テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

お知らせ

2019-01-29 23:22:40 | 脱線して底抜け
ご無沙汰いたしております。

このブログも更新停止してから4年半が経とうとしています。

しかしながら、今でも少ないときでも一日に100名以上の方々が、
訪れて下さり、拙い記事を見ていただけているようです。
今年になってからこのブログの管理パスワード、登録メールアカウントに
再度アクセスできるようになっていますので、このブログの記事に関して
なにか、仰りたいことがある場合は右下の1000文字以内のメッセージか

こちらまでおねがいいたします。

アンチ メリー・ポピンズ

2014-07-31 23:02:33 | 脱線して底抜け
ご無沙汰いたしております。
もう、あっさりと終了宣言でもしたほうがよいかとも思っていたのですが、まだ拙ブログを見ていて下さる方も居られ、のこのこと舞い戻って参りました。

私、いままでこのブログで紹介したように、背中に背負うバッグが好みです。
と、云うか、手に何かを持って移動するのが嫌いなのかも知れません。
実際、そのことを指摘されたこともあって、道具やタバコ以外をもって歩くのを滅多に見ない、云々というようなことを言われたことがあります。
もちろん、鳥見や星見のときには双眼鏡、釣りの時には竿、また、出先で買い物したときにはその品物を掴んで歩くのですが、どこかに移動するとき、ハナから手提げの類を持つことはありません。
例外はキャリートランクですが、これも、大きなザックに替えて暫く経ちます。
ショルダーストラップの付いたバッグでも一方の肩に真っ直ぐ掛けるのは好まず、いわゆる斜めがけで、ずり落ちたりすることがないようにしています。

自分でも気付かないウチにいわゆる手荷物を避けていたりもするようで、何故か、と問われたこともあります。
で、このまえつらつらと考えた屁理屈が本日の記事タイトルです。


メリーポピンズ、は半世紀前に作られたミュージカル映画でジュリー・アンドリューズ扮する不思議な能力を持つ雲の上の住人が、ナニー(子守)として銀行家のバンクス家に現れ、その不思議な力でバンクス家の子供達やみんなを幸せな方向へと向かわせ、雲上に帰って行く、というお話しなのです。


結構好きな映画で、もっと幼い頃は、ミュージカルの愉しさがわからずに、例えば、アニメ、ワンサくんでも、ミュージカル回のときは、つまらないなあと感じていたりもしたのですが、音楽に目覚めるにつれミュージカルの面白さに嵌り始め、そんな時期に観たメリーポピンズも、幾つかの歌とともに鮮明に記憶に残っています。
♪"A Spoonful of Sugar Helps the Medicine Go Down" とか
♪"Supercalifragilisticexpialidocious" 、
大ヒット曲の♪"Chim Chim Cher-ee"などなど、いまでも空で歌えるでしょう。
ただひとつ、歌詞の内容に納得出来ない歌があって、
♪"2ペンスを鳩に(Feed the Birds (Tuppence a Bag))"がそうでした。
メリーポピンズによって甘い子守歌の様に唄われるこの歌は、2ペンスでハトの餌を買って、あげましょう、という歌詞にどうも違和感があるのです。
子供っぽい背伸びした倫理観を振りかざして、ハトにエサを与える行為の傲慢さに反発し、甘く歌い上げるメリーポピンズの意図が良く判らなかったのでした。
好きな映画ではあるのですが、この一点のみに関しては、おそらくもう一度映画を見直さない限りずっとしこりを持ったままでしょうし、全面的ではないにせよ、アンチ メリーポピンズ、めいた思いは消え去ってはくれません。

蛇足ながらどこが屁理屈なのかというと、
その昔、阪急梅田駅からJR大阪駅界隈の早朝のガード下を徘徊したフリルの服にボストンバッグとガード下にもかかわらず日傘をさした老女がメリーポピンズ婆さんと呼ばれたように、傘とバッグを両手に持った姿がメリーポピンズのアイデンティティなので、手ぶらで居るのがアンチだというこじつけです。

Potato Starch

2014-05-06 21:44:22 | 脱線して底抜け
ポテトスターチ、って何のことかと言いますと、イモのデンプン、つまりは片栗粉のこと。
コーンスターチっていうのはお菓子作り等にもよく使われているトウモロコシのデンプンなのですが、あまり和風や中華の料理では馴染みがなく、逆に洋風料理で馴染みのない片栗粉の英名には、ちょっと戸惑うのも、然り。
で、何の話かと言いますと、寒い時期に汁物なら何にでも片栗粉でとろみを付けることがあるという話を致しましたが、それ故、結構な量を使うので、200~300g入りの細長い袋の北海道産片栗粉、というのでは足りないな、という感じでした。で、何軒かある、スーパーマーケットの内、一軒で、大きめの500g入りを売ってるのを発見。熊本県の火乃国食品という聞き慣れない製造元ですが、原産国にスウェーデンと記載。そりゃ、スウェーデンでもジャガイモ作ってるでしょうが、わざわざ輸入して、しかも熊本の会社が極太勘亭流フォントで片栗粉なんて書いてる商品に使っているその距離感にちょっと驚きました。まあ、興味を持って買ってみて、さしたる違いは感じませんでしたが、同じ会社で〝国産〟と銘打ったちょっとだけ高い片栗粉もあり、また、先日同じ商品を見たら、原産国にドイツ、と記載してあったので、大手商社経由の安く入手できるジャガイモを国内加工した商品なんだろうな、と納得しました。

で、話はスターチ、に戻るのですが、私の汁物とろみ増進運動に協賛したかたが、同じようにラーメンなどにとろみを付けることを試してみて、気に入ったそうです。で、さらにとろみを強化、かつ、ラーメンにはイモよりコーンだろうという考えで、コーンスターチでとろみを付けることを思い立ったそうなのです。恐らくは、量が多すぎたんだろうと言ってましたが、汁ではなくコロイド状の何かに変貌したラーメンつゆに具と麺が捕らわれた半固形食物が出来た、とのことでした。まあ、外観はともかく、味は良かった、との仰せでしたし、人の味覚と視覚のギャップは乗り越えられないものではありませんので、ご当人が納得しておられるなら良いでしょう。ただ、ポテトスターチ、片栗粉と違って、コーンスターチでついたとろみ(というか、ゲル化)は温度がさめてもとろみが少なくなることはないらしく、洗いものが面倒だった。かつ胃がもたれた。との事でしたので、自分でやろうとは思いません。もしどうしてもコーンスターチで汁ものにとろみを付けないといけない局面においこまれたら、量、だけには充分留意することにします。

美味い魚

2014-04-28 23:08:39 | 脱線して底抜け
肴ではなく、魚、食べる魚介類の事です。
日本人の鯛好きは、ハレの日の象徴として鯛の塩焼きがあるように、一般的には広く認められているとは思うのですが、個人的には、鯛アラ汁や、鯛めしの方が好みです。同様に、刺身では、鯛や平目、カンパチや鮪など、よく刺身として提供されている魚より、太刀魚や鰈、そしてガシラ(カサゴのこと)やメバルの刺身が最高だと思ってます。他に釣りたての鯖の刺身に酢味噌をつけて食べるのは、漁師か釣り人でないと出来ない最高の経験だと思ってますし、生きたままを開いてまだ身がうねっているようなアナゴをサクッとした天ぷらで食べるのは、至福のひとときだと確信しています。中紀から南紀にかけての磯が点在するような釣り場では、根魚狙いで陸釣りしていると、たまに小さめの伊勢エビが上がってくることがあります。本来なら漁業権の関係で、自分で釣ったものであっても海に帰さないといけないと聞いたことがありますが、もちろんすぐさまタオルでくるんで隠匿し、クーラーボックスの中で、バキッと二つ折りに割って、ムチムチした身を海水で味付けて食べ、ミソは殻のほうから炙ってちょっと焦がして食べるのが大好きです。アジはゼイゴを削り取ってエラとワタを抜き、スライスしたキノコ類、バターと一緒に蒸し焼きで食べたのが干物を焼いたのとは全く方向の違うおいしさで驚いたことがあります。美味しい魚を思い起こしたとき、浮かんでくるのは釣魚であり大衆魚と云われるのが殆どだなぁ、とスーパーで買ってきた切り身のパックを見ながら思うのでした。

連発鉄砲

2014-04-16 23:45:05 | 脱線して底抜け
子供用のオモチャです。
シリンダーの中を後ろの銃把にて前後するピストンがあり、ピストンの先に丈夫なひもで結びつけられたコルク栓が、銃把を引くと木製シリンダーの先端に嵌り、銃把を勢いよく押し出すと、中の空気が圧縮され、ポンっと勢いよくコルク栓が飛ぶ仕組みです。当然、ひもで結びつけられたコルク栓は、ピストンの可動長さより先に飛ぶことはなく、何度も銃把をポンピングすることで、小気味よいポンッ、ポンッという連発の音を出すおもちゃです。
昼ご飯を食べようと、フードコート目当てでショッピングセンターに入ったところ、こんなオモチャや日本製の和のあれこれを売っている一角があり、懐かしくて足を止めて見入っていたら、いつの間にか買ってました。
もう、これを手にするのは何十年ぶりでしょうか、電池の要るオモチャなど高級品だった時代の話です。他にも、コマや紙風船など、大人買いしそうになりましたが、思いとどまり、その代わりと言っては何ですが、ポンポンポンポン撃ちまくっています。

ほんまかいな

2014-04-14 23:34:12 | 脱線して底抜け
以前、ムカデにさされたときには、熱いお湯で傷口を洗うと、嘘のようにすぐ治るという記事を書きました。じつは、このTips、昔児童書で読んだおばあちゃんの知恵、的なものがもとになってるというか、そういう情報を知った最初なのですが、他にも色々とあり、日常の中で実践して、果たして有効なのかどうか、確認してきました。口内炎には茄子のへたを水気が無くなるまで焼いて口に含むと良い、とか、卵のからの薄皮は切り傷の絆創膏代わりになる、風邪を引いたら、足の裏に粗塩を擦りこむと良い、などなど。そのひとつに、ものもらいができたら、ヘソに梅干しを貼ると、一晩で治る、というものがありました。ものもらい、下町のコトバではメバチコという、目蓋の内側にできる麦粒腫などの化膿症の俗称です。何故、目の病気とヘソが関係有るのか、子供心に不思議でしたが、あいにく、というか幸いなことに、という方が良いのか、いままで、眼病には縁がなく、過剰に海水浴したりして赤目になった経験ぐらいしか無く、この梅干し療法については試したことがありません。調べてみると、梅肉エキスを経口摂取すると良い、というのがありましたが、ヘソには関連がありません。ヘソ関連で云えば、ヘソに塩を詰め込むとものもらいが治る、というのが散見されましたが、敢えて云えば、梅干し療法に通じるようにも思います。でも、梅干し以上に試したくない気がいたしますので、おそらく今後とも、この梅干し療法の効用については自分のなかで納得出来ない謎として残り続けて欲しいのです。

雑巾絞り

2014-04-09 23:16:44 | 脱線して底抜け
その昔、ガソリンスタンドは、セルフ、という形態のお店なんて殆ど無く、クルマにガソリンを入れに訪れると、わらわらと各石油元売り(出光やモービルなどなど)の制服を着た店員さんがよってきて、ガソリンを入れたり、ウィンドウを拭いたり、吸い殻を捨ててくれたりしたものです。かくいう私も、ガソリンスタンドでアルバイトしたことがあり、年間8万キロ(バイク+クルマ)も走っていた時期も含めて、ガス代稼ぎの一つでした。
今でこそ、セルフ給油のお店ばかりで、もう見られない光景ですが、上記のウィンドウ拭き、バイトにとってはメインの仕事の一つで、お客さん側から見れば、汚れたタオルや雑巾で拭かれるのは、気分が良いものでは無く、また実際に効率を良くするために、ダスター管理(雑巾の管理)という項目があるほどでした。新品のタオルはまず一時間ぐらい洗濯機で洗って新品特有の吸水性の悪さを解消され、小さめ厚めのダスターは、一日の内に何度も洗濯されます。もちろん、店員各自も、作業の合間に自分が使っているタオルをゆすいで絞る、という作業を何十回も繰り返します。都会のビジネス街のなかのガソリンスタンドでは、お客さんの殆どが掛け売り客という顔馴染みが多いため、タオルが汚れたままで次のクルマへ接するようなことはできない雰囲気だったのです。冬の時期は特に大変で、指先に力が入らずに絞り切れていないと、拭いたウィンドウに跡が残るので、中には、スプレヤーを持って、乾拭きするようなお店もありましたが、年末等の超繁忙期には、煩雑な手順はなかなかに困難で、主流は、絞って拭く、に尽きるのでした。
で、その絞り方のカンタンなTips
手で絞る場合、ねじり絞りを行う場合が殆どですが、厳冬期に、何十回も、しかも拭き跡が残らない程度まで水分を絞りきるというのは、ただでさえかじかむ指で握力も弱る中で難しいものなのですが、利き手の反対側で握って支え、利き手でねじって、持ち替え、さらにねじる、そのときに、支え持つ側の小指、もしくは小指+薬指を折り返したタオルのループ部分に引っ掛けて、絞ります。そうすると支える方の手は握力を殆ど使わずに、ねじったタオルを滑って空転させずに、腕の筋力で絞れます。もちろん、小指などは、タオルと一緒に締め付けられますが、絞りきる数秒のことですから、無理矢理絞りきらない限り問題ないと思います。
いまでも、希に「これを絞って」と濡れタオルを手渡されることがありますが、頼むほうは、私が主に腕力を使って固く絞っていると考えているようですが、ささいなTipsで、さほど力むことなく固絞りしているのでありました。

右ハンドルと左ハンドル

2014-03-30 23:48:45 | 脱線して底抜け
先頃、久しぶりに左ハンドルのクルマを少し運転しました。
もっとも、いまどきの左ハンドルなので、例えばヘッドランプはちゃんと道路左端をより広く照らす左側車線通行用になっています。
その昔、西ドイツの一部のメーカーなど、右ハンドルは本国産ではなく、マレーシアなど一部の新興工業国の工場産だったため、左ハンドル車に較べて不当に中古引き取り価格が安い等と云うこともありましたし、右ハンドル車でありながら、前述のライトの照射パターンはもとより、フロントワイパーの生えてる位置が左ハンドル仕様のままのクルマもありました。雨の日に、人を乗せると、なんか変、って云われたものです。いまでも一部のクルマには左右どちらにでもワイパーがつけられるような加工がしてあるものもありますが、メルセデスは一時期、それを嫌い、センターに一本の伸縮するワイパーを取り付けるという却って面倒なことをしていました。
ちょっといびつな右ハンドル車のあと、いまどきっぽい左ハンドル車に長く乗りましたが、一番不便だったのは、有料道路の料金支払いでした。通行券をとるのは、一番端のゲートに左ハンドル用の発券機がある場合がほとんどでしたが、料金所では助手席に誰も乗っていない場合、右側にぎりぎり寄せて、自分は右側の窓まで目一杯腕を伸ばし、係員さんは場合によっては上半身を乗り出してお互い指先で求め合うようにして支払いを済ませたものです。大都市近郊の料金区間が細分化されてる路線では、短時間の内に2度3度そういうことを繰り返していましたが、料金所統合が進み、ついにはETC化されるに及んで、有料道路での左ハンドル車の不利は解消しました。が、こんどは、発券機式の駐車場が登場し、コインパーキングではほぼ無くなりましたが、ビルやショップの駐車場ではまだまだ残っており、そういえば、不便だったんだなぁ、と思い出した次第です。
運転中は、以前にも書いたように、自分の着座姿勢でのおしりの位置と走路の中心線を意識していれば、狭い道での対向車との離合なども、難なくこなせるのですが。

転写

2014-03-18 20:02:54 | 脱線して底抜け
先日、船のことを話していて、昨今の旅客船の内装についての話になりました。
木の温かみが良いという話題でしたが、実は旅客船では、防火の観点から、木はだんだんと使われなくなっています。かといって、樹脂や金属素材の無機質な触感では物足りなく、また、巾木(床からの立ち上がり部分に5~10cmほど施された横木)や腰壁に彫られた意匠(カーブやラインなど)が無いと、高級感にも欠けます。無機素材(鉱物)系の不燃ボードなどでは、そのような意匠造作は不可能ですが、高級船室などでは、任意に成型可能で、かつ木ねじが立つ、そんな防火内装建材があります。しかも、表面には自然な木目が印刷されており、手触りもほんのりと暖かく感じます。これは転写という技術が使われた印刷で、フィルムなどの表面に、インクジェットプリンターなどで、顔料、染料で木目、石目や様々な模様を描き、そのフィルムを印刷したい素材に密着させ、加熱圧締して、素材の表面に模様をそのまま定着させる方法です。
昔、マーブル模様などを水転写という方法、水の表面に数種の顔料で模様を描き、その水面に浮いて描かれた模様に、曲面の被塗物を静かに沈め、複雑な曲面にも精緻に模様を転写し、その後、乾燥、上塗りサーフェサーなどをコーティングする技法が小物中心に使われていましたが、フィルム転写はフィルムと被塗物の間を抜気することで、密着を高め、鋭角で細かいリブなどにも充分追従して、フィルムに印刷された図柄を転写します。
その昔、駄菓子のおまけで、セロハンに図柄が印刷され、何かに重ねて爪で擦ると、図柄が転写される玩具がありましたが、その発展形です。工業化されたのは印刷による図柄ではなく、数十色が揃ったカラーシートフィルムをXYプロッターのような機械で、任意の形状、文字などに切り抜き、それをアプリケ-ターフィルムに配置して簡単にロゴなどを貼れるようにしたタックシートカラーの方が早く、その昔、JRなどのロゴが変わったときに、大規模に採用され、ごく短時間で全車両のロゴ変更を行ったことが知られて、一気に普及し、運送会社のロゴや図柄は今は全数そうなってます。
フィルム転写の優れたところは、組み合わせる素材にコーティングする塗料との組み合わせ相性が抜群なところで、複雑な多角形のアルミ支柱などでも、石目などを転写すれば、まるで御影石を精緻に削りだしたような見た目が得られ、手触りこそ硬質感に劣りますが、素晴らしい仕上がりです。木目の場合、平板は転写に敢えてこだわることなく、ダイノックシートなどの壁紙の発展形が手軽で良いのですが、真空加熱転写の凄いところは、複雑な形状への追従性であり、装置の大きさの制約から、さほど太いものには施工できないのですが、通常のアルミ建材には充分で、高コスト(手間がかかる)が何とか解消されればもっと普及するとは思うのです。

潜水艦

2014-03-17 22:23:21 | 脱線して底抜け
古くは、漫画の潜水艦(サブマリン)707や、映画、眼下の敵など、潜水艦に関するお話しには、目を輝かせて接する子供だったようなのですが、少し長じて、潜水艦乗りに憧れるわけでもなく、同じように原子力潜水艦ノーチラス号のドキュメントを読み、シービュー号のプラモを作り、とごくフツーの少年っぽいこともしてましたが、完成したシービュー号のプラモにマブチの水中モーターを付け、銭湯で遊んでいたら、底の釜の方へ入っていって、後日、銭湯のオヤジさんに怒られながら、取り出してもらったりしたのは、フツーではないのかもしれません。
以前に、このブログで、とある写真の稜線のシルエットを伊400の艦橋に喩えたりもしましたが、フルボディーの潜水艦の模型はともかく、メインで作っていたウォーターラインシリーズでの潜水艦は、喫水線上の造形のみなので、大きさ、形、構造とも、他の水上艦船に較べてしょぼく、どちらかというと人気は無かったのですが、私は、全種コンプしたり、わざわざUボートをスクラッチしたりと、ちょっとこだわっていたのかもしれません。
で、


先日より、艦これというブラウザーゲームを片手間にやってるのですが、潜水艦狙いをしていたら、こんな事になってます。
艦これでは、最大4つの艦隊の同じ隊に列しない限り、同じ艦を複数保持出来るのですが、手に入る潜水艦を集めようとしたら、比較的出やすい伊168だけが増殖しました。
まあ、上の編成表だけではインパクトがありませんが、それぞれの艦船を擬人化した、艦娘絵の、それも、中破絵で上記の艦を並べると、冗談抜きに捕まりそうです。

造船所通

2014-03-04 23:43:18 | 脱線して底抜け
藤永田、佐野安、名村、日本の造船が世界一になった1950年代、大阪の木津川左岸でキラ星のように隆盛を誇った、3つの造船所が並んでいた通りです。
いまでも市バスの停留所に名が残っていますが、私が物心ついた頃は第一次造船危機のあおりで、周辺の町に数多くいた従業員も転職を強いられたり、畑違いの自動車セールスをしたりと、私自身は造船所通、と云われてもピンと来ません。
ただ、大阪で有名な二つの川、淀川と大和川より、この木津川は、私にとって馴染みが深く、千本松大橋が出来る前は公営の渡船で対岸の船町に渡り、鬱蒼とした工場群の中を抜け、友人宅や父の勤務先に行ったものです。また、この橋を自分の運転する車で通るようになって、友人を乗せて通行中、前から来た別の友人の車を見つけ、片側一車線でヘアピンターンしたのは、いまだに途方もない無茶だ、としてからかわれる事があります。


船町は工場ウォッチャーにも人気のある場所ですが、かつては道路の上を縦横に行き交うパイプ配管群で昼なお暗いイメージで、子供の頃は不気味に感じていたモノです。


閑話休題、その三つの造船所のうち、もっとも古いのは藤永田造船所で、かつては江戸幕府の開いた横須賀の浦賀ドックとならんで、駆逐艦建造の雄だったそうです。私も、子供の頃、なにかの伝手で見学して、乾ドックこそ見たことがありますが、関わりとしては、長じてから、サイドビジネスだった藤永田自動車教習所(いまの住之江ドライビングスクール)にお世話になったことがあるくらいでした。

先日、その造船所通りを通過して、あまり変わってないなぁとふと思った記憶、昔有った、中華&喫茶のお店が見あたらなくなったことなどが、今日、ふと艦これで育成中の駆逐艦のいくつかが藤永田造船所製であったことを知り、昔日の記憶とともに涌きあがってきたのでした。

防寒用の帽子

2014-02-17 23:28:21 | 脱線して底抜け
星空観望をする深夜、寒いときには目出し帽というか、フェイスマスクをしてることは昔の記事でも書きました。もちろん、日中は厳しい寒さであっても、マスクをしてうろつくわけにはいきませんので、ポーラテックのキャップのみを被っています。
かなりオールドスタイルのカタチで、いまどきのカラフルなデザインでもありませんが、ちょこっと付いてるツバの部分が、雨や雪が目に入るのを防いでくれるのが良い具合なので、ずっとこのキャップを愛用しています。
他のウエアと同じように、撥水スプレーをたっぷり吹き付けてあるので、多少の雨にも平気で、雪がくっついて溜まることも殆どありません。

ご存じのように、風のある寒い日は、頭部から首もとにかけてが露出していると、体温の半分くらいがそこから奪われてしまいます。特に頭部は血行が滞ってしまうと、その機能が阻害されるため潤沢な血流を必要とし、寒風に晒されていると、そこからどんどんと温度が奪われてしまいます。実際、極限の状況下では、頭部からの体温喪失は深刻なダメージとなる場合が数多くあるそうです。
まあ、そんな極端な例ではないにしても、炎天下の直射日光のきついときと同様、寒風吹きすさぶなかでも帽子は必需品であるということです。
ここ十数年、帽子を被れないような凝った立体的な髪型をしている方も多いですが、ワタクシ的にはあり得ないことなのです。

積雪の影響

2014-02-14 23:26:04 | 脱線して底抜け
未明から降り始めた雪は、早朝の底冷えとともに、地表を冷たくして、融けずに残ってしまう素地をつくり、夜が明けて明るくなるにつれ降雪量が増え、ウチの近傍でもすっかり雪が積もってしまいました。
ちょうどウチのクルマを停めている駐車場は、公道から短い坂になったランプウエイを上ってくるのですが、窓から見ていると、一旦エンジンを始動させ、何度か動かそうするも、場内に降り積もった雪に断念するクルマが2台ありました。
家人の使う乗合バスも運行停止しているらしく、ヘルプ要請を受け、駅まで送迎しました。私のクルマは、オールシーズンタイヤですが、このくらいの柔らかい雪なら、4WDで走行できます。

通行量の多い道路では流石に積雪も押しのけられています。一見、ちゃんと走れそうですが、坂の多い地区なので、下り坂のカーブになった信号では、数台の車が、自爆しています。
特にFF車では下りでブレーキを効かせて停まろうとするのが間違いで、フットブレーキにしろエンジンブレーキにしろ前輪で制動を行えば、容易に滑り出します。リヤタイヤにエンブレかサイドブレーキを効かせながら、徐々にスピードを落とし、最後は、路面の凹凸の抵抗で止まるくらいの慎重な制動が必要です。
家人は、スマホのLINE上で流れる混迷の様子を目にしながら、どれくらい遅れてしまうのか心配してた様子でしたが、何のことはなく、普段の乗合バスよりも気持ち早めに到着しました。

密輸っぽくてヤバイのでお勧めしません

2014-02-12 23:05:10 | 脱線して底抜け
海外に派遣されている人たちに、日本からの土産で好評なものに、米があるそうです。
質の良いジャポニカ米がある国、地域ならともかく、入手困難であったり、あるいは無闇に高価だったりするところでは、短期出張で訪れる人に頼み込んでも、米を持ってこい、となったりするらしいのです。
で、ある人は機内持ち込みサイズのなかに、旅行用の様々な物品とともに、どれだけ米を詰めるか、回を重ねるごとに工夫したそうです。
そのまま運ぶには10kg袋が限界で、5kg袋や2kg袋は隙間が多くなる割りに、ゴロついて安定しない。いっそのこと、他の荷物をラップして、隙間に生米をそのまま充填するかとも考えたそうですが、しばらくは、事務用のビニールパックの小さめのヤツに小分けして、望みのカタチのまま空気を抜いた物(チャックを上にして水没するか、水を大量に入れた大きなポリ袋で抑えつける)を何十個も持って行ったそうです。開梱するとデジカメの緩衝材の発泡スチロールのようなカタチになった米入りビニールパックがゴロゴロと出てくる一種不気味な様子らしいのです。ただこれでも限界は15kgぐらいだったそうで、さらなる挑戦を行いました。枕用の布団圧縮パック(トラベル用の空気を追い出すタイプではなく掃除機で吸うタイプ)、これをキャリートランクの底にキャリーハンドルのポールの収納部や内張のカタチに綺麗に沿うようにセットして米を入れ、その上に荷物を並べていき、最終的に圧縮パックの抜気をしてトランクの内面と荷物に合ったカタチで平たく固めてしまうことに成功したそうです。少しずつ米を増やしては荷物をつめ、抜気し、また開けて米を詰め、といったことを繰り返し、とうとう、通常の荷物を減らさぬまま、20kgほどの米の運搬を達成したそうで、素直に賞賛の拍手を送りたいと思います。
上げ下ろしは大変だそうですが。

艦これ

2014-02-08 23:27:52 | 脱線して底抜け
ちょっと前までは平日にしか出来なかったようですが、今夕、艦これのサーバー開放(新規参加)をやってまして、試しにやってみています。
動機は、最近、従来とは世代の違う方の会話や叙述のなかに、旧日本軍の艦船の名前が頻出するのみならず、その艦の特徴などを知悉して居られる方が増えたように思い、恐らくはその原因は”艦これ”だろうと思っていたからです。
近くは蒼き鋼のアルペジオという漫画/アニメや、ちょっと前では、2ちゃんねるのハングル掲示板で艦船名をハンドルネームにすることが流行ってました。昨今の状況は、「萌え」要素を全く抜きにしたとしても、かなりコアな知識や情報が飛び交っています。
不肖ワタクシも、1/700ウォーターラインシリーズの共通パーツが発売される前、機銃のパーツ取りに何隻も同じモデルを買ったり、赤城の三段甲板をスクラッチで作ったりしており、周りの友だちも、建造当時の赤城が三段甲板であったことなど当たり前のように知っている濃い子供ばかりでしたので(ガミラスの多段空母あたりが、興味の発生点かもしれません)、それなりにちょっと懐かしい感じでちまちまとやってます。まぁ、まだ駆逐艦と巡洋艦ばかりなのですが、取りあえずVoiceはオフにしてます。