朝、ゆっくりと自宅にいると、鳥のさえずりが、数多く聞こえます。
一番特徴的なのは、ウグイスで、この時期、雨の日以外は、必ずと言っていいほど、しかも、はっきりと聴くことができます。
ただ、他の鳥とちがい、ウグイスは葉の生い茂る木立の中では、さえずりの位置が分かっていても、なかなか見つけることができません。
以前は、姿が見たい、と思い、双眼鏡やスポッターで探したりしてましたが、ふと、探す行為の先のこと、水場や餌付けや、落としカゴなどの事柄に気付き、姿を見せないこともまた良しと考えるようになりました。
探したくなる動機は、狩猟本能、出歯亀趣向、もろもろの根源的欲求だとは思いますが、小鳥を腹の足しにしたいわけでは全くなく、鳥の声や姿にリビドーを惹起される異常者でもありません。好奇心や支配・征服欲に歯止めがきかない専横者でもないのです。
ヒヨドリやムクドリがこれ見よがしに姿を見せ、キビタキがその目立ちやすい色柄でふと目にとまり、声はすれども姿が見えないウグイスのさえずりが響き渡る。時にはチュンチュンと地鳴きしながら小枝を渉るスズメに見紛うウグイスが偶然現れることもあります。その偶然の僥倖は、探索の達成と同様な高揚感をもたらす上、ほぼ徒労に終わる探索のガッカリを感じることもない、お得な経験なのです。
一番特徴的なのは、ウグイスで、この時期、雨の日以外は、必ずと言っていいほど、しかも、はっきりと聴くことができます。
ただ、他の鳥とちがい、ウグイスは葉の生い茂る木立の中では、さえずりの位置が分かっていても、なかなか見つけることができません。
以前は、姿が見たい、と思い、双眼鏡やスポッターで探したりしてましたが、ふと、探す行為の先のこと、水場や餌付けや、落としカゴなどの事柄に気付き、姿を見せないこともまた良しと考えるようになりました。
探したくなる動機は、狩猟本能、出歯亀趣向、もろもろの根源的欲求だとは思いますが、小鳥を腹の足しにしたいわけでは全くなく、鳥の声や姿にリビドーを惹起される異常者でもありません。好奇心や支配・征服欲に歯止めがきかない専横者でもないのです。
ヒヨドリやムクドリがこれ見よがしに姿を見せ、キビタキがその目立ちやすい色柄でふと目にとまり、声はすれども姿が見えないウグイスのさえずりが響き渡る。時にはチュンチュンと地鳴きしながら小枝を渉るスズメに見紛うウグイスが偶然現れることもあります。その偶然の僥倖は、探索の達成と同様な高揚感をもたらす上、ほぼ徒労に終わる探索のガッカリを感じることもない、お得な経験なのです。