テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
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(当然、その他についても、語ったりする)

連載:星空観望のお勧め 07

2012-06-04 22:42:29 | 連載:星空観望のお勧め
前回に続き、星空観望に使用する双眼鏡についてのお話しです。
今回はワタシの使っている双眼鏡を例にお話しします。
まず最初に星見に使ったのが8x42のダハ双眼鏡です。某製造元にて、いくつかの同機種の中から選別されたという来歴をもつ個体で、魁スーパールーフの前身にあたる機種です。周辺まで同時に合焦する明るくクリヤな視界が星空観望にも好適で、ダハ特有の光条も少なく、ダハタイプ故の収まりの良さ、などで、一台だけしか持ち出せない場合はこの機種になります。

テレコンビノは、ワタシにとって、そして星座や、天の川などを楽しむ方に好適です。ワイドビノを参考に、TC-E2というテレコンバーターをふたつ、眼幅を合わせて固定してあります。星野を大きく切り取って、その中に肉眼の何倍もの星を浮かべてくれる、類い希な光学機器です。

10x50のポロ双眼鏡、SS10x50SK-Dは、周辺画像こそ、フラットナー装備の、より高級なニコンSPやフジノンFMTに適いませんが、500g近く軽い950gという重量は長時間の手持ち観望を楽にしてくれ、中心部の鋭い星像は高級機にさほど引けを取りません。加えて26,775円という価格は、付属のケースや双眼鏡そのもののツクリを含めて激安といってイイでしょう。また、一脚や三脚に載せたときの微光星の見え具合も格段に優秀、色収差も殆ど無く、星空観望における稼働率トップです。

15x70のSkyMasterは、中国製双眼鏡のなかでもかなりコストパフォーマンスが高く、星見用に使うぶんには盛大な色収差もさほど目立たないので、すばるなどの星団を迫力を増して見せてくれます。なによりダハには不可能なその口径が、かなりの微光星まで顕わにしてくれ、一脚や三脚+架台(ビデオ雲台、ビノホルダー)が必須なのはやや不便ですが、手持ちとは違う星の世界を見せてくれます。

その他いろんな双眼鏡が星空観望に使えます。8x24だけで星見をしておられる方もいます。まずは観てみることです。
これから買われる方には、光条の不安のあるダハよりポロのほうがオススメです。


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