テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

気のせいだけとは言えないような・・・

2013-06-30 23:22:06 | 双眼鏡 望遠鏡
勝間双眼鏡の連載記事などの中で、ヒトの視覚の補完機構についていろいろと検証しました。
光軸が多少ずれていても、視野内に十分な映像情報があれば、脳は、光軸の一致した画像を見せる(視野内に一等星が数個だけなんてのはダメみたいです)。
倍率の異なる2台の双眼鏡の片方ずつを覗いても、脳は、中心部の映像に対し大きさが一致するような補完を行い、二重像でない画像を見せる(視覚のズーム機能めいたもので、それに伴い、視野円も拡大縮小します。つまり、見掛け視界は脳の機能によって、拡大縮小する場合があるということ)。
など、です。
これらは、錯視と同様、ヒトの視覚が、目と脳の視覚野の相互補完によって成り立っていることから生じる特性の様なものだと考えています。(またこれらの話とは別に、視覚によって入ってくる映像でも、経験と記憶による認識が無ければ、ヒトはそれを意識することが出来ません、いわば、見えていない状態と同様になります。このあたりの話は、生まれつき盲目のヒトが、長じてから視覚を獲得するようになったときの研究で明らかになり、興味深い話が多々あります)
また、さらに突き進んだ例として、視覚の上下を反転するようなプリズムを細工したメガネを作成し、数日の連続装着後に、脳は上下逆さまの映像を見事に補完しそのメガネを掛けたままでも平常な視界にしてしまうことが実験によって確かめられています。

で、私、読書や細密な作業用に、メガネを準備しています。裸眼視力に問題はないので、近近焦点(ごく近いところとやや離れたところにの多重焦点)タイプのレンズで、これを掛けた状態では、擬似的に近視になってしまいます。
普段は裸眼で双眼鏡を覗き、長すぎるアイレリーフ(アイカップが離れてしまうような)の機種には、どちらかというと否定的な立場なのですが、疑似近視状態で、双眼鏡をいろいろ試してみたわけです。機種により、無限遠のピントの位置には結構差異があり、近視の方には無限遠にピントの合わない機種もあるということを検証しようとしてみたわけです。また、逆に、無限遠の余裕をなくせば、焦点調節機構の幅は最近接よりになり、もっと近くからピントが合うことも、検証出来れば、と思っていました。
目の状態(疲れ目、寝起き、その他)がいろいろな中で、覗いてみて、まず分かったのが、上に述べた視覚の補完機構が働きにくくなると云うこと。光軸のズレも、倍率の違いも、裸眼の時と比べて、明らかに時間がかかり、場合によっては、凝視するように目に力を入れていないとすぐにズレてしまうことが多々あります。これは、光学的(レンズが一枚余分に加わった)なことではなく、おそらくは、視覚の補完機構が裸眼の状態でうまく働くように調整されていることが原因だと考えています。メガネを常用している方でも、長時間の装着で目が疲れるということがあると思いますが、根本は同じ要因だと思われます。

目は大事にしたいものです。

半熟+

2013-06-29 20:42:28 | 日記
変わったクセというか習慣があります。
何ヶ月かに一度なのですが、目玉焼きを、食べたくなることがあります。
朝食のおかず、ハムエッグ、ベーコンエッグとしてではなく、夕食のハンバーグに載せるためでもなく、卵料理としての目玉焼きだけが食べたくなるのです。
これだけなら、さして変わってもいないのですが、ご存じのように卵料理の真髄は、火加減です。オムレツ然り、煮抜きしかり、だし巻き卵、スクランブルエッグも当然、火加減により風味と食感と味が変わり、消化のしやすさから、栄養価も変わります。
オムレツなど、白身と黄身を溶いてつくる料理と違い、目玉焼きは、好みにもよりますが、ごくフツーに出される場合、黄身の芯の方が半熟の状態が多いかと思われます。
本来なら、低い温度で蛋白の硬化が始まる黄身のほうが固まりやすいのですが、フライパンなどとの接触面から熱の移行が始まるので白身から固くなります。
それがちょっと気にくわない。
ターンオーバー(ひっくり返す)、蓋をして水を差して蒸し焼きなど、白身の上面や黄身を下面同様に火を通す方法もありますが、私の好みの固さ(半熟+)に白身黄身とも同時になることはありません。黄身を重視すれば、白身は固すぎ、白身を重視すれば、黄身が柔らかすぎる。温泉卵の原理を利用して、加温のコントロールでなんとか黄身白身とも同時に私の好みに出来ないか、調理器具(ガスコンロ、ホットプレート、フライパンの湯煎など)を駆使して試しましたが、効果はいまいちです。黄身と白身を別々に調理すれば、目玉焼きじゃなくなります。黄身も白身も、最適な火の通り具合のときには、噛んだときの切れ方、舌触りのよさ、塩がなくても美味しいことなど、魅力にあふれています。
で、どうするかというと、焼きながら、火の通ったところから、食べていきます。
大きめのフライパンを充分に温め、一旦火を消して冷ましながら焼き始め、途中から極くとろ火にして何度かひっくり返し、食べながら火を通していくのです。自宅などでしかできない食べ方焼き方ですが、これで食べる目玉焼きが一番好みに合っています。

boya fit ボーヤフィット - ”全ての顕微鏡用自分専用目当て” を双眼鏡に流用する その2

2013-06-28 23:59:59 | 双眼鏡 望遠鏡

boya fit、以前紹介したのですが、拙ブログにいらっしゃる方に、興味をお持ちの方が結構おられるようなので、第二弾です。
本来は、双眼顕微鏡用のアイカップなのですが、双眼鏡に流用されている例を知り、まねっこしたわけです。
前回の記事では、サイズ的にはちょっと接眼鏡筒の短い一二三光学さんの10×50BCFにそのままはめています。

いまも変わらない状態で使っているのですが、CF機構の羽根に干渉する部分、無限遠に合焦したとき(鏡筒が一番短いとき)にプリズムカバーに干渉するボーやフィットの三枚のゴムのハカマを、適当にカットすれば、ジャストフィットするはずです。一二三機の場合、元のアイカップがはまっていた溝が、ボーやフィットにきっちり合うので、ハカマ部分を細工するまでもないのですが、一般的なCFのポロタイプでしたら、公式ページのサイズ目安から、接眼鏡筒の直径が合うものであれば、ハカマ部分を装着する双眼鏡に合わせてカットすることで、ほとんどの機種で使えるかと思います。


製品写真で分かるように、この目当ては片側に2枚のゴムパーツで構成されています。
外側の大きなカップには、二カ所、三角形の大きなスリットが空いていて、通気性を確保し、内側の小さなカップが、遮光しています。この二つのパーツは、外側のスリットにはまるように、内側のカップに小さな突起があり、緩くはまっているだけなので、外して水洗いするときなどは便利なのですが、双眼鏡をフィールドで使う場合には結構落としやすく、接着剤(ウルトラ多用途SU)で留めています。もうちょっと突起が大きければ、外れにくいだろうと思うのですが、夜のフィールドで外れてしまうと間違いなくなくなってしまうので、なんらかの方法で外れにくくするのは必須です。

前回の記事では触れなかったのですが、この目当てを使うと、視線の軸と双眼鏡の光軸が平易に合います。特に三脚などに双眼鏡を固定して使うとき、見上げる角度によっては、上目使いで覗いたりすることはありがちですが、この目当ては目の周囲に押しつけて使うようになっているので、斜めに覗くと違和感があり、自然に、まっすぐ覗くようになります。目当てに押しつける力がかかるので、ヤワな架台や、フリーストップ架台などでは、若干使いにくいかもしれません。また、極端に彫りの深い人ではアイレリーフが合わないかもしれませんが、逆にこの製品が、日本人に使いやすいように作られていることが分かります。

爆竹

2013-06-27 23:29:42 | 脱線して底抜け
あるコドモが、爆竹遊びに興じていました。
その他、平玉火薬や巻玉火薬、キャップ火薬などをつかったモデルガン、銀玉鉄砲も然り。
で、無反動砲という言葉を知り、鉄工所で貰ってきた、内径10ミリほどのシームレスパイプを使って、かんしゃく玉を入れ、反対側から、爆竹を入れて点火し、りゅうだんほう(榴弾砲)を目指しました。ガス抜けしないよう、かんしゃく玉を泥で覆ったり、ティッシュを詰めたり、いろいろ試行錯誤するなかで、万年筆のインクカートリッジのカラに、ほぐした黒色火薬と爆竹を詰め、装薬を増す工夫を始めました。
威力はともかく、結構派手な音がする”むはんどうほう”が出来ましたが、満足できず、尾栓を工夫することにしました、砲身用のパイプの外径に合うパイプを入手し、砲身の片側をハンダとビスで塞ぎ、砲身の後ろ側にエキストラクターのような切り欠きを開け、外側のパイプをスライドさせて開閉器としました、弾は、かんしゃく玉でなく、砲弾型のプラスチックを削って内径にあわせ、徹甲弾としました。最初、石膏の型にハンダを流し込んで作った鉛玉は、重すぎるのか、砲身のパイプを膨らませたりするだけで、実用性に乏しかったからです。点火は導火線でしたから、発射までは結構時間がかかりますが、プラスチックの弾は、最終的には、少年ジャンプ一冊を打ち抜くまでに威力が上がりました。コドモながらになんてものを作ってしまったんだろう、と感じましたが、その後は雷管式への改良を目指しました。結局、雷管式は実現せず、そのコドモの興味も他へ移ってしまったので、その砲はしばらく放っておかれ、錆だらけになって、捨てられました。

バードウォッチング傾倒

2013-06-26 22:56:54 | 双眼鏡 望遠鏡
拙ブログでは、双眼鏡と言えば、星空観望、というスタンスで(ほんとか?)記事を紹介することが多いのですが、このところの、曇り雨曇り曇り雨曇りという天候に音を上げつつあります。双眼鏡に対する興味が薄れたわけではなく、勝間の低倍機中心に、毎日のように手にとって、覗いています。
覗く対象は、星から、鳥へと割合が移行しています。
晴れないと満足に見えない星に対し、大雨でなければ、鳥たちは毎朝、その鳴き声で、おおらかに存在を主張するからです。幸いなことに、ウチの裏の小さな林には、いろんな鳥が来るようです。ただ、あまりにレンジが近い(8~20m)ので、いくら合焦範囲の広い勝間の低倍機でも、頻繁にピント調節をする必要があります。小さな鳥たちが主体なので、鳴き声が聞こえても、枝葉の陰になって、なかなか見つけられない時など、アイカップのゴムが目の回りを擦ります。特に6.3X40は、2段重ねアイカップで、アイレリーフを自分用にピシっと合わせているので、その傾向が強いのです。
毎朝のように聞こえる鳥の鳴き声、できるだけ種類を同定できるよう、鳥の声のCDなど、毎日聴くようになり、敢えて姿を追わずとも、向こうから、その姿を見せてくれたときだけ、さっと覗いて、彼らの、羽の模様や、可愛らしい目など見え、それが正解だったら僥倖に思う。そんな使い方には、勝間の低倍機のような、ポロタイプのピントの深い双眼鏡が最適のようです。

河馬とゴリラ――森の仲間ではないか。

2013-06-25 23:37:23 | 本、小説、漫画、動画、映画、音楽等
伝奇アクション作家の菊地秀行氏の昔の作品、結構エログロ描写が少ないので、ジュブナイルっぽい位置付けのトレジャーハンターシリーズの中の台詞です。


世界屈指の 宝 探 し トレジャーハンターの主人公は、途方もない財力とコネと最新の武器兵器、超科学のアイテムを使う高校生なのですが、その同級生で、しばしば登場する外谷順子という巨大な女生徒に懸想する古賀雄一という、ボルネオで怪しい原住生物に十年間育てられた 進 化 の 奇 跡ミッシングリンクを指して、主人公の一人称語りのなかで語られる言葉です。

最初に読んだときも笑ったのですが、久しぶりに読み返していて、このくだりで、肩を震わせて笑うほどはまってしまいました。眼前にカバのシルエットの女生徒と、ゴリラ顔でゴリラ歩行の男子生徒が手を繋いで、森の川べりにいる姿がうかび、数十秒間、読み進むことが出来ませんでした。
もともと、このシリーズでは、ガンマニアの作者が、さまざまな銃器類を登場させるトコロが好みで、シグやグロック、CZなどをほぼ最初にエンターテインメントに登場させたのではないでしょうか。
読み直していたのは、銀沙灘について、伝奇小説で読んだことがあったなぁと思い立って探していたからなのですが、20年以上ぶりに標題のフレーズで笑ったのが、思わぬ収穫でした。

重低音の干魃

2013-06-24 23:42:10 | 日記
携帯音楽プレイヤーが音楽再生機器の主流になり、オーディオでもブックシェルフスピーカーというカテゴリが意味を無くした現在、音楽の重低音を聴ける機会はなかなかありません。
知人の話によると、ロック系のライブでも、昔のような、うねるようなベースや、物理的な衝撃波に近いドラムの音はほぼ聴かれないとのことらしいので、人間の可聴領域の下限に近い、100Hz以下の低音を聴こうとすると、クラオケか、一部のジャズ、きちんとした映画館や、5.1chサラウンドなど、になるかと思います。
もちろん、ピュアオーディオと呼ばれる、弩級のオーディオシステムで、それなりの音源を鳴らすのも、本道なのですが、ベースやドラムが電子化して、アナログに比べると倍音成分が減少しているので、もはや、身体全体に響くような重低音を音楽に求めるのは、一部のマニア、オーディオオタクのみなのかもしれません。
普段何気なくカーオーディオで聴いているアナログ楽器の音楽を、家人のいない自宅でCDからメインオーディオで奏でていると、鼓膜でなく内耳で、皮膚でなく骨盤に響くようなどっしりとした音楽が聴こえ、嬉しくなってきます。もはや、モスキート音などの上限は、明らかに感度が落ちているカラダなので、余計にそう思うのかもしれません。

コロンブス アメダス防水スプレー

2013-06-23 23:23:09 | Outdoor
コロンブス アメダス防水スプレーの使い方

え~、もともと皮革の靴用の防水スプレーです。
以前に紹介した濃色のスエード皮革に吹き付けても、白くにごったりしないので、キャンバス、ナイロンのスニーカーや、傘やレインウエア、バックパックやウエストバッグなど、撥水性が必要なものには何でも使えます。これを使い始めるまでは、3Mのスコッチレインガードを使ってましたが、これに比べると、生地に染みて跡が残りやすかったり、泥汚れなどがつきやすかったりしますので、もっぱら、これのみを使ってます。

白いキャンバス地の靴など、雨の日に未舗装の道を歩くのはためらわれるものですが、これを吹き付けておくと、汚れをある程度防止してくれ、不意の雨や、雨上がりの未舗装の駐車場などでも、割と安心できます。

60ml、180mlと420mlがあり、クルマに180、自宅に420を常備するのが私の使用法です。
ディスカウント店で売ってる安価な撥水剤、上述のレインガードと比べて、明らかに違う機能がお気に入りです。

梅雨のあいまの朝、簾をロールアップしてみる

2013-06-22 23:38:14 | 日記
標題の通りの朝、ウチのベランダの外には、野鳥の声があふれます。
先日までうるさいほどに聞こえていた、ビビビッというシジュウカラの雛鳥の声も、さほど目立たなくなったので、無事巣立ったんだろうか、と見たこともないまま、その成長に思いを馳せます。
ただ、そろそろ夏鳥たちのさえずりの時期も終わりに近いのか、例外的なヒヨドリを除けば、よく通るメロディーのような鳴き声は少なく、地鳴きと呼ばれる地味な声が主体です。
以前、お手軽鳥見という記事でも画像のスミに写っていたすだれですが、差し込む陽光を遮るために、設置している家が多いように見受けます。
以前の写真と違って、昨年から、ロールアップ出来るようにしてあります。

SUSのS環を4つ使って、インシュロック(タイラップ、結束バンド)ですだれを古い物干し竿にぶら下げ、簡単に左右移動できるようにしてあるのですが、加えて、内側二つのS環にパラコードを結び、それぞれのパラコードを屋外側に垂らして下端をくぐって、屋内側に上げて、外側のS環に通し、上端にそって内側のS環まで戻し、二本を同時に引くことで、スルスルと軽く巻き上がってくるようにしています。
前述の鳥たちを密やかに目で追いたいときなどは、ロールアップしておいて、家の中から、彼らを探せるように、手のかからない範囲で工夫したのです。

US-2 その2

2013-06-21 22:06:20 | 日記
ヨットで太平洋横断中の辛坊治郎さんらが時化で艇内に浸水、行動不能に陥り、以前紹介した海自の救難飛行艇US-2が、救助要請に応え、二人を無事救助したらしい。
外洋航海用のヨットは、水密構造に加え、強力なエンジンを搭載しているはずですが、浸水して航行不能になったということは、何らかの原因で船体のどこかが破損、あるいは転覆し、エンジンが停まってしまったものかと想像します。
子供の頃読んだヘイエルダールのコンチキ号の航海記、あるいはヴェルヌの15少年漂流記、数々のドキュメンタリー映像などで、外洋の波にもまれるすさまじさは想像できなくもないのですが、あっけなく終わってしまった感は拭いようもなく、せめて、US-2の活躍ぶりに、思いを馳せるのみなのです。
当初の報道では、救助に向かう海保の巡視船の到着は23日未明になるということで、救命艇に乗り移った二人の安否が気遣われたもようですが、1200Kmもの沖合に、一旦は、荒れる海の波高の高さに引き返したUS-2が、再度別便で救助に向かい、無事救助を果たしたことは、以前の記事でも紹介したUS-2の高性能ぶりを証明するものだと思います。
実際、ヘリなどでは到達不能な海域での救助を、これほど迅速に遂行できる乗り物はUS-2以外には無く、荒れる外洋で、要救助者を発見、速やかに救助出来るのは、哨戒機P3-C含めた訓練のたまものでもあると思いますが、なによりも、US-2という飛行艇の概念そのものが、評価されるきっかけになれば良いと、思うのです。

WOWOWオンデマンド

2013-06-20 23:43:24 | 本、小説、漫画、動画、映画、音楽等
最近、WOWOWオンデマンドを観る事が多いのです。
どんなものかというと、文字通り、一定のラインナップの番組を、PC、タブレット、スマホなどで、オンデマンドで観られる機能です。
録画はBDレコーダーのオンライン予約で、外出先からも自在に可能なのですが、レコーダーで録画したものは、家でしか観られないので、外出先で時間が余ったときなど、短い番組を観たり、映画を細切れに観たりしています。
BDレコーダーの有料オンラインサービスを使えば、同様のことが全ての録画番組についても出来るのですが、WOWOWのオンデマンドサービスは、一つの視聴契約について、3台まで視聴機器が登録可能で、かつ、視聴機器以外の自分の家の機器とか、回線とかへの負担がないので、そちらを利用しているわけです。
主な新規放送映画やドラマ、アニメ、スポーツなど、ある程度のラインナップがあり、今のところ回線の状態も良好です。もともと、レンタルビデオ、が面倒くさくて加入したWOWOWですが、長年受信料以上に元を取ってるなぁと感じたことはありませんでしたが、このサービスだけは、値打ちがあるなぁと思う次第です。

長雨

2013-06-19 23:35:37 | Outdoor
過去にもっとも長時間屋外で過ごした経験が釣りのときでした。
雨は、釣り、に意外と影響を及ぼします。
フレッシュウォーター(淡水)での釣りでは、雨粒で水面がかき乱されることにより、溶存酸素量が増大し、活性の増す魚種がいること。溶存酸素量というのは重要な要素で、水槽や池では、ブク(エアーポンプ)で直接空気を入れたり、循環した水を水面に落として、空気を混ぜ込んだりしていますし、海外の湖の釣りなどでは、コンプレッサーで一晩空気を送り、魚を寄せてから釣るような輩もいるそうです。
ソルトウォーター(海水)の釣りでは、あまりにも大量の雨は、塩分濃度を一時的に下げ、変化を嫌う魚種は、その影響を避け深場に潜ったり、あるいは、海面を打つ雨音に紛れるよう(水中では音がもっとも重要な情報で、多くのフィッシュイーターは、小魚の泳ぐ音を頼って捕食を行います)、海面近くに上がってくる魚種もいます。

そのときは、某地区のシーバスダービーの二日目で、一日目に釣り場の選択を間違えて、釣果が無かったので、二日目は朝まずめから、地磯に立って、サラシ狙い、ヒラスズキ狙いの釣りでした。季節的に波が高く、磯の周りには充分なサラシ(波が砕けて出来る白く荒れて泡だった海面)ができ、よさげな雰囲気でした、もちろん波しぶきが噴きまとうので、レインスーツを着て、スパイクブーツを履き、ヒップガードを締め、ライフジャケットを着込んで、竿と幾ばくかの替えルアーをウエストバッグに入れて、降り出した雨のなか、釣りをしていました。
止むだろうと思っていた雨は本降りになりましたが、もともと完全防備だったので、気にせず、良いサラシを求めて、より先の方へと、ギャフを杖代わりに突きながら磯巡りをしていました。60センチに満たないヒラスズキとしては小物が釣れ、ストリンガーに掛けて、潮裏のよどみに放り込んで、雨の中釣りを続けました、雨が流れて目に入らないよう、カッパのフードの上から被ったキャップのツバから、ボタボタと滴が流れます、サラシに潜んでいるかもしれないヒラスズキの大物を狙って、何度も何度もルアーを投げ、リールを巻きます。午前中に一匹釣れたので、今日、ここには魚がいる、と確信して釣りを続けます。前の年は体調も万全でなく、坊主でしたので、意地になっていたのかもしれません。ライフジャケットのポケットに入れていたコンビニおにぎりを、自分の上半身で雨から覆うようにして食べ、冷たくなった缶コーヒーを飲み一息入れた後も、釣りを続けます。根掛かりしたルアーを外すため、磯を大きく回り込んだり、いろいろと忙しくしていましたが、ずーうーっと雨だったので、時間が経つ(太陽の位置が変わる)のも全く意識できず、空がかげり出すまで、12時間以上、けっこう激しい雨のなかで釣りしていました。
流石に暗くなる前には引き揚げないとヤバいので、ストリンガーを回収して、磯から上がり、木の下で雨宿りしながら、コーヒーの空き缶を灰皿代わりに、雨を見ながら、帰りに何を食べようかと考えて、いつものうどんやにするか、牛丼にするか、どっちでもいいかと決め、砂利浜でスズキをしめ、血抜きをして、クルマに戻り、ポリ袋に魚を入れ、むやみに大きいクーラーボックスに、濡れた衣類と一緒に放り込んで、半裸のままクルマにのって、乾いた服を着て、帰りました。帰り道もずっと冷たい雨で、その年も、シーバスダービーでは検量もしなかったのですが、降りしきる雨音に、波の砕ける音がまじる奇妙に静寂めいた音をずっと聞き続けた後、クルマのオーディオからは、耳馴染みの曲が流れていましたが、妙に新鮮で、なんとなく、雨で良かった、などと思ったのでした。

夏場対策 炎天下においてあったクルマ

2013-06-18 22:25:48 | シロートの戯言
いま乗っているクルマは、ボディー塗色も明るい色で、フロントウィンドウも、UV&赤外線カットガラスなので、結構マシなのですが、濃色系のクルマでは、炎天下であっという間に50℃以上に達し、置いてあったデジタル腕時計の液晶などが、真っ黒になっていることも少なくなかったのです。温室効果+ダッシュボード(フロントガラスの内面反射を防ぐため、例外なく黒っぽい色になっている)が、ヒーターのごとくなってしまうからです。
よく紹介されているのは、熱い空気を入れ換えるため、ドアを開け、反対側のドアを数回開け閉めする方法です。ただ、開け閉めする音がうるさい割には、効果が物足りないようにも感じます。
で、暑いクルマに乗り込むときに用意するのが、スプレヤー。水でも良いのですが、クルマ用の消臭ミスト(ファブリーズなど)を薄めたものを入れておきます。スプレヤーの吐出量にもよりますが、車内に数回以上ミストを振りまくことで、気化熱があっという間に、温度を下げます。ダッシュボードにはまんべんなく吹き付けて濡らし、ダスタークロス(ウエス)などで、塗り広げるようにして、ヒーターと化したダッシュボードの温度を下げます。
日陰の車庫や駐車場ばかりなら良いのですが、炎天下の場合は、上のようなスプレヤーを車内に常備しておくと、比較的早くにエアコンが効いてきます。

星空観望未満

2013-06-17 23:43:06 | 双眼鏡 望遠鏡
ここのところ、星空らしい星空に巡りっていません。
長時間スカっとはれる夜がほとんど無く、ずっと薄曇りの状況が続いています。
日中は、日光が強烈なので、ピーカンのように感じるのですが、スカっとした青空ではなく、うすい雲を強烈な日光が無理矢理ねじ伏せている、そんな感じの日々です。
当然、太陽系平面に対する地軸の傾きとは関係ない星の光は、季節によって強くなっているわけもなく(厳密には気温の高さによりわずかに大気密度が低くなっているはずなのですが)、薄雲の合間から時折覗く星々をチラ見するような雰囲気です。
このように、晴天が期待できないと、当然観望地に行こうなんて動機も薄れ、負の循環で、より、心地よい星空観望から遠ざかっています。
そんな中でも、悪あがきのように、手持ちの双眼鏡を見比べています。
肉眼で雲間の星を見つけられない時でも、双眼鏡ではより見つけやすくなります。
実視野の広い、HM6.3×40は、流し見に好適です。雲間に星を見つけて、方角などから、どの星か同定するのは非常に困難ですが、その近傍の雲の陰で見えるか見えないかの星を見定めるには、光害地の夜の帝王SS10×50より、WP7×50の方が、わずかに優れています。
暗くない背景の空から微光星を浮き立たせるのには、瞳径の小さい10×50のほうが良いのですが、薄雲を透かして星を見つけるのは、7×50のほうが適しているようです。

物足りない星空未満を見上げながら、せめてもの趣向として、双眼鏡による違いを知ることで、僅かでも、嗜好を満たそうとしているのです。

夏場対策

2013-06-16 20:01:01 | 脱線して底抜け
夏場対策と称して、いろんなグッズが売られています。
私も、夏バテこそしませんが、暑いと思考力が鈍り、食欲が増進するので、いろんな工夫をしています。
水分とミネラル補給は云うまでもないのですが、各種の気化熱を利用して温度を下げるスカーフ状、ヘッドバンド状のものにフツーに水分を含ませるだけでなく、肌に触れるところにシーブリーズを適量吹き付けておきます。
すると清涼効果が2倍(当人比)にも感じられ、心地よいです。
以前、ヘルメットや安全帯が必要な現場に入るとき、当然空調などもないので、ヘルメット内部のヘッドバンドにシーブリーズを吹き付けておく方法を教わって以来、いろんなもので試しています。
昨年、グランフロントの建設中のビジネス階からウメキタの俯瞰写真を記事に致しましたが、そのときも、ヘルメットはもちろん腰回りや両肩の下着の内側にも同様にして、荷役用エレベータが下手したら15分以上待たないと乗れないので、暑い中を、仮説階段などを使って長時間上り下りしなければならない状況に備えました。
そういえば、昔、探偵ナイトスクープというTV番組で、「アイヌの涙」というものをお風呂のお湯に入れると、いくら熱いお風呂でも、身体ががたがた震えるほど寒気を感じる、という内容を紹介していましたが、あの「アイヌの涙」の正体もハッカ油です。シーブリーズよりも何倍もキツいメントール効果がそのように感じさせるようです。

暑い環境で長時間耐えないといけない方、お試し下さい。