いくつか双眼鏡を紹介させて戴いておりますが、製造、販売事情について。
鎌倉光機、勝間光学、一二三光学、大塚光学、ライト光機、、ざっと今思いつく、双眼鏡生産メーカーです、
一般的には、名前を知られていない会社が殆どです。
ニコン、ビクセン、コーワ、フジノン、キヤノン、オリンパス、ペンタックス、、、ざっと思いつく国内双眼鏡のブランド、
なじみのあるブランドの国産双眼鏡の大部分の中の人は、上記の名前を知らない会社です。
ここからは、ワタシの”想像”をお話し致します。
例えばとある生産メーカーA社の場合、自社開発、デザイン、製造の対物32口径ダハ1を、老舗ブランドB社に持ち込みます。
B社はA社のダハ1のできがよいので、そのまま採用し、自社のロゴをつけて販売します。
A社、B社の間は通常の納品契約のみです。
A社は、同時に海外のX社にも上記の32口径ダハ1を売り込みます、個性的な機構と充分な光学性能を持つ製品のため、X社からも同じ仕様で販売されます。
また、しばらくして設計やデザインがやや古びてきてからも、海外の中堅ブランドY社から引き合いがあり、より軽量化するためにボディ材質を変更して、同じ形状のまま発売されます。
国産老舗高級ブランドのC社は、A社に企画を依頼します、2社間で試作や評価が繰り返され、高級ブランドのダハ2が発売されます、C社は、検品や仕様が厳しく、ダハ2は32口径でも、ダハ1の倍のお値段です。
C社の意向が大幅に取り入れられているため、1の様に他社に展開されることはありません。
ダハ2はC社のアイデンティティーをもったオリジナル製品という扱いになります。
海外の超高級ブランドZ社は、またすこし異なります、ブランドイメージを大切にするので、A社のノウハウのうち自社と共通しないところには興味がありません。パーツというか、一部分のみの注文もあります。
また不必要なくらい、検品基準が厳しいです。厳しい基準を通す為に、却って犠牲になる部分すらあるようです。
材料支給される場合もあります。使い慣れない材質が、サイズが、特徴的なデザインが、構造にも影響を与えます。
わざわざその製品のために専用の治具、バイスや、加工機が必要になったりします。
でも、納入価格については厳しくて、世界中で販売するために、Z社が計算した自国通貨建てコストから、無茶な安値を要求されることもあります。同じ日本国内に在って、半ば同業の国産老舗とは違い、しがらみもないので、価格要求が通らない場合、あっさり、国外含めた他の中の人に乗り換えられることもあります。
A社は仕方なく、Z社の要求を受け入れ、新規投資した生産設備を転用して、一見Z社向けとは違うが、各主要部位のサイズが同じだったりする製品や部品を作って、償却の助けにしたりします。
Z社のダハ3はA社製とは云えないかもしれません、部品のみであったり、A社基準、仕様の製品ではないからです。
価格は1の3~4倍、2の倍近い価格です。でも最終の組み立てや調整が、名人級のZ社の職人さんのおかげで、非常に感覚的品質の高い製品で、Z社のブランドは、高価格を維持し続けます。
鎌倉光機、勝間光学、一二三光学、大塚光学、ライト光機、、ざっと今思いつく、双眼鏡生産メーカーです、
一般的には、名前を知られていない会社が殆どです。
ニコン、ビクセン、コーワ、フジノン、キヤノン、オリンパス、ペンタックス、、、ざっと思いつく国内双眼鏡のブランド、
なじみのあるブランドの国産双眼鏡の大部分の中の人は、上記の名前を知らない会社です。
ここからは、ワタシの”想像”をお話し致します。
例えばとある生産メーカーA社の場合、自社開発、デザイン、製造の対物32口径ダハ1を、老舗ブランドB社に持ち込みます。
B社はA社のダハ1のできがよいので、そのまま採用し、自社のロゴをつけて販売します。
A社、B社の間は通常の納品契約のみです。
A社は、同時に海外のX社にも上記の32口径ダハ1を売り込みます、個性的な機構と充分な光学性能を持つ製品のため、X社からも同じ仕様で販売されます。
また、しばらくして設計やデザインがやや古びてきてからも、海外の中堅ブランドY社から引き合いがあり、より軽量化するためにボディ材質を変更して、同じ形状のまま発売されます。
国産老舗高級ブランドのC社は、A社に企画を依頼します、2社間で試作や評価が繰り返され、高級ブランドのダハ2が発売されます、C社は、検品や仕様が厳しく、ダハ2は32口径でも、ダハ1の倍のお値段です。
C社の意向が大幅に取り入れられているため、1の様に他社に展開されることはありません。
ダハ2はC社のアイデンティティーをもったオリジナル製品という扱いになります。
海外の超高級ブランドZ社は、またすこし異なります、ブランドイメージを大切にするので、A社のノウハウのうち自社と共通しないところには興味がありません。パーツというか、一部分のみの注文もあります。
また不必要なくらい、検品基準が厳しいです。厳しい基準を通す為に、却って犠牲になる部分すらあるようです。
材料支給される場合もあります。使い慣れない材質が、サイズが、特徴的なデザインが、構造にも影響を与えます。
わざわざその製品のために専用の治具、バイスや、加工機が必要になったりします。
でも、納入価格については厳しくて、世界中で販売するために、Z社が計算した自国通貨建てコストから、無茶な安値を要求されることもあります。同じ日本国内に在って、半ば同業の国産老舗とは違い、しがらみもないので、価格要求が通らない場合、あっさり、国外含めた他の中の人に乗り換えられることもあります。
A社は仕方なく、Z社の要求を受け入れ、新規投資した生産設備を転用して、一見Z社向けとは違うが、各主要部位のサイズが同じだったりする製品や部品を作って、償却の助けにしたりします。
Z社のダハ3はA社製とは云えないかもしれません、部品のみであったり、A社基準、仕様の製品ではないからです。
価格は1の3~4倍、2の倍近い価格です。でも最終の組み立てや調整が、名人級のZ社の職人さんのおかげで、非常に感覚的品質の高い製品で、Z社のブランドは、高価格を維持し続けます。
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