり、回転させたりずらしたりするとで、さらに面白い視覚効果を得ることが出来ます。

夕焼け

2014-01-21 23:22:40 | 写真機 画像
夕焼けというのも、特徴的な言葉で、英語・ラテン語で sunset、フランス語で coucher du soleil、ドイツ語で Sonnenuntergang、ロシア語で закат、など、いずれも日本語の、夕暮れ、日没により意味が近く、他にも、夕日、という意味の言葉はあっても、夕焼け、に相応した意味の単語は他の言語にはあまりないようです。

私が惹かれるのは、

この絵柄より

これ。

さらにはこんなのより、


これ

なのです。

好ましい方の写真は、ウインドウ越しにやっつけで撮ったモノなので、肉眼で見た情景の何分の一しか顕せていません。
夕焼けという言葉はあかく燃えた色合いを意識に惹起しますが、陽光に炙られて空と雲に火がつく、そんな風景を良く表せていると思うのです。


Japanese Pygmy Woodpecker(コゲラ)

2014-01-03 21:02:29 | 写真機 画像
今朝も気持ちの良い、暖かな朝でした。
ヒヨドリの声も騒がしく、すっかり葉の落ちた落葉樹の枝には、メジロやホオジロが沢山たむろしています。

低いところには、ツグミも見え隠れし、双眼鏡を持ち出して小鳥たちを追います。
最初は新参のSW-550です。視野周辺の像面歪曲も気にならず、せかせかと枝から枝へと飛び回るメジロたちを追うには、広視界が非常に有利です。ただこの双眼鏡、アイカップが無く、アイポイントにもシビアなうえ、逆光や、接眼部からの逆入射光にも弱いので、視野から大きく外れた鳥を、向きを変えて追うには、ちょっとストレスを感じます。
ダハ含め何台か他の双眼鏡を持ち出して、やっぱり最後は、勝間光学さんのHM6.3×40SK-Dにて眺めることになります。IFであるのも、指先の慣れた感覚と、ピントの深さで、鳥たちの羽や仕草の細かなところまで鮮明に見えます。

その内、甲高い鳴き声に混じって、特徴的な音が響いてきます。
ココココン、ココココンという、キツツキ科特有のドラミング(樹皮をつつく音)です。
先日、かすかに見掛けたコゲラだろうとアタリをつけ、裸になった落葉樹の枝々を辿ります。
居ました、やっぱりコゲラです。背中の横縞模様が、樹皮の柔らかそうな部分を巡って、しきりにつついています。かなり逆光で、肉眼では手をかざして陽光を遮らないとまともに見ることが出来ません。双眼鏡では、視界内に強い光を入れない限り、大きく拡大され、鮮やかに見えます、腹側の縦縞模様がうっすらと斑点に見えるような、少し幼い個体です。デジカメでは、強い逆光のため、捉えるのが困難です。やはりこういった用途では、背面液晶で追うコンパクトタイプは役に立たず、ちゃんとした一眼レフにアイカップをつけ、追いたいところです。

望遠側では追い切れないので、少し引いて、逆光承知で何枚か撮ったうちの一枚です。
実はこの写真にコゲラが写っています。(クリックしてみてください)

恐らくクリックしても、全然分からないので、ちょっと拡大して、露出を変えた画像です。

コレもクリックして拡大して下さい



記事タイトルの英名の通り、日本で一番小さい、スズメくらいの大きさのかわいいキツツキにしばし見蕩れていたのです。


Manfrotto PIXI ミニ三脚 ブラック

2013-09-26 06:29:35 | 写真機 画像
今年発売された、マンフロットのテーブル三脚です。
カタチに惹かれて購入しました。


以前からマンフロットには、カメラの底面に付けておける、ミニ架台があって、機能的には大変優れた製品でした。

ただ、単体としてのデザインはイケてなくて、このPIXIとは、マーケティングコンセプトも違います。

裏面には、
イタリアンデザインである旨が誇らしげに書かれており、

メイドインチャイナである表記は、目立ちません。


足裏に付いているゴムは、スグ取れそうですが、この滑り止めのおかげで、左右にガタのない3本の脚を、途中まで開いて高くしたり、傾げて置くこともできます。


ほとんどが金属製ですが、このロック解除ボタンは、非常に頑丈とはいえ、樹脂製で、若干の不安要素です。



自分撮り。



パピリオ君と。



ナニカを思い出させるカタチです。





こうすると、はっきり思い出しました。

宇宙怪獣バイラスです








台風一過

2013-09-16 23:23:07 | 写真機 画像
今日は朝の内に台風が過ぎ去りました。
京都などでは日吉ダム放水の影響で桂川が氾濫し、渡月橋が冠水、鴨川なども大増水し金閣寺も浸水など多大な被害があったようです。個人的には、天若湖を初めとするフィッシングエリアがちと心配ですが、上記も含めて、降水時間の長くない驟雨だったおかげか、悲惨な事態は避けられたようです。

さて、標題の通り、台風の通過後は大気の塵芥が一掃され、スカッとした星空が期待できる事が多いので、没った双眼鏡ツアーの期待を穴埋めすべく、きちんと呪いのテントは仕舞い、双眼鏡と一脚三脚のみ用意して待機中です。月が明るい夜なので、月没を今か今かと待ちわびておりますが、台風の通過後も小さな気圧の谷が残り、お昼前後まで風も強かったせいか、千切れ飛んだ雲の塊が、薄く伸ばされ、空に広く漂っています。月没の直前には、ハローまで現れ、標題の通りには行かないようで、天頂付近の星々も、いまひとつきらめきが足りません。この三連休は最後まで残念なのでした。

OLYMPUS一眼レフの終焉

2013-09-10 23:16:54 | 写真機 画像
え~と、取りあえずタイトル通りです。
まあ、マイクロフォーサーズ規格(ミラーレス専用のマウント)が出てきたところで、予感はさせていたのですが、M42マウントのFTL、OMシリーズから始まった同社の一眼レフカメラが、今後発売される予定は無くなり、E-5はどうなるのか、OM-D(E-M1)がフラッグシップ?という疑問とともに、おそらくはそう遠くない将来、OLYMPUSブランドの写真機も衰退していくと思ってます。
個人的には、現時点でのEVFの到達点と今後の可能性に大いに期待するトコロではあるのですが、EVFを良しとするなら、OM-Dシリーズのデザインは姑息な部分が否定できないかと思いますし、フジがやったように、(E-5の後継機で)光学・EVF混合もしくは切換などの機構を模索する方法もあるでしょう。なによりフォーサーズの文字通りの珠玉のレンズ群に対してそれに対応するボディが開発されないのは、経営理念の失敗などというものでなく、どんな写真機をつくりたいのか、すら明確でない証左です。
2020年に開催されることの決まった東京オリンピック、その会場で、同社のカメラが果たして何台使われるのか、大いに疑問です。



とあるヤモリくんの災難

2013-08-31 23:54:16 | 写真機 画像
激しい雨の日、ヤモリ君が網戸とサッシのガラスの間に閉じ込められてしまいました。

名もない彼(彼女?)は、いつもと違い、活発に動き回ります。
吹き降りの雨粒に濡れたガラス面を這行中は、サッシを揺らしてやると、ズズっと数cm滑り落ちますが、ここらへんは吸盤を持つアマガエルなどとは違います。アマガエルの指が凍結路面上のスパイクタイヤだとしたら、ヤモリの指はスノータイヤのような感じです。
ヤモリくんご自慢の、趾下薄板に生えたナノサイズの毛による吸着力も、水に濡れるとダメなようです。

ご覧のように、大きな目をしていますが、虹彩がぎゅっと引き絞られており、その虹彩にも皮膚と同様の模様があります。

別方向から撮った写真では、ウロコの模様までほぼ正確に虹彩上に再現されているのが分かります。虹彩の開いた状態のヤモリ、トカゲたちは、クリっとした瞳がカワイクさえあるのですが、なかなか写真や映像でお目にかかることは出来ません。



少しグロいのでサムネイルにしましたが、尾の途中から皮膚の色が変わり、おそらくは、自切によって失った後に生え替わってきたしるしでしょう。

そっとしておくといつまでもじっとしているのですが、翌朝、目覚めてサッシを開けるときに狭間に潜り込んでいて、押し潰したりしてしまわないよう、網戸から逃がしてやろうと思いましたが、なかなかコチラの意図は伝わらず、却って踏ん張るようにして、網戸にへばりついています。内側にへばりついているので、網戸を外して、ベランダで網戸全体を揺するようにして、やっと、退散させることが出来ました。

やっぱり、自然の勝ち(マクロビューイングの価値)

2013-08-11 23:06:46 | 写真機 画像
TV(WOWOW)でバイオハザードをやってたのを皮切りに、それ系(クリーチャー)の映画の録画を引っ張り出してきて、観てました。
個人的には、インセクト(昆虫)系のクリーチャーに萌えるのです。
外骨格、多関節、現実にも身近に存在する(ムカデ、ゲジゲジ、クモ、ゴキブリなど)造形が巨大化して画面上に登場するのは、結構現実の延長上の嫌悪感を刺激されて、おぞましく感じられていたのです。

今回、エイリアンやら、スターシップトゥルーパーズやら第9地区やらを見返していて、あまり造形に感心しないように思いました。何作か観ていて、気付いたのが、やはり、想像力と特殊技術とCGを凝らしたクリーチャーよりも実際の昆虫の方がずっと芸術的で、神秘的で深遠なカタチをしていることを、最近よく見知っているからかもしれないということです。


先日の記事で紹介したシロテンハナムグリ君ですが、頭からあごの下にかけての体節の下側に無数の毛が生えてます。この毛は、腹部から尾部の体節の継ぎ目に生えている”水をはじく毛”と違って、”水に濡れる毛”のようです。水をはじく毛の役割は云うまでもなく、体節の継ぎ目から水と一緒にアメーバ類などの寄生しかねない原生動物、菌類が進入するのを防ぐような役割などがあります。濡れる毛は、本来逆向きに生えていることからも分かるように蜜と一緒に花粉をたくわえ、植物を受粉させやすくするような役割があります。成虫になっても葉ばかりを食べるドウガネブイブイなどに、このような濡れる毛はほとんどありません。昆虫の自然の造形は、じっくり観察すると、複雑であると同時に、自分の食物をより繁栄させその恩恵で自らも繁栄するような、様々な進化の産物です。
また、足の構造も、他の甲虫類に共通する、つま先のかぎ針(附節)は、縮めたときに、引く力を最大限に発揮し、すねの部分(脛節)の後ろ向きのとげとげは、伸ばしたときに力強く押し出す役割を果たします。
映画のクリーチャーや、あるいはそれ以前の特撮映画の怪獣などにも、身体の各部分の構造と役割などが解説されていることがありますが、実際の進化の産物である生き物には、身近な存在であっても、知るほどに深淵な理由があります。

双眼鏡コリメート

2013-08-06 23:38:27 | 写真機 画像
あくまでも主役はカメラってことで。

デジスコといって、フィールドスコープ、双眼鏡を写真機の望遠レンズ代わりにするのは、バーダー(撮り鳥)の方たちの間では常道で、お手軽なものではKOWAさんなどからiPhone用のアダプターも出ています。


簡単なコリメート撮影ではiPhoneや、レンズ固定式の薄型デジカメが適しています。私も、EZ Digital F537IRを使っていろいろと遊んでいます。

わざわざアダプターを買うまでもなく、ステーやらボールヘッドやらを組み合わせてるだけですが、調整が複雑とはいえ、慣れれば、割と簡単にセットできます。注意点は、無限遠が出にくい場合があるので、CF機では視度補正が効く右側で行うことです。

当然、EZ Digital F537IRを使うからには、ナイトモード+IRライトを駆使するわけで、強力なIRライトのおかげで暗闇のなかでも数十メートル先をもじっくり見ることの出来る構成です。
赤外線コリメートの場合、EZ Digital F537IRのレンズ周辺の赤外線LEDを遮蔽するか、ナカを弄くって無効にしないと使い物になりませんが、これも簡易的に、粘土とアルミ箔で埋めています。
写真ならEZ Digital F537IRのAEブラケットやセルフタイマー機能で、LEDを切ったまま赤外線写真を撮る事も出来ますが、赤外線観望には一工夫必要になります。

白点花潜

2013-07-30 23:34:07 | 写真機 画像
シロテンハナムグリという甲虫です。
ドウガネブイブイなどと違い、成虫は蜜や樹液を吸い、幼虫は堆積した枯葉、雑草などを食べるため、益虫と言っても良いでしょう。
カナブンなどと違い、幼虫が発酵腐敗した堆肥、腐葉土を必要としないので、環境への対応力が広く、近年よく見られるようになったそうです。ハナムグリとしては大型で、かつ越冬して数年にわたり繁殖する個体もあるそうです。
身を守る術としては擬死(死んだふり)しか無く、その擬死もつついてやればスグ復帰するほどでしかないので、まぁ、ウチに迷い込んできたこの白点花潜もじっくり観察した後は、放してやろうと思ってますが、よく飛ぶ甲虫なので、それまでは逃げ出さないよう、瓶のなかです。

途絶えてしまった方向性

2013-07-23 22:58:20 | 写真機 画像




ずっと以前に紹介したオリンパスのC-2100UZで撮ったアオサギとチュウサギです。
1/2インチ211万画素、バリアングルプリズムの手ぶれ補正、10倍ズーム機で、補色フィルターCCDなので、緑色系の表現が苦手なカメラです。

このカメラ、結構優秀で、今でも、jpg撮ってだしで、充分鑑賞に耐える絵を吐きます。
2枚の写真はオリジナルをリンクしてるのでExifを確認していただければ判るのですが、望遠端の70mm(380mm相当)で撮影してほぼブレなく写っています。
また、流石に拡大すれば粗さが目立ってしまいますが、チュウサギの白い羽根、アオサギの青灰色の羽根のグラデーションの出方、立体感が見事です。最近の高画素機で、このくらいの表現をする機種はいくらでもありますが、200万画素のカメラでもこれだけ表現できるのです。

もっともこのC-2100UZは販売的には失敗したカメラでした。コンパクトデジカメの域を超えたボディサイズで頂点を目指した機種でしたが、鳴かず飛ばずで、叩き売りされた代表格の機種でもあります。
ただ、その性能は、数年以上経って、画素数やら、画像エンジンやらが時代遅れになっても、中庸としての機能を維持し続け、記録メディア(スマートメディア)の不利を越えて、愛好者には長く使われた機種でもあります。

いまやケータイやスマホのカメラでさえ800~1000万画素超の素子を積んでます。
たしかに、充実したカメラアプリやWebサービスのおかげで、いっそう便利になったのですが、絵としてはのっぺりとしていて、レリーズ感はシャッターチャンスという概念すら語れないほど、プアです。


もちろん真っ当なカメラでは、古いC-2100UZよりずっとましな写真が撮れます。解像感も比べものになりません。ビューファインダーもニコンやソニーなどのミラーレス一眼の液晶ファインダーはC-2100UZとは比べものにならないくらい優秀です。
ただ、この写真のデータサイズは1.2MB位です。このくらいのサイズでこの表現が出来るカメラ(というかレンズ)は限られてしまいます。

ネオパンSSよりトライXのかっちりとした粗さが好きだったオッサンの懐古趣味なのかもしれませんが、双眼鏡の6倍(低倍率)に勝間光学さんの製品などがあるように、200~600万画素で、レンズとファインダーとレリーズが良く、マニュアルでの補正機能(ピント、露出)が優れたカメラ、が普段撮りにちょうど良いと思うのです。低画素=トイカメラという図式ができあがり、写りを追求した低~中画素のカメラなんて、望むべくもないのかなぁなんて思います。

古いバッグ(TENBA P-415)

2013-07-21 21:39:29 | 写真機 画像
もうかなり昔に、まだ、”ラップトップコンピューター”用のバッグなどもあまりない時代に使っていたカメラバッグです。
社会人になった当初は、プロテックスの薄型ブリーフケースや、革製のデザインバッグを使っていましたが、ノートPCを持ち歩くようになり、元々はカメラバッグだったこのバッグを仕事にも使い出しました。



くたびれる前は、こんな風で、サイドのファスナーで三方を開けば、マチが開いて、ドンケの中型バッグくらいに幅広のバッグになり、2~3泊の出張にも使ってました。
何よりの特徴は丈夫なことで、幅広のショルダーベルトもパッドこそ無いですが、滑り止めのあてゴムの質も良く、フロントのバックルも今のコストダウンされたバックルと違い、精度強度とも充分です。
流石に、公私に酷使したので、一部の裏地(ナイロン)が破けていますが、自分で補修してあります。幾度となく乱暴に扱っていても、カドの部分や、フラップの縁も傷んではおらず、空の状態ではヨレヨレですが、荷重のかかる部分の縫製にもほころび一つなく、インナーの仕切りボックスにはカメラやフィルターを入れたまま、インナーだけドライボックスに入れてありますので、思い立ったらスグ使用可能です。
F-1やF2などフルサイズの一眼レフを入れるには小さめですが、OM-2など小型機や、もちろん現在のミラーレス一眼なら、中望遠含めた玉が数本とその他機材が充分収まります。
いまではメッセンジャーバッグに分類されるようなカタチですが、過大な重量にも平気で、用途の広い鞄なので、再発売を期待したいトコロです。


季節の指標としてのセミ

2013-07-07 07:52:54 | 写真機 画像
ウチの裏でとうとう朝っぱらからセミが騒がしく鳴く時期になりました。
子供の頃の経験で瀬戸内海沿岸の比較的温暖な西日本地域では、セミと云えば、圧倒的にクマゼミが多く、アブラゼミがそれに続き、ミンミンゼミは、山とかに行かないと居ないので、ミンミンのいる場所=自然が豊か、などと思ってました。
ところが、関東北部含む東日本では、クマゼミは稀少な大型ゼミで、アブラゼミとミンミンゼミが主体だということを経験し、地域による分布の差異だということを知りました。
cicada cicadae cara,formicae formica.
というラテン語のことわざがあります。蝉は蝉に親しく、蟻は蟻に親しい、類は類(友)を呼ぶ、と言った意味らしいのですが、古くから、人に関わってきたその最大の理由が、大きな鳴き声であることは間違いないでしょう。地中で長期間幼虫で過ごすセミにとって、最期の花を咲かせるチャンスですから、仕方ないかなぁなどと考え、我慢することにしています。
上の写真は、WP7×50RB-Dの対物に映った部屋から見た裏の林です。窓越し、スダレ越しなのですが、眼前に迫る樹々の様子がよく分かります。敢えてコーティングの反射の色がよく分かる一枚を選びました。

こんな双眼鏡を

こんなところで使うと、近すぎてピントが合いません。


都会の鳥

2013-06-15 23:40:26 | 写真機 画像
10年以上前ですが、以前に住んでいた近くの川での鴨たちの様子です。

毎年、秋深くに姿を見せ、春深まる頃、去っていく様子をよく見ていました。
最盛期には、3種以上の鴨と、大きな3つの群れが、渡ってくる、都会のハズレのとっておきスポットでした。

チドリ類、サギなども豊富な河畔でしたが、やがて上流に新しい橋が出来ると同時に、個体数が少なくなり、滅多に行かなくなりました。

もっと昔、今では都会の貴重なスポットと知られる港の野鳥園ですが、その野鳥園や、その他の施設が出来る前、そこはずっと凄い野鳥の楽園でした。コアジサシのコロニーは両手に余り、草ボウボウの湿地は、豊富なエサの供給源となって、森林で見掛けるような野鳥も、競ってカエルなどを採りに来ていました。
ろくに港湾施設もないまま、整備された片側4車線道路には通る車も滅多になく、私がバイクで通りかかると、道路一面に羽を休めていた数百羽以上が一斉に飛び立ち、驚かされたことが幾度となくありましたし、家のベランダには、体長80センチ近い巨大なウが居たりして、ワッサワッサと飛んでいくのは、迫力がありました。
今のせせこましい野鳥園とは違い、広大な埋め立て地のほとんどが彼らの縄張りであったもだろうと思います。

漫画カメラ

2013-05-01 23:27:37 | 写真機 画像
スマホにインストールしたアプリの中で、ヒトに見せて賛同者が続出したカメラアプリです。

モノクロハイキーな画像処理に幾種類かのフレームをつけて写真にするカメラアプリで、結構マンガ調の画像になるので、作例とは違って人物の写真に効果を発揮し、ウケます。

人物の作例をお見せできないのが、まことに残念ながら、肖像権に配慮する次第なのです。