照明の選び方について、たずねられることが何度か続きました。
そのうちのひとつが、有る製品の検査工程でのハナシで、一番重要なのは、明るさでも色でもなく、フラットな照射である、そんな検査項目でした。
個人的な経験上、蛍光灯のチラツキ、高速で繰り返す明暗については、個人差もあるとはいえ、フラットな灯りとは違うように感じています。汎用で提供されている検査用照明でも蛍光灯を使ったものが多いのは事実ですが、もともと波長分布に難があり、直流点灯式でないかぎり、チラツキも一般品と変わり有りません。直管蛍光灯は、90°直行する方向に明度ムラがあり、複数管のものでも、波のようなうっすらとしたムラは避けられません。本来なら、発光体が平面で、フィラメントよりはずっと面積の大きいLEDが適しているのですが、波長分布に難ありなのは蛍光灯よりマシとはいえ、暖色系の多い製品には不向きです。故に、簡便なフラット照明としては、白熱電球に、直接に目を射ることのないよう笠をつけたような形状のランプ、をお勧めしました。
細部や、照射方向を適宜調整する必要がある場合、補助としてハンドライトが欲しいところなのですが、フラット光、回転させてもパターンの明暗ムラが分からないようなフラッシュライトは、私の持っている中でも、SunDrop XR-Uや一部のムーンレンズ使用品、など、ごく僅かしかありません。で、あまり、集光のきつくないフラッシュライトに半透明のレジ袋をディフューザー代わりに被せたものをお勧めしました。
その他のLED製品も含め、フラッシュライトのあまりにも画一的な、LEDの特徴を生かし切ってない用途限定具合にあらためて気付き、まだまだ渉猟し足りないなと、思うのでした。
そのうちのひとつが、有る製品の検査工程でのハナシで、一番重要なのは、明るさでも色でもなく、フラットな照射である、そんな検査項目でした。
個人的な経験上、蛍光灯のチラツキ、高速で繰り返す明暗については、個人差もあるとはいえ、フラットな灯りとは違うように感じています。汎用で提供されている検査用照明でも蛍光灯を使ったものが多いのは事実ですが、もともと波長分布に難があり、直流点灯式でないかぎり、チラツキも一般品と変わり有りません。直管蛍光灯は、90°直行する方向に明度ムラがあり、複数管のものでも、波のようなうっすらとしたムラは避けられません。本来なら、発光体が平面で、フィラメントよりはずっと面積の大きいLEDが適しているのですが、波長分布に難ありなのは蛍光灯よりマシとはいえ、暖色系の多い製品には不向きです。故に、簡便なフラット照明としては、白熱電球に、直接に目を射ることのないよう笠をつけたような形状のランプ、をお勧めしました。
細部や、照射方向を適宜調整する必要がある場合、補助としてハンドライトが欲しいところなのですが、フラット光、回転させてもパターンの明暗ムラが分からないようなフラッシュライトは、私の持っている中でも、SunDrop XR-Uや一部のムーンレンズ使用品、など、ごく僅かしかありません。で、あまり、集光のきつくないフラッシュライトに半透明のレジ袋をディフューザー代わりに被せたものをお勧めしました。
その他のLED製品も含め、フラッシュライトのあまりにも画一的な、LEDの特徴を生かし切ってない用途限定具合にあらためて気付き、まだまだ渉猟し足りないなと、思うのでした。