モンベルムーンライトキャビン4
新しい幕を9月のキャンプ、
今回で3度目となるお気に入りのキャンプ場にて早速張って見ました。
今までの幕(ムーンライト3 ダブルドアタイプだから2世代目かな)に
比べて圧倒的に広いので、当初は連泊予定だったけど、台風の影響などで一泊のみでした。
まずはムーンライトテントの紹介から。
文字通り月明かりの下でも設営が出来るというのがウリのムーンライトシリーズ、2019年までは、1型、2型、3型、5型、7型、9型、計6型の種類があってガチの山岳テントでこそないものの、例えば、9型などは探検隊のベースキャンプに使われたり、いわゆるファミリーキャンプ用のテントとは一線を画していた。
それ故に、近年のオートキャンプや直近のソロキャンプブームには少しそぐわないというか、折角の超楽ちん設営の割にはキャンプ場で見かけない製品でもあった。
2020年にムーンライトシリーズは一新され、1型(旧1型とほぼサイズ変わらず)、2型(旧3型より縦に+10cm、横に-15cm)、4型(旧7型とほぼ一緒のサイズ)の3型に集約され、同時にモンベル初の2ルームファミリテント、ムーンライトキャビンの登場が発表されました。
型番表示からは、これまで山岳テントに則した最低限の就寝スペースを基準とするもので無く、テント泊そのものをリラクゼーションとするというか、初めてテントを選ぶファミリーキャンパーにもわかりやすい区分けとなりました。もちろんそれ以外にも全製品で大幅に軽量化されて、最新の工夫もあちこちに細かくなされています。
特に幕の素材はそれまでの70デニール150デニールから20デニール40デニールとかなり薄くなっています。
当然軽量化の大きな要因ですが、モンベルのテントの特徴であったアウトドアでの丈夫さや耐久性は?と懸念されそうです。
しかしながら、軽量ウィンドシェルジャケットでは7デニールという極薄素材をも製品化している技術と知見が充分に活かされて、耐久性など、問題無いとの事。
で、今回のお題であるムーンライトキャビンは68デニール、70デニール、他社の2ルームファミキャンテントと比べると薄く感じるかもですが、張った感じでは充分な強度でした。
ここから実際のムーンライトキャビン(ムンキャ)の設営について。
テントのフレームは、ムーンライトの特徴的なA型フレームが2組と真っ直ぐな天頂フレーム一本。これらは濃いめのグレーで、キャノピー展開用のシルバーのポールと間違う事は有りません。
本体を広げたら、ショックコードで連結されたフレームを組みます。
フレームの連結点も従来の樹脂パーツで無くアルミ合金製で視覚的にも戸惑うこと無く組め、A型フレームをテントのグロメットに差し込み、天頂フレームをスリーブに通して、A型フレームの上に載せれば、骨組みはほぼ完成、後は各フック類をフレームや連結点、最後にフレーム端に引っ掛ければ、形が完成します。
床の四辺にガイドテープがあるので、それらが張るように位置を調整して、最低テントの四隅はガイロープをペグダウンして下さい。風が強い時は、両側のA型フレームが交差する中央付近のガイロープもペグダウンすれば、旧ムーンライト9型以上の高さのムンキャも充分に耐風性がある感じです。
必要に応じて後室ループをペグに掛け、前室キャノピーを付属ポール2本で展開してペグダウンする、これで超完成。
力を入れてフレームをしならせたりする必要は全く無しです。
高さが有るテントですが、例えばワンポールテントの立ち上げ時の様な力を入れて踏ん張ったり、沢山のガイロープを調整して廻ったりする必要も無しです。
いとも簡単にロッジテント並みの居住空間ができてしまうのは呆気に取られるほどです。
従来のスタイルだったムーンライト3+ヘキサタープ小川張りよりずっと楽です。
撤収も然り。
付属の収納バッグもある程度余裕があり、長辺方向のサイズさえ間違わずに畳めば、ポールも楽に入ります。
細かな部分の使い易さや便利さも充分に考えられていて、軽くて丈夫で広くて簡単。
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