テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

Alison Moyet

2012-06-30 22:20:12 | 本、小説、漫画、動画、映画、音楽等
ワタシ、時に、唄声を一聴しただけで、惹きつけられてしまう女性ボーカルの方がいます。
和洋老若美醜カンケー無しに、メロディーに乗ったその声を聴くだけで、心地イイ声。
ちょこっと前にカバーが結構出た、オンリーユーで知られるYazooのボーカル、Alison Moyet(アリソン・モイエ)もその一人。
ソロになったあとの3枚、彼女が30歳までに出したアルバムを持ってますが、その後もずっと音楽活動はやっておられて、2007年までに、オリジナルアルバムがあと4枚、2009年にはベスト盤等、あまり名を知られてはいませんが、ブルーアイド・ソウルの実力派です。ユーリズミックスのアニー・レノックスと被るようなトコロもある彼女ですが、天才の血統がアングラに転んだ雰囲気のアニー・レノックスとは違い、アリソン・モイエは揺るがない大地を思わせるR&Bの粋のような武骨さがあります。
オンリーユーは繰り返し聞いても飽きることのないお気に入りの曲なのですが、他のオススメとしては、ソロデビューアルバム(当時はLPレコードだったなぁ・・)の中の”Invisible/とどかぬ愛”です。ずんと気持ちを揺さぶる、彼女の唄声に、聴き入ってしまいます。



Nitecore Explolerシリーズ

2012-06-29 23:29:03 | 懐中電灯
EC1 - CR123A, max. 280lm

EC2 - CR123A (2), max. 320lm

EA1 - AA, max. 180lm

EA2 - AA (2), max. 280lm

同時に四つのモデルが販売になる新製品です。
昔からnitecore.comや姉妹ブランドだったraidfire.com(今はないです)は、よく鯖落ちするドメインなので、アメリカのライトフォーラム、CPFのページをリンクしておきます。
ここも、一時期、高機能、高品質に加えて、大光量の製品に注力したこともあったのですが、今度の新モデルはスマートなコンセプトで作られた実用ライトのようです。

CR123、NiMH等の高性能電池を使うフラッシュライトは一時期、Surefire製品の派生、コピー、追従モデルが殆どを占めました。

それくらい、Surefire社のフラッシュライトは、フィラメントの時代、汎用のMiniMAG除いて、敵なしの感がありました。
LEDの時代になってもやや出遅れたきらいはありましたが、L4やA2など名作ライトを産み出しています。
その影響で、ライトのスイッチと言えば、テールツイスト、テールプッシュのものが殆どで、タクティカルライトとしては逆手に持ち、親指でテールスイッチを操作するのは都合がよいのですが、汎用の順手持ちでは、テールスイッチは却って扱いにくいものです。
Explolerシリーズは、すでに紹介したSC600などと同じく、ヘッド側のサイドスイッチで、Surefireの呪縛から解き放たれたように、ゴムブーツも被っていません。ここが気に入ったのです。汎用の懐中電灯はサイドスイッチの方が、使いやすい状況が多いと思っています。また2個のスイッチで光量切り替えやインジケーターを兼ねた赤LED点灯など、機能も充分なようです。
前にも一度云いましたが、あまりにも大光量過ぎるライトはその大柄さ、発熱、大消費電流に見合うほどの使い道を見いだせません。星見で身にしみて分かったのは、暗闇で本当に必要な役に立つ灯りは、いくら大光量が必要な広い暗闇でも、手もとの洩れ光量が膨大になると、却って目の暗順応を損なうため、ドカーンと明るいモノではなく、そこそこの光を必要なところへ照射できるモノだということです。その点でも、大きめで結構深いリフレクタを備えているExplolerシリーズは期待できそうです。

永らく、新作のライトを入手していませんでしたが、久々に購入意欲が湧いてきています。



割と、ジックリ星見

2012-06-28 23:58:03 | 双眼鏡 望遠鏡
今夜は雲はそれなりにありますが、全天を覆うほどではなく、月がスピカと土星を従えて天頂から西の空へ降りていくのがよく見えます。
簡易三脚に10x50BCFを据えて、かみのけ座、うしかい座と見ていきます。
傍らのStellariumを参考にすると、7~8等級の星々まで見えています。
降るような星空にはほど遠いのですが、却って一つ一つの星像をじっくり確認できます。やはりアークトゥルスのような明るい星像では、ごく僅かに滲みが有るような気がします。凝視して滲みがあるかと言われれば、そうでもないような気がするくらい、僅かな滲みですが、増倍管ででたノイズのような感じで、チクっと触るのです。

とりあえず、今夜これからは雲の合間を見て、せいぜい星空を愉しむコトに致します。下界の俗社会とは違う、遙かな宇宙の疑似散歩です。

昔のハナシ

2012-06-27 19:41:17 | 脱線して底抜け
ワタシが幼少の砌を過ごした家は、古い造りの家で、玄関の三和土から、台所までが地面の高さと一緒で、台所には使ってはいなかったものの、かまどと煙突と、換気用のヒモで開け閉めする高窓があり、玄関の扉は格子戸の引き戸でカギはネジを回すだけの簡便な閂でした。玄関横には、出格子になった張り出し窓があり、軒の庇の上は、厨子二階で虫籠窓があり、永らくその窓の横がワタシの寝床でした。厠には、石の手水盆があり、窓は紙張りの格子窓です。

なぜこんなことを思いだしたのかというと、最近とあるニオイを嗅いだときにそのあまりの強烈さに辟易したことがあり、同じように、強いニオイの記憶として、いにしえの住まいの玄関先でゴミ(紙くず木くず段ボールなど)を燃やしているとき、家人が間違って入れた猫(シャム♀)の粗相(固形)の燃焼するニオイを思いだして、芋蔓連想の結果なのです。このようにニオイの記憶は明瞭に説明するのはムズカシイのですが、結構鮮烈なイメージがあるので、驚くことがあります。


あの頃は、何所の家でも会社でも学校でも、ゴミの量を減らすために、可燃ゴミは、一斗缶ドラム缶焼却炉野焼き等で日常的に燃やしていました。

もちろん下町ではありましたが、今も昔も変わらぬ日本の中心都市のひとつでのお話しです。



小汚い政治屋達の野卑て滑稽な政治の真似事

2012-06-26 23:55:25 | 日記
莫迦らしい。
そう唾棄するしかない、民主党の国会議員たち。
”造反組”の一人が、議決直後にインタビューに答えて、これから地元の選挙区に戻って、反対票を投じたことを報告すると答えた。
その議員自身が、無能な阿呆であり、その無能さに相応しく、選挙区の有権者も自分と同程度の愚か者としか捉えていなくて、そのうえ小バカにしているんですよ~♪ということを、そんなにあからさまにして、なにが嬉しいんだろう。
選挙で選ばれると云うことは、その候補者の属する政党の掲げる公約、理念、候補者自身のそれを、自分たち有権者の代表として、国政の場で実現するために、その候補者の人格、政治の力量を評価されたということだと思う。
場合によっては、選挙区の有権者の意に沿わないことも政治の中で生じるかもしれないが、その議員の政治家としての力量に期待して、有権者達の代表として有権者でないひとも含めた国民の議決権を賦与された立場である国会議員が、このような体たらくで、それを嬉々として報道するマスメディアにもこの上ない頼りなさを感じる。
幼稚な言い方をすると、この議員は、選挙の時に約束したことはできなかったけどジブンはそれに反対したんだから、ジブンのことだけは大目にみてね。ってことでしょう。
重ねて云いますが、莫迦らしい。
高邁で世俗離れした議員も困るが、自分と同程度にしか有権者を捉えていない阿呆議員がジブンでも気づくことなしに有権者をよりバカにしたことを堂々と言い、それに突っ込めない記者達。
小学校の社会科から、もういちど勉強し直し、学級会程度の会合から出直すことをオススメしたい。

ファンライト(懐中電灯のオモチャ)

2012-06-25 22:50:03 | 懐中電灯
実用ではないと云うことです。

左のアヒルは、左羽根のプッシュボタンを押すとグワァグワァ鳴きながら口の白色LEDが光る。右のずんぐりカエルは口を開けると、バキバキと蝶番部分が鳴って口中で赤色LEDが光る。他にもシャッター擬音つきカメラ型、ブタ型などのキーホルダーライト、ペン型でジュラシックパークのロゴの影絵が浮き出るライト、イロイロあります。
オミヤゲ屋さんやホームセンター、100均ショップなどなどで買いあさります。
実用にはならない、ムダなモノを愉しむ気持ちのゆとりが、そこはかとなく和みやすいのです。

梅雨模様のまま膠着-勝間光学SS10x50SK-Dと一二三光学10x50BCFの横並び

2012-06-24 20:39:28 | 双眼鏡 望遠鏡
今朝ほどは、一旦晴れ間も見せ、梅雨の中休みで、星天の期待をいだかせる様子でしたが、やはりだめ。

日中、比較準備として10x50の2台をパラレルツインで三脚に搭載した様子。

これ以外にも、タンデム、バーティカル、いろんな搭載のしかたで、15x70も追加したりしてみましたが、単純な横並びが比較しやすい感じです。

取りあえず、パラレルな状態で真っ先に気づくのは、ビノホルダーの差。

やはり見た目の構造通り、勝間の方が頑丈です。一二三の方は汎用性が高いツクリですが、この10x50やそれ以上の重さの双眼鏡に対しては、微振動が出やすい感じです。

対物側から覗いた様子では一二三のほうがややプリズムが大きく、経路に余裕がある様子です。最短合焦距離は勝間が6~7m、一二三は8~10mってところで、像面湾曲は、勝間の方がずっと穏やかです。アイポイントに関しては、一二三のほうが寛容で手持ちでも使いやすそうに思うのですが、スリムな勝間に比べると保持性、特に片手での持ちやすさに劣り、CFを生かして鳥見にも使うなんて場合には、ハンドグリップなどを用い、ピントリングを操作しない方の手で確実に保持するほうがイイです。

かたや勝間はIFですが、被写界深度の深さもあるし、両手親指人差し指で同時にクリクリできれば、鳥見にも問題なく使えます。

ただ、このあと、他の双眼鏡とも手持ちで比較したのですが、8x20の軽さ、8x42のフラット感、そして何よりWP6x30SB-Dの圧倒的な使いやすさは、10x50の2機種を振り回したあとに、例えようもなく魅力に感じました。

手入れ

2012-06-23 21:31:10 | Outdoor
ふと思い立って、アウトドア用品の手入れをしてみた。
おそらくはもうそろそろ崩れるだろうガソリンランタンのマントルの張り替えや、ガソリンストーブのジェットの掃除、パッキンの注油、ソロテントのチェックなどなど。
一番古い道具は25年以上、新しいものでも、7~8年は経っており、この分野の道具の長寿命を思い知る。
もちろん新しもの好きのワタシのことなので、ジェットボイルやフォールディングカップなどなど、新奇なモノにもスグ手を出しますが、いかんせん耐久性に乏しいものが多く、いきおい古いモノをいつまでも大事に使い続けることとなる。
20年以上、日常の足がバイクからクルマに変わってからも、毎日のように使っていた旧ロゴのグレゴリーのデイパックも、あちこちのほつれだけにとどまらず生地そのものが薄くなってきたので、いまはさほど使ってないのですが、まだ充分に使える状態です。


この分なら、最近買った素性のよい道具類、双眼鏡や、懐中電灯など、ジブンの寿命よりずっと保つんじゃあないかと、要らぬ心配が擡げます。

10x50BCF ワイドタイプ双眼鏡によるプチ星見

2012-06-22 23:34:41 | 双眼鏡 望遠鏡
雨でダストは少なくなっていますが、ややカスミ雲が残る条件で星見です。
天頂付近は結構よさげな見え具合なので、微光星まで丹念に拾っていくと、8x42よりは上で、広角視界が生きます、やはり10x50というスペックは星見に好適で、この一二三の双眼鏡はツクリの良さもあり、カチッとした操作感とともに、価格以上の満足感があります。

長らく、星見できる天候ではなかったので、じんじんと嬉しくなってきます。
三脚に固定した状態で、人工衛星がすーっと走っていきましたので、よく分かりましたが、視野角の8割以上の範囲できれいな点像です。ただ、ベガ等の充分な光量の星像は微かに滲みが見られるような気がします。もっと条件の良いときに、キッチリと比較してみたくなる高性能機です。付属品がプアだとはいえ、これで15kとは本当に感嘆します。

シロートの戯言 その5

2012-06-21 23:43:34 | シロートの戯言
先頃、公取委が独禁法上、問題有りとしたJASRACが、云ってみれば完全無罪となった。

ウチには数百枚の音楽ソフトがあって、輸入盤、自主製作盤以外のどれもにあのイケてないデザインのJASRACマークがある。

で、そんな大量お布施ユーザーから一言云わせて貰いたい。

寄生虫め、と。

まだ、幼い子どもの頃、どこもかも音楽で溢れていた。瀬戸の花嫁は長らく瀬戸内海の夏の浜辺のテーマソングだった。

著作権を大事にしようというのは分かる、ただ、音楽を楽しむそのカタチにはいろんな種類や段階があっていいはずで、演奏会やラウドスピーカーでの垂れ流しや盆踊りやその他もろもろ全てにおいて、金を取り尽くそうとしているこの利権団体には、嫌悪感しか感じない。

違法ダウンロードやリッピングを取り締まろうという意気込みは、分からないでもない、ただ、それらの行為が、音楽ソフトの売り上げを阻害しているという考えかたに、自己矛盾があることに考えが及ばないトコロが痛い。

音楽はまず買うものではない、まず聴くものだ。
聴けなかったり、聴くのに障害を設けるような行為をしておいて、音楽が振興するなんてあり得ない。
好きになった音楽や、気になる音楽を、より楽しみたい、もっと知りたい、そんな気持ち、音楽を好む、愛でる、親しむ、その方法を制限しておいて、売り上げが上がらないなんて、音楽に於ける著作権管理団体が聞いて呆れる。
音楽産業というコトバからして気に入らない。
お金と結びつけてしか物事を考えられない亡者の悪い塊みたい。

音楽は云うまでもなく、いろんな芸術、嗜好のなかで、時間の進行と密接に、組んずほぐれつ絡み合った非常に特殊なものだと思う。
いろんな芸術作品のなかで、音楽は、刹那を切り出してしまうと、全く意味のなくなる、根本的に動的な芸術だ。また動的な芸術のなかでも、目で見る映像や、舞などと違い、方向性がないのも素晴らしい。どんなに綺麗な映像や華麗な舞も、見られていなければ芸術として成立しないのに、音楽はその空間で時間の進行を共有しているヒト全てに届く。

音を楽しんで貰う、その独自の訴求力が、誰かの営利活動に益しているなら、その分け前は当然いただくべきだとする、ショバ代を要求するヤクザにも似た寄生虫、規制厨の団体がJASRACなのだと思う。

スタミナ源たれ 焼き鳥のたれ

2012-06-20 23:43:31 | 脱線して底抜け


KNK上北農産加工農業協同組合、スタミナ源たれシリーズの焼き鳥のたれです。

うまい。

一言で済んでしまう紹介なのですが、焼き鳥(炭火)、バーベキューなどの直火調理以外、フライパンやホットプレートなどでも美味しく焼けます。
とろみがあって、よくからむので、漬け込んでおかなくても、焼く直前に混ぜ込むだけで充分に味が付きます。
コツは砂糖分が多めなので、焦げ付かないようたれに漬けた鶏肉、白ネギのブツ切りをよく箸でかえしてやること。そうするだけで、見た目にも香ばしそうなゴクウマの焼き鳥ができます。フライパンでは、網焼きや串焼きとちがって、タマネギの細切りや糸こんにゃくと一緒に焼いても、また美味い。
小さめに切った鶏肉とタマネギの細切りをこのたれで焼き、ご飯にのっけて、焼き鳥丼、これも凶悪なまでにオイシイ。
魚の切り身をコレで焼くって人もいます。テリヤキコクウマ味らしく、とんぼ節など抜群に合うとおもうので、いい材料が入手できれば、試してみますが、どれほど美味かったかは発表しません。



10X 携帯用ルーペ(一二三光学機械製)

2012-06-19 22:54:14 | 写真機 画像
かなり前に、ビクセンマーケティングのアウトレットの30倍ルーペを紹介したことがあります。
確かに高精度なルーペでピントストッパーの具合もよく、常時持ち歩いてイロイロ役立てているのですが、やや視野が狭い。印刷のドットプロセスのドットそのものを見るのには何ら支障がないのですがドットの分布を見るのには不適な感じです。
で、倍率のそう高くないルーペも時間を掛けて物色していたのですが、一二三光学の10倍ルーペを購入しました。

左の30倍、デジカメではアイポイントで合焦せず狭くみえていますが、実際に肉眼で見たときには、「因」の字が余裕を持って視野に入って見えます。盛り上がったインクの嵩までみえるのはさすがです。
右の10倍、ヘリコイド等合焦機構がないので、軸ブレしないよう微妙に前後させて覗く必要があり、シビアに調節しないといけないのですが、解像度は非常に高く、30倍でみえていたものが解像度不足で見えないなんてことはありません。視野も充分に広いので、使いやすいです。

もひとつビックリしたのは、10倍の筐体の精度。2枚の円板が2本の柱で支えられた構造、見た目以上の精度で、格納した状態でやや重心位置に偏りがある(使いやすくするため当然なのですが)本体、ガラステーブルの上で横にして立てると、振り子のようにいつまでも左右に揺れて転がっています。
高精度に2枚の円板が合同で平行でないと、こうはなりません。2本の柱の取り付け位置や、柱と円板のビス留めのトルクまで円熟の技巧で組み立ててあるのでしょう。過剰な工作精度なのかもしれませんが、昔、初めて一眼レフに触れたとき感じた精密な手触りと同様です。


連載:星空観望のお勧め 09

2012-06-18 22:52:56 | 連載:星空観望のお勧め
前回まで、TPOや道具など、メソッドに重点を置いてお話ししました。
天候と時間と場所と道具を上手く適合させてやれば、普段何気なく見上げるより、ずっと沢山の星を観ることができるはずです。
実地の星空観望で、星座、あるいは星そのもの、惑星など、お目当ての星の位置を知り、それを見るには、事前の知識、情報が必要です。星図、星座盤等から、お目当ての星の位置を見定め、或いは、自動導入装置のついた赤道儀に搭載した望遠鏡でお目当ての天体を見る、というのが旧来の見方でしたが、ノートパソコンと、スマートフォンの普及で、以前に述べた天体観測アプリを利用することにより、大きく探し方が進歩しました。
ノートパソコンの場合は観測地点の設定、方位角の調整が必要ですが、スマホの場合、GPS、Gセンサー機能で、見たい方向へ向けるだけのお手軽さです。ゲーム機のDS用の星空ナビも、GPS機能こそなく、観測地点の設定は必要ですが、方位角センサーで簡単なキャリブレーション後は、スマホと同様、見たい方向へ向けるだけのお手軽さで、現在の星空を詳細に見ることができ、観たい星を検索して探すコトもたやすくできます。

ただ、それぞれの星、星座、さまざまな天体にまつわる由来やお話し、あるいは星団や星雲の個性有る美しさは、なんらかの予備知識として身につけていなければ、どれをお目当てにすればいいのかも決めかねるでしょう。
時期、観望時間、使う道具により見ることのできる天体は異なります。カシオペアや、北斗七星から、北極星を見つける術があれば、コンパスよりずっと正確に方位を知ることができます。折角の時間の限られる星空観望ですから、星見できない梅雨時期のような時間に、書籍や、天体観測アプリや、先達の足跡をなぞっておくのも、スゴク役に立つ準備運動です。
一般に自動導入のない高倍率の天体望遠鏡には、ファインダーという低倍率の望遠鏡が平行軸上に取り付けられています、視野角の極端に狭い高倍率望遠鏡を目標の天体付近におおまかに向ける装置です。双眼鏡観望ではそのようなファインダーこそ必要有りませんが、馴染みのある天体、星座から、順に辿っていろいろな天体を見つけられるくらいに、またその天体に対する興趣深い予備知識があれば尚更、星空観望の旨みは増してきます。敷居を高くするつもりはないです、星々の光は何百、何千、何万年もかかって、私たちの見上げる星空にやってきます。眼前にきらめく幾多の星々の美しさを純粋に楽しむついでに、じっくりと、ちょっとずつでも、星座や星雲や星団について知識を身につけていけば、その知識以上に楽しさが増すことは請け合いです。星を観る能力(環境や道具の総合力)を測る指標のような天体も沢山あります。それらを追いかけていくのも愉しい、やりがいのある趣向でしょう。先日の金環食や金星の太陽面通過のような、人の一生ほどのスケールではなかなか遭遇できないイベントもあります。なにせ相手は宇宙です、こちらが興味を持ち続ける限り、限界のないセンスオブワンダーを供してくれるコトは間違いないのです。

一二三光学10x50BCFと勝間光学SS10x50SK-Dの比較(日中)

2012-06-17 19:39:49 | 双眼鏡 望遠鏡
相変わらず、星空観望には恵まれない天候なのですが、日中は少し晴れ間もでたので、本来クルマ等自宅以外に常時保管する予定で購入した双眼鏡なのですが、自宅にて比較してみました。

解像度では鋭い勝間に対し、やや及ばないトコロはありますが、充分ヌケがよく、何より周辺像の崩れが勝間より穏やかで、視野がより広々と見えます。
8x42のように周辺まで合焦しているのではないのですが、肉眼と違和感のない良像です。

色収差については、やはり勝間に分があります。同じ勝間の6x30ほどではないにせよ、SS10x50SK-Dも充分に色収差は少ない機種なので、これは予想通り。

日中の明るさは、先日見た宵街の風景のイメージと異なり、勝間に比べて、ややもの足りません、コレは、対物のみマルチコートの10x50BCFとフルマルチのSS10x50SK-Dの差かもしれません。

ただ、明暗のコントラストは充分で、クリアなヌケのよい印象は、初めて覗いたときと変わりません。

やはり一番しっくりこないのはCFのピントリングの位置です。手の大きい方以外は左右からプリズムハウスを掴んだ人差し指中指で回すのはムリです。
脇を締めて指の腹で支え持つような持ち方で、親指で下側からピントリングを回すようにしたほうが、却って、覗きながら対象から目を離さずにピント調整ができます。

全体的な印象ですが、プリズムの取り付け角度が、やや異なるため、SS10x50SK-Dは、少し上半角をもったカモメ、10x50BCFはすっと延ばしたカモの翼のイメージがあります。違った視点で云えば、カーキ色のSS10x50SK-Dは「ゴツっ」、膨満な筐体の10x50BCF は「デカっ」って感じです。

まだ、ホンバンの星見での比較が待ってます。毎日両方を持ち歩くのはキツイので、暫くかかるかもしれませんが、楽しみにしてるジブンが少しお茶目です。







今日のサザエさんジャンケンはグーであいこでした。

軽装甲機動車

2012-06-16 22:29:01 | 脱線して底抜け
トミカの軽装甲機動車です。

オリーブドラブ単色なので、実車に即していえば、空自仕様でしょうか。ついでに実車のハナシをすれば、小松製で調達価格3000万ほど、ライトアーマー(LAV)という仇名があります。大型のSUVほどの大きさですが、重量は4.5tもあり、装甲戦闘車両(AFV)の端くれであることがわかります。民生用にも転用販売(メガクルーザー)された機動車と異なり、ハブリダクション(車軸が車輪の中央から上にオフセットされ、最低地上高を大きくする構造)は採用されず、極端な不整地での運用は想定されていないようです。
天井の丸いハッチは簡易なターレットになっていて軽MAT等の武装が可能。

トミカのLAVも結構雰囲気をよく捉えており、このターレットに天体望遠鏡と双眼鏡載っけて、天文観測装甲車として運用する姿など妄想するよすがとして充分。
実際に、燃費さえ気にしなければ、そのサイズと4速ATであることから、もっとも安全な自家用車になるので、是非とも払い下げて頂きたいものである。