テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

バルーニング

2024-08-15 16:00:00 | 日記

空を飛ぶ虫はいろんな種が居ます。

FLY(飛ぶ)そのものの名の蝿、蜂、蜻蛉、蝶、蝉、蚊、鍬形、甲虫、カナブン、蟷螂、蝗、蛍、地中にいる螻蛄や水中にいる源五郎も飛びます。あの憎き蜚蠊もトぶし、蟋蟀の仲間のように種によって飛んだり飛べなかったり、トノサマバッタなどは同じ種でも飛翔型とさほど飛べない型と形態が分かれたり。

上に挙げたのは全て昆虫ですが、他の節足動物にも飛ぶヤツが居ます。

かなり前、海沿いの高層住宅に居たとき、ベランダの手すりの上を這っている蜘蛛がなんとなく目に留まりました。そいつは手すりの端までくるとクルリと向きを変えて、尻を外に向け、上に突き出し、シュルシュルと糸を吐いて、ある程度糸を上空に伸ばしたあと、パッと足を離して、飛んで行きました。国語の教科書で、空から大量の蜘蛛の糸が降って来て、蜘蛛が空を飛ぶんだという話が有り、ヤツらは飛ぶんだと知識としては知っていたものの、眼前で淀みなく一連の行動を行い、あたりまえのように空へと離昇して行く姿に目を丸くしてました。〝飛ぶ〟という行為を何十回となくしてきたようなスムーズな動きと、ある程度糸が伸びて浮力が付くまでツルっとしたステンレスの手すりをつかみ(?)、パッと離す様子をよく憶えてます。

このような蜘蛛が糸を吐いて飛行する事をバルーニングというらしく、調べてみると、単に糸を風に乗せてその力だけで飛んでいるのでなく、空中電場という極くわずかな電界を利用し複数本同時に吐いて糸を静電気反発で扇状に展開して、気流や電場の力を受けとめやすくして飛び立ちます。前述の教科書の話のようにうじゃうじゃと大量の蜘蛛が一斉に飛び立ったり、あるいは上昇気流や季節風などの強い風に乗って数百キロ以上飛ぶ事もあるようです。(ダーウィンのビーグル号が陸から遥かに離れた海上にいるとき蜘蛛が飛んできた逸話など)

ともかく、そのときベランダから飛びたった蜘蛛は、折からの陸風に乗って海の方へ飛んで行きましたが、無事数十キロ彼方の大きな島まで辿り着いたのか、海面に落ちて、魚のエサになったのか、どうなのでしょう。


すじこん、こと、ぼっかけ

2022-11-22 15:52:00 | 日記






神戸の長田らへんでのソウルフードらしい。

牛すじが昔ながらの安価(¥140/100g)で売ってる超優秀なお肉屋さま、和牛メインでステーキしゃぶしゃぶホルモンテールカレー用焼肉用もその店でしか買わないお店との邂逅。

手肌荒れが気になってセラミドを摂取したいという願望。

二つの因果が産んだおかず。

牛すじは、長ネギの青いトコと酒で長時間煮て、生芋こんにゃくはスプーンと親指で小さめにちぎってさっと茹でる。

味付けは酒、味醂、めんつゆ、すき焼きのタレと生姜少々。






スジのあぶらでこんにゃくのセラミドも溶け出して効率よく摂取できているハズ。

こんにゃくに味が染みてからじゃがいも投入。

何度か煮込みながら2〜3日食べるので、じゃがいもはその度にレンチンして投入、前回煮込んだじゃがいもから食べるスタイル。

温めたぼっかけに七味少々。

充分に浸みたじゃがいもを別に取り出して辛子マヨで和えて変わったポテサラに。


美味いよ〜

















路線廃止

2014-05-18 18:31:03 | 日記
GW明けに入院していた身内が退院しました。喜ばしいことなのですが本人は浮かぬ顔です。要は、退院後のリハビリ通院が億劫だと。確かに、弱ってきた体力と覚束ない足腰のうえに怪我まで抱えては、その気持ちは良く分かります。加えて、先頃より、住まう地域の公共の路線バスが廃止になったとのことで、より不安に感じているようです。その地域の人は口を揃えて路線バスの廃止とそれを決定した為政者について文句を言います。以前にこのブログでも、高齢者の無料パス廃止に関連して、公共交通の有用性を指摘したことがありますが、今回のバス路線廃止については、きつく反対する気にはなれません。というのは、公共交通にあるまじき、というか公共交通だからこその境遇にあぐらをかき、増長し、そのあぐらのしたに厚い座布団を積み重ねてふんぞり返っているような実態の一端に接したことがあるからです。

もう20年以上前ですが、私の乗っていた車がバスに当て逃げされたことがあります。
ほんのちょっとこすった程度だったのですが、相手は知らぬ顔で走り去り、追いかけて停めようとして無視され、次の停留所でやっとつかまえ、文句を言いました。
その後、後続のバスに乗客は乗り換えて検分となりましたが、運転手が電話で、こっちのことを、○○○○〔車種名)にちょっと傷が付いたくらいで云々と説明しているのが耳に入りました、当時乗っていたのは、身内の遺品だった4ドアハードトップで、古くもなくキレイでしたが、確かにありふれたクルマではありました。ただ、被害者であるこちらの気持ちを逆なでするようないいよう、そしてぶつけた運転手からは謝る言葉一つ無く、横柄な担当者と事後処理の話をしました。どうも、向こうは、こちらが言いがかりを付けたとでも言いたげな態度で、頭に来ましたが、こちらの損傷も軽微だったこともあり、馴染みの車屋さんに処理を頼みました。で後ほど聞いた話なのですが、車屋さんと横柄な担当者との会話のなかで、むこうは不意に陸運のどこそこに知り合いが居る云々という話が出たそうです。車屋さんは気に掛けずに見積もり金額等を伝えて終わったそうなのですが、暫くして、懇意な損害保険会社のアジャスターさんが来て、普段の話をしている際、そういえば、バスにぶつけられたクルマが修理に入ったんだってね~と云われたそうです。ようは損保会社の別部門を通じて、自動車事故担当にも根回しをしてきたらしく、ここに至って車屋さんも陸運云々の話は圧力のつもりだったんだと思ったそうなのです。車屋さんの話によれば、お互いの当たった部位とその具合からして気付かないとは考えにくいし、担当者もそれは分かった上で、いろいろと余計なことをしてるんだろう、とのことでした。

そんなことを当たり前にしていて、民間の路線バスとは段違いの厚遇、そのうえ勤務シフトは歯抜けで、暇をもてあます。私の知っている頃からは、変わっているのかもしれませんが、現在でも、市内などの一部で公営と民間が共通して走っている路線では、特に昼間など、高齢者割引のある公営は満員でも、民間は空いているので民間に好んで乗りますし、たまに公営に乗ると、運転手の運転の荒さや、音声ガイダンス以外に運転手は一言も喋らない無粋な態度を目にしています。

以上の事柄より、路線バスの縮小、廃止には反対、という態度が取りがたいのです。



お詫び、ここしばらく記事の更新が遅れておりました。実際、日々の記事を推敲、更新するのが難しい状況でありますので、このブログの唯一の特長であった毎日更新遂行を終わることに致します。折角記事を書き始めても、更新アップできないようではダメです。猛省しておりますが、お許し頂けますよう、お願い申し上げます。


野菜MVP

2014-05-10 23:32:38 | 日記
3人で、一番の野菜は何か、雑談しました。
私の一押しはキャベツでした。生でも煮ても焼いても(炒めても)蒸しても食べられ、主菜、副菜、付け合わせ思いのままで、献立も多く、栄養価もそこそこ。歯応えなど食感も良く無駄になる部分も少ないなど、その理由はたくさんあります。
他には、ニンジンやジャガイモ、そしてもう一つの本命、タマネギを推す意見も頻出しました。どんな料理にもしっくりと溶け込む懐の深さは他の追随を許さず、唯一弱点は生で食べるときの苦み、でしょうか。ただ、他の食材と組み合わせてその苦みを活かすサラダにすれば弱点にはなりません。トマトと大根は信者というか、特段に強く推す方もおられましたが、トマトは栄養価は高いものの、和風のトマト料理は一般的でなく、大根は煮炊きする料理では他の野菜を圧倒しますが、サラダやおろし等の生食では、味の深みに乏しいということになりました。
とそこで、外野からも意見が飛び込み、曰く、モヤシが一番、とのこと。理由には、価格が安定していつでも買えること、適切に火を通すと、生のような食感で風味も良いこと、などを挙げておられました。賛同するにやぶさかではないのですが、モヤシ生産者の方のブログ等によると、太めのモヤシはエチレンガス等の成長ホルモンを使ったものが多く、モヤシ本来の風味があるのは、黒い豆(ブラックマッペ)の細モヤシらしく、歯応えの良い太モヤシよりも、細モヤシの方が好きなのでした。
その方は、わざわざ生産者直販(2kg入り)で購入してるモヤシに心酔してるらしく、曰く、細くて短いモヤシが一番美味しいとのこと。
閑話休題、結局キャベツ、タマネギが2強、その他特長のある野菜が猛追、というありきたりの結論になったのですが、ナスのサラダ等、面白いメニューもいくつか話題に昇り、実り多い雑談になったのでした。

カミキリ君の拘束旅行

2014-05-10 21:52:36 | 日記
記事タイトルに偽りありです。
先日のキマダラミヤマカミキリ君、近所の木に巣くわれても気分が良くないので、拘束したまま遠方へ移動し放つことにしました。小さな容器にいれたままで、カリカリカリ囓ろうとする音をずっとさせていましたので、給餌することにしました。成虫は樹液が主なお食事らしいので、硬めの綿(使用前のタバコのフィルター)に砂糖水を浸ませて与えると気に入ったのか食らいついています。移動中に適当なところが見当たらず、カミキリ君との連れ合い道中も二日目となったので、今度は蜂蜜を浸ませて与えました。すると砂糖水の時より明らかに反応が違い、むしゃぶりついています。加えて、しきりに体節をこすり合わせて、キューキュー鳴いています。まるで母乳をむさぼる乳児か、初めて裸体の女性に食らいつく少年のような、とんでもない勢いです。もうはなさないぞ、とばかりに綿を抱え込み、これでもかこれでもかと舐め尽くす勢いです。取りあえず、容器を囓ろうとはしなくなったので良し、として翌日、適当な木に放してやりました。まあ、もともとこの種類の幼虫は生木にはあまり見られないらしいので、不要な行為だったのかもしれませんが、蜜にキューキュー鳴きながらくらいつくカミキリ君の様子が興趣深く、印象に残りました。

遅めの筍

2014-05-09 22:21:13 | 日記
筍(タケノコ)は俳諧では春の季語ですが、数日前、ふと生えていたタケノコです。
見渡すと、一回り小さいのや、既に数mの高さまで伸びたのやらがあって、今年は無いのか、と思い、見過ごしている内に遅ればせながら生えて来たようです。
私の住まう地域から隣県にかけては、あまり有名ではありませんが、竹林の密集地帯で、遊びや仕事で様々な地域に出掛け、移動中に余裕があるときには、窓の外の景色を眺めるのが趣味の一つであるワタクシでも、この近辺ほど、道路沿い、線路沿いに竹林が繰り返し現れる地域にお目にかかったことは、あまりありません。その割りに、タケノコ掘りが盛んでないのは何故だろう、と、お店で国産と海外産のタケノコの価格差をみて思います。また田舎では、太い孟宗竹のタケノコでなしに、細めの真竹のタケノコは、写真のような地面から充分に突き出た状態のものを掘って、持ち帰るとすぐさまアクも抜かずに刺身で食べるのですが、これが、おいしい。竹林はその林全体が一つの個体と考えることも出来るので、どこの真竹でも刺身がおいしいとは限らない(個体差があるらしい)らしいのですが、刺身というだけあって、新鮮さがなにより重要らしいので、近くでタケノコが採れる方しか食べられない日本の味覚です。

締切

2014-05-07 23:28:40 | 日記
世の中には、締め切り、という現象があって、出版業界はじめ、応募や納期やさまざまなものを含む概念だと思います。かくいうブログなどにも、例えば毎週、とか毎日とかの更新を標榜してるようなところでは、同様に締め切りに囚われているでしょう。
拙ブログもそのはずではあるのですが、なぜかブログ主のタイダをクリティカルに反映していつのころからか、締め切られないブログになってしまっています。
というわけで、明日締め切りの文章作成真っ盛りなブログ主が、プリンターのトナーが無くなって、コンビニ印刷する方法を調べている最中なのでありました。
まあ、便利な世の中になったものなのです。

艦これイベントにて

2014-05-03 22:26:28 | 日記
2月より、興味を抱いてやっている、ウェブブラウザーで遊ぶフラッシュのゲーム、艦これ、ですが、一周年記念イベントということで、新しい艦船も登場し、賑わっているようです。そのなかに、軽巡洋艦として建造され、実戦には間に合わず、復員船、そしてその後、クロスロード作戦(米軍の原爆実験)にて標的艦となった酒匂(さかわ)があります。重い史実とはうらはらに、ご覧のルックスに「ぴゃん}が口癖の艦娘(かんむす)なのですが、そのセリフの中に、クロスロード作戦に触れるものがあり、ちょっと驚いてしまいました。復員船としてのエピソードにも、最期の時にも、現代にも通じるようないろんな問題があり、この悲運の船を知ってる方など少ないはずなのですが、こうして、形は全く違うけれど、広く知られるようになったのは、皮肉っぽくもありますが、良いことだと思います。
一週間以上残してイベントをクリアーしたので、色々と関連のトピックを読んでいたところ、山形新聞のコラムで、50代の方が、私と同じように、旧日本海軍の艦船の話が若い世代の間で飛び交ってる、その原因である艦これをやってみて、いろいろと感じたことを書いておられましたが、文章の最後に「名取(軽巡洋艦)は俺の嫁」と主張して締めておられたのは、笑ってしまいました。

ロドトルラ対策

2014-05-01 22:53:55 | 日記
俗に赤カビ、といわれている、風呂場のピンク色のぬめりです。
良く洗浄しても、乾拭きせず、濡れてさえいれば、翌日にはうっすらとピンクになっていたり、調度がクリーム系で目立たない浴室でも、キッチンペーパーで拭いたりするとピンク色に汚れる、暑いときには、たまった水滴の形にピンクの輪ができている、あの正体がロドトルラと呼ばれる酵母菌の一種なのです。
同じ真菌類でも、カビ、と違い、菌糸を張ってコロニーを作るのではないので、こびり付くことは少なく(こびり付いていたら、それはロドトルラ以外の他の真菌、カビです)、どすピンクの色とぬめりが気持ち悪いのですが、カビほど人体に悪影響はないようです。石けん、シャンプーの残滓やヒトの垢などの養分がなくても、驚くほどのスピードで繁殖し、ぬめります。実はこいつら、地域にもよると思いますが、水道管の中にも居ることがあります。悪質な菌では無いため、問題になることはないようなのですが、水道管から供給されている場合(シャーレがあれば簡単に確認できます)、対策は、乾燥と殺菌しかありません。風呂場を洗ったのち(あるいは最後に重曹水を吹き付けて流す)に乾拭き、最近の浴室暖房(乾燥)も有効です。ただ、いくら洗ったり乾かしても、浴室内には常に水が溜まっている箇所が幾つかあります。排水口?もちろんです、でも排水口の汚れは、他に影響を及ぼさず流すことが出来ます。浴槽の裏側?、ここもいつも湿っています、でも、時々掃除していれば、さほど濡れることはありません(カビがついていない状態を保つ)。さらにあと一つ、潤沢に水がある場所、シャワーのホース内、ここがロドトルラの温床になる場合があります。
以前、夏場に数日家を空けたとき、帰ってきて、ホース内から、ピンクっぽい水が滴り落ちたことがあり、それ以来、浴室を使ったあとの最後には、シャワーヘッドを床まで下ろして、ホースに勾配を付けて、中の水を抜くようにしてます。ゴポゴポと結構な量がでてきます。丁度その時期、近辺ではピンクのぬめりに困っている家庭が多かったらしいのですが、水を抜くようにしてから、ウチではさほど気にならなくなりました。その後、上水道側で何らかの対策がされたらしく、近所でもマシになったということだったのですが、私はホースの水を抜くのがクセになったようで、ゴポゴポやってます。

カラスにゴロを巻かれる

2014-04-29 22:39:08 | 日記
早朝、雨が上がったので、ゴミを出すついでに、クルマのボディーに残った雨粒を拭き上げ、そのまま外で一服していました。
さて、と玄関に入ろうとしたところ、数十メートル離れたテレビのアンテナに留まっていた2羽のカラスのうち、一羽がバサッと飛来し、大きく嘶いて飛び去ります。明らかに背後を衝くような感じでしたので、戻り、じっと見ていると、またアンテナ上にてこちらをうかがっている様子です。カラスに見えるところで腰を下ろし、もう一本タバコを吸って、じっくりと落ち着いた後、あらためて玄関に戻ろうとすると、また威嚇しようと飛んできます。手に持っていた雨水拭き取りに使った古いバスタオルをパンっと音がするくらい素早く振り、対抗します。明らかにあのカラスはこちらというか私個人を意識しており、どういうつもりかちょっかいを出してきます。ちょうど玄関先に有った、カセットコンロのカートリッジの先に付けるトーチを持ち出し、点火して、ティッシュペーパーを一枚、見えるように燃やします。その後、もう一分ぐらい、トーチを燃し続け、ゆっくりと引き上げます。こんどは流石に寄ってきませんが、その一時間後、クルマで出かけようとしたら、まだカラスは居て、遠くのアンテナから、近くのアンテナまで来ました。それ以上は何もしてきません。まあ、時間に余裕のある朝でしたので、オフザケの過ぎるカラスに付き合わされてしまっても、ちょっと自己嫌悪するくらいで、帰宅するまで忘れていた、そんな出来事なのでした。

天候不順

2014-04-27 22:50:23 | 日記
週間天気予報通り、GWの前半はパッとしない天気から始まっています。
急遽、GW明けに人と会う約束が2件入り、片方は楽しみにしながら、もう一方はちょっと気の進まない、そんな事案なのです。清濁混交というか、プラスとマイナス、ハレとケ、陽と陰、いろんな二元的要素が絡み合った複雑な気持ちで、ちょうどこの天気のようにどんよりとしているのです。また一方には、GW中の少なくとも1~2日、準備期間が要ることもあり、より気が重い。せめて夜だけでも晴れる日があってくれれば、ほおとため息の出るような星空が見えるのに、と都会の喧噪が少なくなる時期の良好な星空観望に期待しているのですが、今夜も望みは薄そうです。

注射

2014-04-26 23:18:20 | 日記
注射を打たれる機会がありました。
ディスポの注射器になったのは、もう随分前ですが、最近のは更に針が細くなり、深く刺してもさほど痛みを感じにくくなっているようです。また、入院してる身内を見舞ったときにも、丁度点滴していたのですが、点滴のコントローラーがどの患者さんにも用意されており、昔のような、ポタポタ落ちる様子を見ながらアナログ的にチューブを押しつぶして速度を調整するのは見掛けません。昔、バイクで骨を折って入院してたときは、点滴の時間を短くするために、自分で調節して、ポタポタをツツツツツーという感じまで早くして、薬液の冷えを感じたりしていたものです。で、どちらの場合でも、印象に残ったのが、接触感染など院内感染対策の徹底ぶり。注射の場合は、管理番号の付いたダストボックスを注射部位の近くまで持ってきて、注射担当する医師以外は全く触れないようにしている様子。まあ医療廃棄物は法律上の特別管理産業廃棄物といって、廃棄に厳密な手続きが要るので仕方のない事かもしれません。入院の病棟では、各病室に必ず手を洗う小さな洗面台があり、トイレも、トイレ内の洗浄水ボタンや、ダストボックスの開閉も非接触のセンサー、手を洗った後はドアノブ等に触れることなく出入り出来るようになってました。
特に、注射器の管理は徹底してるようで、なんか、自分が感染源になったようで、良い気分ではなかったです。まあ、様々な薬に耐性のある病原菌が増えた、ということなのでしょうが、私自身が生きてきた数十年の間に、菌の世界では、淘汰や進化がそれほどに進んでいる、ということで、動植物の進化と較べると驚異的な速度です。点滴の機器といい、感染防止対策といい、皆、医療費、健康保険費から出ているわけで、医療関係のメーカーというのは、今後も安定して成長し続けるのでしょうが、増大し続ける福利厚生費の負担というものを考えるとき、医薬品メーカーへのアプローチが少ないのは、彼らが企業として、医療関連諸団体と完璧に近いヒエラルキーを作り上げているのと無関係ではないでしょう。大阪の道修町にかつてたくさんあった、手作業で頓服薬を折りたたんでいるような製薬会社のイメージからは、途方もなくかけ離れ、これも驚異的なのです。

オオスズメバチ

2014-04-24 23:45:58 | 日記
朝のひととき。
ベランダにて、飛び散ったマツの花(おしべ)を掃除してたところ、植木鉢をどけると、小さなトカゲと目が合いました。ちょうどよいスキマを白日の下に晒されて、お冠のようでしたが、家の中に入られると厄介なので、箒で追い払うようにしました。トカゲは、ベランダの外に落ちてしまいましたが、そこを狙い澄ますよう、大きなハチが急降下します。ハンス・ウルリッヒ・ルーデルの操るスツーカもかくや、とまでは行きませんでしたが、結構急峻な角度で、明らかにいまのトカゲを狙っている様子でした。トカゲ君は、掃除機のコードが巻き取られるような動きとスピードで、下生えの中に逃げ込み、事なきを得たようでしたが、オオスズメバチがトカゲを襲うとは寡聞にして知らず、まあ、悪食な彼女らのことですから、さもありなんとは思います。もしくは、あのトカゲ君、オオスズメバチの巣にでも、ちょっかいを出し、それで付け狙われ、植木鉢の影に潜んでいたのかもしれません。
どちらにせよ、オオスズメバチは、しばらくそこいらを哨戒するようゆっくりと跳び回り、来た方とは逆の方向へと去っていきました。どうも百田尚樹の風の中のマリアを家人に勧められて読んで以降、スズメバチが飛んでいるのを見掛けると、その様子にストーリーを求めてしまうようになってるようです。ともかく、自宅付近ではほぼ見掛けることの無かったスズメバチを見掛けたということは、忘れないようにしないといけません。彼女らの行動範囲はかなり広いようで、巣にかかわらない限り大丈夫だとは思いますが。

フライパンの手入れ 後日譚

2014-04-22 23:19:02 | 日記
雑談の流れで、こびり付かないハードコーティングを施したフライパンの、容易に落ちない汚れの話題になりました。要は、いくら洗剤で洗っても、その類のフライパンには、汚れが残るので、油を入れて熱したあと、キッチンペーパーなどで強くこすると、驚くほど汚れているのが分かる、云々。
で、その話をしたちょっと潔癖症気味の方が、試してみたところ、「ウチのは違う」と自負していて、且つ、事前に充分に洗ったにも拘わらず、熱した油で拭くと、それはもう、イヤになるほど、汚れ、が残っていて、いくら拭いても尽きることが無く、結局、買い換えるそうです。
鉄製のフライパンなどは、特に調理現場などでは、使用後、油でゆすいだあと、また油をひいて保管しますが、家庭では、油まみれのフライパンを置いておく場合は少ないと思いますので、いわゆる、こびり付かないフライパン、はアリだとは思うのですが、その方にとっては、もうどのフライパンを選んだらよいか分からなくなった、と、苦情めいた言葉とともに、雑談からの展開事実を報告して頂きました。
結局、買い換える事になって、得をするのは、調理器具メーカーなので、これが深謀か、などと、思わないでもありません。

ステルスパイレックス

2014-04-21 23:46:43 | 日記
パイレックスと言えば、日本では、旧岩城硝子、現在は旭硝子の下で、AGCテクノグラスとなってるIwakiブランドの食器がよく知られています。
様々な製品があるようですが、低膨張の耐熱ガラス食器として、電子レンジの普及とともに、どこの家庭のキッチンにもあるメジャーな食器となりました。うちにもいくつもあって、耐熱、耐衝撃とはいえ、落としたら割れるときもあるので、たまに買い足して、いろんなサイズ、形状のものを使い分けています。
キッチンで、いつも便利に使っている、ちょっとおかずの残り物が出たときの保存用として便利な小型のボウル皿を探していました。食器棚、冷蔵庫、シンク、水切りラック、電子レンジ、あげくにはお米の中まで探しましたが、見つかりません。で、家人にたずねると、在処が判りました。

金ザルの下に、潜んでいます。金ザルでなく樹脂のザルや陶器の食器なら、その下に隠れているかもしれない、と探してみたでしょうが、金ザルの中は見えているもの、という先入観が、私にそこを確かめる動機を失わせていたようです。このパイレックスのボウル君、もし恣意的なものだったとしたら、見事なステルス戦術です。