3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
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日本最高峰登頂 ―下山・温泉編―

2010-09-26 19:22:17 | 
第二回と言ったにも拘らず、長くなりすぎてしまったので、
急遽おまけとして下山・温泉編と銘打って書いていきます。

あくまでもおまけなので適当に書きます。
いつも適当だけど、いつも以上に適当に書きます。

では続きから…


ご来光を見てアドレナリンが収まる。
残ったのは極度の眠気と、疲労、そして長い長い下山の道。
しかも登りの時とは異なり、ご来光を見るという目的を失っている。

頭の中は下山し、一刻も早く温泉につかることで一杯だった。

足場が悪い砂利道をひたすら歩く。
しかもまったく同じような道が延々と続くから嫌気がさす。

朝日が出たということもあり、景色は確かに綺麗だった。


途中、猛烈にトイレに行きたくなる。
思えば、最後にトイレに入ったのは九合目だ。

それから頂上の極寒の中待たされ、ここまでトイレに行けなかったんだから今思えば当然の話。
つか何で頂上のトイレ閉まってんだよ…

トイレに一秒でも早く着くために急ぐ。
つらい、つらいよ…もう限界だよ…体も心も膀胱も…

肉体的には下りの方が登りの何倍もきつかった。
足にくる疲労が半端じゃない。

六合目くらいまで下ると、肉眼で1ミリ位になった頂上をみて、
自分がさっきまであそこにいたのかと思い、ぞっとする。


4時間くらいひたすら下り続け、何とか五合目に到着。
メンバー一同頂上に着いたときよりテンション高かったなー。
俺自身、頂上に着いたときより、何倍も嬉しかったよ…

ご来光を見に来たんじゃなくて、
この感動を味わいに来たんだな、きっと。

一同の共通理解。
「もう二度と行かねー」

結束はやたら強かった。


存在すら忘れていたいなり寿司を食し、
お土産などを買い、
いよいよ夢にまで見た温泉へ。



あぁ、気持ちよすぎて昇天しそう。

露天風呂があり、そこからも随分ご立派な富士山の姿が。
あのてっぺんにいたという実感が未だにない。

徹夜で砂まみれになりながら限界まで酷使した体をさっぱりと洗い流し、
その後に食った昼飯は何物にも変えがたい美味しさだったとさ。


おしまい