テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

意外にご存じない方が居られた二つのTips

2014-01-31 23:43:15 | Outdoor
最近紹介した、モノに関する、ごく簡単なTipsを二つ。

ファミリーキャンプなんて殆どしたことが無く、あまり知らない方とテントを並べることなど無いのですが、たまたま、ニアサイトで就寝することになったとき、とある方が、シュラフを開いてファスナーを下ろしたあと、再び閉められずに困っていました。
シュラフのファスナーは、殆ど上下から開く背面のダブルスライダーになっています。


布団をはらうようにスライダーを下げて、末端に埋まり込んだ状態になり、その方はスライダーをほじくり出すように閉めようとし、見かねたお連れの方が、さらにウりウリと引っ張り出そうとしましたが動きません。


見かねた私は、裏返すと簡単ですよ、と角の部分を裏返し、ファスナーを真っ直ぐの状態にして、ちょっと閉めてあげました。


なんでも、いつもこの状態になって閉めるのに苦労するので、シュラフから出るときは、勢いよく払いのけるようにして最後まで開ききってはダメ、と注意していたようですが、ファスナーの構造を考えていれば当たり前のことを失念しておられたようです。



もう一つは、クリップ類から、ストラップなどを外す時。
ゲートクリップとかスナップフックとか云われている留め具、便利ですが、片手では外しにくい場合があります。フックから外す、のではなく、通っているひもをもう一度通す、という考え方をすると、殆どの場合、片手で簡単に外せます。

この状態から、


手前のひもを向こうに回し、



こういう状態にして、引っ張ると外れます。





また、ひもにテンションが掛かっていて、自在に取り回せない場合、

クリップをひねります(ひねる方向が分かりやすいよう、ひもを開いています)




さらにひねって、


なおさらひねって、この状態にして、外します。


山登りで、カラビナを扱ったことがある方ならご存じの、意図せずロープが外れる原因となるねじれを利用した外し方ですが、これをご存じない方のまえで、手首を軽くひねって、スナップを外した際、まるで手品でも見ているかのような様子だったことを思い出します。

GUCKAUGEN

2014-01-30 23:55:28 | 写真機 画像
美術館のショップなどでよく置いてある、WERKHAUS(ヴェルクハウズ)社のGUCKAUGEN(グックオーゲン?)という、細かいミラージュフィルターのようなレンズの玩具です。
独逸製で、名前(guck 見る augen 目)のように、覗く為のもので、カットグラスを使った飾りではなく、歴とした光学玩具です。本国では、動物やキャラクター、カメラのようなものまで多種多様の製品が売られています。

レンズの縁は分厚いラバーのフレームで、目の回りにもよくフィットし、コンデジのレンズの前にあてがっても、ずれにくく、


手軽に特殊効果撮影が楽しめます。



この会社、もともとはMDF材を使った、多様な家具、小物類を本業としているようです。



MDF(中密度集成材)はパーティクルボードよりずっと細かい木材チップを樹脂で加温加圧成型したもので、反りなどがほぼ無く、机の天板など平滑性を重視されるものに使用されています。このGUCKAUGENは、ほぼハードボードに近いような硬いMDFで作られており、安易な樹脂製とは違う、温かく上質でソリッドな感触です。瞳の前にかざしてみると、視軸の位置や、対象との距離によって、例えば一人の顔が20以上に見えたり、回転させたりずらしたりするとで、さらに面白い視覚効果を得ることが出来ます。

エチレンガス

2014-01-29 22:58:05 | 日記
テレビで、キウイフルーツについての番組がありました。
酸っぱくない、甘く熟したキウイフルーツを食べるための知識をいろいろと紹介しており、例えば、カタチの悪いものの方が美味しいとか、ゴンとぶつけて一部を潰したほうが熟成が速く進むなどがありました。また、バナナなどの熟成促進でもお馴染みの、リンゴと一緒に保存する方法も紹介されていました。要はリンゴから発生するエチレンガスが、熟成を促進するしくみなのです。エチレンガスは、サイトカイニンなどと同様、植物ホルモンの一種で、植物の細胞に働きかけ、成熟を促します。ただその作用にも良し悪しがあって、野菜や花などはエチレンガスの作用によって早く萎れてしまいます。またそれとは逆の作用でジャガイモについては発芽を抑制する作用があるので、大量に保管する場合、エチレンガスと封入して有る場合があります。

卓上で、そのエチレンガスの話題になって、いろいろと派生する事柄を話しながら、傷みやすい野菜類とリンゴを一緒に保存してはいけないと説明する際に、「足の早いモヤシなんか」、という表現をしたのですが、ふと、もやしの一本一本が疾走している絵柄が脳裏に去来し、ひとり可笑しかったのでした。

自衛隊宮城地方協力本部@公式ですよ☆‏@miyagipco

2014-01-28 23:00:15 | 脱線して底抜け
転載です。

自衛隊の装備が開幕5秒で殲滅される雑魚キャラだったり、突然レーザー出したり、変形合体したり、未来に飛んだり、ましてや女の子や男の子になったとしても全然OKな懐の深い組織です。

サト吉氏飛ばしてます。
個人的にはこういう力の抜け方は好きです。
日本の自衛隊の特色は、”軍みたいなものである”ということに尽きますが、諸国に於いて、当然のように見受けられる、軍事優先の権力の傘が殆ど無いと云うことでもあります。
先日のおおすみの衝突事故でもそうでしたが、足蹴にされる自衛隊という図式がデファクトスタンダードな風潮があります。
いざという時には頼られ、また、警察などでは足元にも及ばない破壊力を持ってはいるものの、彼らを警官に対するのと似たような意識を持ってみている人は殆どいないでしょう。
彼らによる不祥事が決して無くならないのも、遠因はそういう風潮にあります。
所謂”軍法”を持ち自警組織があるなら、多少はマシになると思いますが、取り巻く環境、制度、装備のいずれもが片輪のような境遇に置かれている現実は、厳しいものだと思います。
サト吉氏を遠いところから応援する気持ちなのです。

木星観望

2014-01-27 23:13:12 | 双眼鏡 望遠鏡
この時期、深夜から早朝まで、木星観望の好シーズンです。
木星は赤道面の傾きが小さい、つまりは、自転軸が黄道面に垂直に近く、木星上では季節変化がほぼ無いと想定され、それが故に、表層を取り巻く大気(ガス)が自転軸を中心に整った渦流を形成し、それが例の特徴的な縞模様を形作っていると考えられています。
条件が良ければ、双眼鏡(10倍以上の大口径)でも、おぼろげに縞が見える場合もあり、10㎝以上の口径の天体望遠鏡などでは、大赤斑も見ることが出来ます。この縞模様がすなわち太陽系黄道面を表していると考えると、観測できる位置とその縞模様の向きから、地球の黄道面に対する傾き、地軸の向きなどを頭に思い描くことが出来ます。大赤斑は、超巨大な台風であるとも、濃密なガスによるソリトン(孤立波)の影響とも云われていますが、その実態の解明には、詳細な観測と分析が必要であり、宇宙開発が停滞している昨今の情勢では、まだ先のことになりそうです。
木星を双眼鏡で観る場合に、縞模様と違って比較的容易に観測できるのが、4つの大衛星です。ガリレオ衛星と云われるイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストの4つの衛星は、日によって、木星の影になったり、お互いに重なり合ったりするとき以外は常に木星とともに見え、特にイオは軌道周期が42.5時間と短いため、一晩の内に位置を変えるのが容易に観測できますし、他の三つもそれぞれの位置関係により木星の周りを回っている様子を窺うことができます。
もし、もう少し、木星の自転面が傾斜していたら、前述の縞模様や大赤斑もいまとはおおきく違っているでしょうし、なにより軌道共鳴状態にある3つの衛星の動きが、俯瞰方向から見えていたかもしれないと想像し、ちょっと残念に思うのです。


また、木星は非常に地磁気の強い惑星として知られていて、その極で見ることの出来るオーロラは、地球のものとはスケールの違う壮大な情景であるようです。


東京都民ではありませんが・・

2014-01-26 23:42:58 | 脱線して底抜け
今度の東京都知事選挙、いつもお馴染みの泡沫候補が輝きを増して見えるほど、有力候補に魅力がありません。

前都知事下ろしのキャンペーンが大成功した時点で分かってたような気もしますが、日本のGDPの5分の一を占める一大経済圏を統べる首長を選ぶにしては、寂しい限りです。
実際、首長選挙に限らず、東京の選挙というのは、個人的に不思議な結果が多い気もします。

実績や能力が有っても、高潔でなさそうな政治家、枯れ枝のように唯々邪魔な人、二人の有力候補を見ても、ゲンナリしますし、いっそのこと、強大な縦組織の長だった事があり、自治に関しては能力も実績も分かりませんが、災害や有事に即応できる強いコネのある新人候補に勝機があるかもしれないと思うのですが、過去、東京の選挙結果には、幻滅させられることが多い私の予想ですから、アテにはなりません。

明礬水(みょうばんすい)

2014-01-25 23:56:35 | 脱線して底抜け
薬局や食材店で売ってる焼ミョウバンを水100mlに1g以下程度溶かしたものです。

人体に使うので、煮沸し冷ました水道水か、精製水を使います。


混合した直後はご覧のように、溶けずに濁っていますが、一昼夜ほど放置すると完全に溶けて、外見はただの水と区別がつきません。

もともと汗かきなので、ワキガではないものの、暑い時期や、激しい運動の後などは、肌着の汗臭さが気になるほうで、市販の制汗剤やシーブリーズなどを使っていました。
自分の汗のにおいが気になりだしたのは、右腕を折って入院中の時で、完全看護の病院でなく、看護婦(当時)さんに清拭してもらうのも恥ずかしかったので、自分で身体を拭いていました。どうしても自分で拭けないのが、使えるほうの左腕の腋の部分。
背中など、他の体表は、濡らしたタオルに体ごと擦りつければ済みますし、その他の部分もギプスの先端に長いタオルを結び、一方の端を左手で掴んで、工夫して拭くことが出来ます。ギプス(グラスファイバーキャスト)で固められた右腕では左上半身の体側部にはどうしても届かず、仕方なく、シーブリーズなどのローションを垂らして塗り擦る、しかなかったのです。
そのような市販の製品の欠点は香料と、持続時間の短さです。大量の汗を長時間かき続ける場合、たとえば朝から晩まで、釣り用のウェーダー(腰より高いところまである長靴)を着用するような場合です。市販品は大量に使うと香りがきついし、少量だと、保ちません。ミョウバン水はそのような時に使います、古くからミョウバンの結晶(アルム石)は、入浴時などに使われ、制汗、皮膚の清浄に効果があるとされてきました。
人の身体でもっともクサいとされている、ヘソや足指の隙間なども、ミョウバン水を塗って乾かしておけば、一日過ごした後でも結構さらっとしていて、気になる臭いもしません。
ただ、若干酸性らしいので、お肌の敏感な方は、皮膚の厚いところで試してからにして下さい。

余談ですが、この明礬の「礬」という字、硫酸バンドの「ばん」らしく、今まで硫酸バンドの「バンド」は西洋系の外来語だと思ってましたが、礬土(ばんど)が語源らしい?のです。

なんちゃってマッサマンカレー

2014-01-24 22:56:06 | 脱線して底抜け
米国の大手情報サイトで、2011年に「世界で最も美味な料理ランキング50」の1位に選ばれたことから日本でも提供されるようになったタイカレーのひとつです。
缶詰等で、イエローカレー、グリーンカレー、レッドカレーが良く並んでいるように、日本でもだんだんと市民権を得つつあるタイカレーですが、マッサマンはタイ本国では、一部のご当地料理、イスラムの多い地域で発展した、鶏肉主体のカレーらしいのです。

私が食べたのは、無印良品のレトルトです。

これは、鶏肉ではなく豚肉が具になってるので、本来のマッサマン(ムスリムの)ではないのかもしれませんが、ピーナッツの実やタマリンドなどの果実、そしてタイカレーには定番の魚醤、ココナッツミルクが入ったマッサマンテイストのカレーです。

一袋300円と、レトルトカレーとしてみた場合はお安い商品ではないのですが、お味は大変美味しく、一皿の料理として充分な賞味に耐える、タイカレーっぽくない洗練された風味です。
多少、辛めですが、苦手じゃない方にはお勧め致します。


今宵は星降る夜

2014-01-23 23:22:21 | 双眼鏡 望遠鏡
ここ数日、宵のうちに玄関から天頂を見上げ、すばるを愛でる日が続いています。
肉眼で、ほんの小さな星の集まりにしか見えず、むっつあるのがようやく判るくらいのちっぽけな星団ですが、双眼鏡で見た時の美しさは、何度も言いますが、比類のない宝石のようです。
今夜は、それに加えて、オリオン大星雲の形もハッキリと判ります。黒く透き通った感じのする背景に、白くおぼろではありますが、ガッチャマンのマントのような姿が浮かびます。手持ちでは心許ないので、三脚を持ち出しじっくりと見ます。


冬の星空の醍醐味を感じる夜です。

超広角双眼鏡、ミザールSW-550、SW-525について

2014-01-22 22:18:01 | 双眼鏡 望遠鏡
何度も同じ双眼鏡について記事にするのは、ちょっと躊躇するトコロではあるのですが、今日、久しぶりにSW-550、SW-525を一緒に持ち出して、置きっぱなしの双眼鏡、一二三光学さんの10x50BCF、そしてパピリオ君ととっかえひっかえ覗き較べしてきました。
前回までの記事のおさらいになりますが、SW-525とSW-550の見え具合の差異はかなり小さく、要素によっては個体差の方が影響が大きいトコロもあります。ただ、対物レンズ及び、鏡筒内にホコリが入らないよう、カバーレンズで覆われているSW-550は、筐体自身の変更もあり、SW-525より重くなっている事は間違い有りませんし、実際、アイカップの無い両機を、親指と人差し指をアイカップ代わりにして保持する場合、SW-550のほうがフロントヘビーでずっと重く感じます。これは数分間覗いていれば誰でも感じるレベルでしょう。
また、拙ブログでも言及し、Web上の様々な情報ソースでも、品質上の不具合が報告されていますが、少なくとも、日本のメーカー、販売業者では、万一不具合が有った場合でもきちんと対応してくれるはずですし、ヨドバシなどでは店頭在庫もあるようなので、購入時に実機を確認する事も出来ると思います。個人的な経験から云うと、この双眼鏡、対物レンズ群がインナーの鏡筒と一緒に前後してピントを合わせるようになっているのですが、その移動範囲が個体によって違うモノがあり、最短合焦距離が3~4mのモノや、1.5~2mのものなどがありました。またそのような明らかな組立ミス以外にも、不注意や確認不足のモノもありましたので、SW-550を入手しようと思っている方は、実機を確認して購入されることをお勧めいたします。



両機の比較 左のSW-550ではカバーガラス内のテーパー部分に刻まれている多重同心円状のリブに汚れがついたまま コレは私の見た4台全て同様。SW-525は綺麗ですが、これは購入された方のお手入れによるものかもしれません、実際、緩くて使いモノにならないと悪評だった対物キャップを別のポリキャップに換え、取付穴も別の双眼鏡の陣笠を浅いネジ穴に合わせて加工してスマートに塞がれています。



両機の顔つき 上のSW-525(フルマルチコート)下のSW-550(対物、接眼マルチコート)とはいうものの525は前玉の裏、550は前玉の表がモノコートに見える(しかも前玉の裏がマルチっぽい謎仕様、組立ミス? カバーガラスは両面マルチのよう)。低価格双眼鏡ではコーティングの差が明るさを大きく左右するため、マルチコートの謳い文句が様々に使われているが、その典型のよう。



覗いてみて、広大な視野内に目につく瑕疵はないか、合焦機構など可動部の確認等をされることをお勧めいたします。また旧記事宛のコメントで紹介頂きましたサイトロン社製の同型機は扱いが趣味人(シュミット)という良心的なお店なので、そちらを選ぶのも良いかもしれません。

さて、SW-525、SW-550の見較べが終わった後は、他の双眼鏡を取り出します。
この両機を覗いた後、10×50BCFを覗くと、かなり違和感があります。それなりに広視界な双眼鏡ではあるのですが、倍率の違いによる実視野の差異が、違和感の要因です。明るさは10×50BCFの圧勝、コントラストや平坦性も然り。ただ5倍の双眼鏡をずっと覗いていた後に10倍機を覗くと、その手ぶれのし易さにも驚きます。常日頃、星見に10倍機を使うときは、ある程度まで手ぶれを気にせず使えているのですが、しばらく5倍機を使ったあとでは勝手が違うようです。パピリオ君は、倍率こそSW両機に近めですが流石に視野角の違いは如実に分かり、両機から覗き換えた瞬間は、暗っ、狭っ、と感じますが、コントラストの良さと歪曲の少なさが、視野内を整えて見せ、徐々に狭さを感じなくさせます。
やはり、SW両機の最大の魅力は、その広大な視界です。人の目が何かを注視したとき、鮮明に見えている範囲はおもいのほか狭いモノですが、それでもその周囲が一般的な双眼鏡のように黒い、のと、SW両機のように注視対象の周辺情景があるのとでは、臨場感が全然違います。加えてこの両機はヒトが視線を動かさずに鮮明に見えている範囲にほぼピントが合い、低倍故の見易さとそこそこの解像感もあります。アイポイントの決まりにくさも持ち方構え方に慣れることにより、ある程度素早く安定させることも出来ます。
現在、昨年の発売当初より価格も下がってきてます。ミザールさんのほうでも、不具合報告に対して、何らかの対策、改善努力を考慮されているようです。実際ごく普通の品質が維持されていれば(スカな組立工じゃなければ)十分に魅力的な製品です。
人柱承知で入手し、一旦は見事に埋まってしまいましたが、啓蟄を先取りするように這いずり出てきましたので、ぜひともこのSW-550がSW-525の前轍を踏むことがないよう期待したいと思います。

夕焼け

2014-01-21 23:22:40 | 写真機 画像
夕焼けというのも、特徴的な言葉で、英語・ラテン語で sunset、フランス語で coucher du soleil、ドイツ語で Sonnenuntergang、ロシア語で закат、など、いずれも日本語の、夕暮れ、日没により意味が近く、他にも、夕日、という意味の言葉はあっても、夕焼け、に相応した意味の単語は他の言語にはあまりないようです。

私が惹かれるのは、

この絵柄より

これ。

さらにはこんなのより、


これ

なのです。

好ましい方の写真は、ウインドウ越しにやっつけで撮ったモノなので、肉眼で見た情景の何分の一しか顕せていません。
夕焼けという言葉はあかく燃えた色合いを意識に惹起しますが、陽光に炙られて空と雲に火がつく、そんな風景を良く表せていると思うのです。


Walkstool Comfort(ウォークスツール コンフォート)その後

2014-01-20 23:03:45 | Outdoor
休日や、深夜、早朝に近辺を徘徊するとき、ウォークスツールを持ち歩いています。
軽いですし、本体についている吊りさげループで引っ掛けておけるのが便利です。
星見でもそうですし、近傍の水辺や公園で、双眼鏡を持って散歩するときでも、見たいものや鳥や情景があったら、スッと腰掛けてゆったりと見てます。
たとえ低倍率の双眼鏡でも、立ったまま見るよりずっと安定し、また場所も選ばないのが良い感じです。高めの倍率の双眼鏡を持ち出して、見つけた鳥を同定しようとするときでも、普段は片膝を着いて、低めの安定した姿勢で見たりするのですが、このスツールに座っているとそんな必要もありません。

同じ時間歩いていても、ところどころでウォークスツールに腰掛けながら動き回っていると、よりゆったりとした感覚で過ごせ、ちょっと贅沢で得した感じです。
かなりお年を召したバーダーの方から、声を掛けられて、そのイスいいですね、と云われましたが、値段には少々驚いておられました。

使っている内に分かってきたのは、このウォークスツール、脚の石突きが開く方向に滑りやすい場所ではステディを使った方が、剛性感が増します。要は、脚の角度などが、石突きで地面に突っ張る力をトラス構造として生かすように設計されているようです。
まあ、そのままでも充分に強度は有りそうなのですが、深い砂利、砂が浮いた固い土、等ではステディが殊の外有効で、軽量でありながら、頑健無比に使えます。



あと、私、煙草を嗜むのですが、いくら携帯灰皿を持ってるとはいえ、立ったまま吸っているのは、歩行喫煙みたいですが、ウォークスツールに腰掛けて吸ってるとそんな感じはしないかな、などど独自理論を自らに言い聞かせていたりもします。

Photon Freedom-micro Covert Nose UV-LED

2014-01-19 22:00:53 | 懐中電灯
以前、フォトンもどきを幾つか持っていますという記事を書きましたが、今回は本家のフォトンです。ストラップ、クリップのついたホルダーが付属しています。
本家のフォトンは、単に灯くだけでなく、明度調整やストロボ、自動オフなど制御チップによって様々にコントロールできる、おそらくはもっとも小さなインテリジェントライトです。
もっとも、今回買ったのは、UVタイプ。紫外線LEDなので、明度調整など、さほど意味がありません。最大照度でも肉眼では暗いままですが、紙幣の蛍光インクや時計の夜光文字などを照らすと盛大に明るく反応します。以前から持ってるフォトンもどきの紫外線タイプは、波長が高めで、肉眼でよく見える割りには、蛍光インクなどの反応はやや控えめです。このフォトンは、先端がカバーされ、横へ光が漏れないようになってますが、いかにも強い紫外線を発しているようです。夜光・蓄光塗料へ僅かな時間照らすだけで、強く反応します。また、レンズについたホコリ、コーティングの傷なども如実に分かりますが、反射光を長時間見ないよう、気をつける必要があります。以前、木工用のUV硬化塗料(非常に硬く傷つきにくい被膜になりMDF材などの仕上げに使われています)のUV照射炉は、発光源自体が大きく、遮光壁含め大きな図体でしたが、昨今では、高い効率で発光波長帯域が良く収束されたLEDを発光源にすることで、炉というよりゲートのような形状になったものもあります。赤外線LEDも昔の巨大な赤外線ライトを驚異的に小型化したように、特化したLEDの進化を感じられる製品です。

2014-01-18 23:42:47 | 日記
今冬、少なくとも私の経験する初雪が夜半から降り始めました。
冬山に慣れ親しんでいた頃とは違い、単なる初雪にも、なんかしみじみとした季節を感じるのです。
風が強く、天気図によれば、すぐにも止み、決して積もることなどなさそうですが、雪が舞うと、有る一定以上の向こう側の小さな音が全て吸収され、聞こえにくくなる、その静けさが結構好きです。さらには、積もった中をじゅっじゅっと踏みしめて歩くのも、足もとの音をダイレクトに耳で感じられて、他では得られない、稀有な感覚なのです。

しんしんと降る雪、という表現がありますが、擬音語とその使い回しの豊かな日本語のなかでも、意味合いからも、実際の音からも、まさにふさわしい言葉です。

キミとなでっこ!

2014-01-17 23:58:42 | 本、小説、漫画、動画、映画、音楽等
いつのまにか、西尾維新氏の代表作のようになっている物語シリーズですが、アニメシリーズの今月末発売のキャラ本、第4弾千石撫子のなかに、恋物語最終話でチラ見せし、エンドロールでも興味を煽った、物語中で千石撫子が拘泥し、憑神落としの動機にもなった自作漫画が載るそうです。


もちろん、キャラ本など購入するつもりはないのですが、あざとい関心の乞い方に、漫画には興味があります。この物語シリーズでは、サブリミナルのようなシーンや、

ここでも紹介しているような、日刊紙などへのショートストーリー掲載、などなど、おそらくは作者の西尾維新氏も積極的にかかわっていると覚しきメディア拡販の手法に、彼の才能の一面を感じます。コピーライターっぽいというか、言葉の音感(語感よりもうちょっと音っぽい感じ)にたいするコダワリが垣間見えるのです。
戯れ言使いシリーズや刀語シリーズなどでもそのような傾向は有ったのですが、現時点での彼の代表作たる本シリーズではそれが顕著になってきているようです。
肝心の、小説のほうも、終物語 中編が同じく今月末に上梓されるようですので、アニメの花物語がどのような形で提供されるか含めて、期待したいトコロなのです。