20131229
ベトナム・ハノイ旅行記3日目。
この日はとうとうかの有名なあそこへ行くことができた。
ベトナムきっての景勝地である。
ベトナムって言ったらここってイメージがあり、俺はずっとここを訪れたいと思っていた。
最初はホーチミンで申し込んだのだが、ハノイからではないとハ・ロン湾にはいくことができない。
ホーチミンとハノイの両方を訪れるという選択肢もあったのだが、金額的に跳ね上がってしまった。
そしてハノイとホーチミンのどちらかを選択しなければならないと迫られたとき、決め手となったのはこのハロン湾に行くことができる。
ハロン湾に行きたいからハノイにした。
ハロン湾への道のりはかなり長いものであった。
ホテルからはひったすらバス。このバスが長くって結構疲れた。
一回お土産店のようなところで休憩があったが、4時間ひたすらバスでの移動。まあ結構寝てたけど。
楽だと思いきや、ひたすらバスに揺られるってのも結構きついね。
途中の休憩のお土産やでは、俺が海外に行ったときには必ず買っているチープな感じのキーホールダーを購入することができたのがうれしい誤算であった。
ハノイではどの店も日用品ばかりでお土産やなど皆無であった。
長いバスの旅もゴールが近づいてくるとあの特徴的な岩岩が見えてくる。
やがてバイチャイというエリアに到着。
湾になっていたが、この辺りは観光のための開発が著しく、リゾートのような景観であった。
ホテルなどの建物が立ち並ぶ。
秘境マニアとしては少し残念であった。来る前は相当の秘境を想像していたから。
ま、考えると、ヴェトナムの貴重な観光資源だもんな。
そんなこんなでさっそくクルーズ船に乗り込んだ。
ハロン湾は船で回るツアーに申し込んでおり、クルーズ船の中では海鮮料理を中心としたランチを食べた。
しかし、我々はランチよりも景色を堪能したい気持ちでいっぱいだったので、ランチをすぐに食べ終え、誰よりも早く外へ飛び出していった。
一番落ち着きがない客だったことであろう。
ハロン湾は想像以上に広く、世界遺産に登録されている場所だけでも相当に広い。
俺が今回のクルーズで回ったのは、世界遺産に登録されているエリアの1/3ほど。
4時間程度で、このコースを回るのが最も定番のコースらしい。
ランチを楽しむ間もなく、あの特徴的な岩がすぐに見えてきた。ランチもそこそこに船の外に飛び出す。
この船は2階にデッキがあり、上ることができるようになっていた。
世界遺産の景色を眺めながら、風が非常に気持ちいい。
日差しもちょうどよく、風があまりにも気持ちがいいので、ベッドで横になった。
最高の昼寝日和である。
この幻想的な景色は“海の桂林”と呼ばれており、まさにドラゴンボールの世界だった。
悟空の子どもと時の、舞台ね。
なんかあんな感じの世界観だったよな。奇妙な形の岩がにょきにょきと生えていたような気がする。
海面はエメラルドグリーンで太陽に照らされ、きらきらと光っている。
俺はちょっと泳ぎたくなった。世界遺産で泳いだらなんとも気持ちがいいんだろう。
ちなみに、ハロン湾とは、
ハ=降りる
ロン=龍
を意味しており、昔、外敵の侵略のときに、龍が現れ、口から火を噴き、それが岩岩と形を変えたという伝説がある。
なんとも神秘的な光景。。
定番の香炉島、闘鶏岩、ゴリラ岩などは見ることができた。
とくに、闘鶏岩を見たとき、最初は重なってて、一つにしか見えないんだよね。
けど、少し角度を変えると、実はつがいだったって感じで面白かった。
その後はティエンクン洞という洞窟の中に入り、鍾乳洞を見た。
鍾乳洞の帰り道、階段でものすごくうれしい発見が。
なんと、ちゃらついたお土産が売っていたのである。
すごくチープな感じのハロン湾キーホルダーをゲットした。この安っぽい感じがベトナムっぽくてよい。
そして4時間?のクルージングを終え、帰路へ。
中には豪華クルーズ船で一泊するコースもあるようだが、俺はこの時間、コースで十分であった。
そしてやっぱり帰り道も、ハロン湾の周辺は別荘やホテル棟が立ち並ぶリゾート地帯でちょっと残念だった。
俺はめっちゃ秘境を想像してたからね。
帰りのバスは正直かなり、きつかった。
年も年だし、4時間バス移動は体にこたえた。寝てばっかりいたような気がするが、バス特有のあのだるい眠りね。
へとへとになってようやく帰路へ。
しかし!
この後が俺にとって今回のベトナム旅行で最も思い出に残っている場所に行くことになった。
その場所とは…
フォーティン
フォーティンと聞いてぱっと、あー、あそこねってわかる人は相当のハノイマニアであろう。
しかし、俺が行きつけの美容院の担当は、一発でわかった。
それどころか、
“フォーティン行ったの!? 俺なんかうま過ぎて3日連続でいっちゃったよ”なんて言っていた。
この情報が共有できると思っていなかったので、めっちゃうれしかった。
で、フォーティンとは、名前からして想像できるかもしれないが、フォーが食べられる場所だ。
レストランではない。
だってメニューはフォーしかないんだから。
せっかくベトナムに来たのだ。ベトナムいちうまいフォーを食べずしては日本に帰れない。
どうせ行くなら観光客向けのレストランではなくて、地元のフォー屋に入ろうってことで行ってみた。多少びくびくしながら。
地球の歩き方によると、ここがハノイでナンバーワンの呼び声高いフォー屋らしい。
しかもメニューはたった一つ。フォー・ボーのみ。この硬派な感じがまたよい。
しかも最初はここのメニューがフォー・ボーしかないことを知らなかった。
そして何も知らずに興味本位で入ってきてしまい、注文の方法がわからない…
そして席に着くなり、すぐにフォー・ボーが運ばれてきた。
ご丁寧にもスープに親指が浸かっている。
まだ何にも注文してないのに…
もしかして俺らのじゃないのかも…
って思ったので、
念のため確認してみた。言葉がわからないのにどうやって確認したかというと、
地球の歩き方をもっていたので、最初のほうのページに写真付きの料理リストみたいなのがついていた。
フォー・ボーの写真を店員に見せながら、確認すると、
俺の地球の歩き方を、さっきまでスープに浸っていた指でわしづかみにすると、
頷いてくれ、どうぞってジェスチャーで促してくれた。
考えてきれば当然だ。だってメニューはフォー・ボーしかないんだから確認するまでもないよな。
周りを見渡してみると、実にいろいろな食べ方をしている。
二つ注文して、一つに得体のしれないオレンジ色の調味料を大量に投入し、味の違いを楽しんでいる人もいた。
俺らはもちろん、シンプルに。ではいただきます。
でこのフォー・ボー。
う、ま、す、ぎ、る。
本当においしかった。昨日のニューデイも相当ハイレベルだったが、今回のフォーティンはそれを凌駕してしまった。
日本のラーメンみたいな感じ。
昨日食べたフォーは薄味でスープもさらっとしていたが、フォーティンのはちょっとだけ油っぽい。
けど、味はしつこくなくてあっさりしてるんだよ。本当にうまいから。
上に載っているネギ?もそのスープにあってるんだよ。
これ書いてたら思い出してまた食べたくなった。
そして、床がめっちゃきったないのも覚えている。
その店のルールなのか、みな客は使い終わったカボスやペーパータオルを床に落とすのである。
よし、郷に入りては郷に従えだ。俺も使い終わったペーパータオルを堂々と床に落としてみた。
それだけでベトナム人になった気分だ。
あまりにもおいしかったので、なぜか記念に店の前で記念撮影をした。まあ、それくらいおいしかったってことだな。
俺はまだ、ちょっと空腹だったので(2杯はいけたなー…)、今度は居酒屋に入る。
バーではない。居酒屋である。
その名も…
日本居酒屋“やんちゃ”
ベトナムに限らず、海外にある日本料理屋に非常に興味がある。
間違った日本のとらえ方だったとしてもそれはそれで一興である。
でここ…
完璧日本だった。
笑っちゃうくらい日本だった。
接客も片言の日本語って以外は日本にいるみたいだった。
おしぼりの渡し方、灰皿のかえ方とか、日本よりも日本っぽい。お・も・て・な・しの精神が見て取れた。
教育行き届いているなー…
そして料理も完璧に日本の味付けなんだよ。串焼きとか普通においしかった。
ここがベトナムってことをしばし忘れる。
しかも極めつけはBGMがジブリ。完璧だよ。
オーナーわかってるな…
このやんちゃがある通りは、結構、日本居酒屋があった。看板に漢字を頻繁に見た。
怪しいのもいくつかあったが、あえて海外で日本料理屋に入ってみるのも面白い。。
で、この後はたぐいまれなる集中力を発揮し、ポストカードを一気に40枚書き上げて寝た。
いよいよ明日は最終日。
ということで、世界遺産ハロン湾制覇!
ベトナム・ハノイ旅行記3日目。
この日はとうとうかの有名なあそこへ行くことができた。
ベトナムきっての景勝地である。
ベトナムって言ったらここってイメージがあり、俺はずっとここを訪れたいと思っていた。
最初はホーチミンで申し込んだのだが、ハノイからではないとハ・ロン湾にはいくことができない。
ホーチミンとハノイの両方を訪れるという選択肢もあったのだが、金額的に跳ね上がってしまった。
そしてハノイとホーチミンのどちらかを選択しなければならないと迫られたとき、決め手となったのはこのハロン湾に行くことができる。
ハロン湾に行きたいからハノイにした。
ハロン湾への道のりはかなり長いものであった。
ホテルからはひったすらバス。このバスが長くって結構疲れた。
一回お土産店のようなところで休憩があったが、4時間ひたすらバスでの移動。まあ結構寝てたけど。
楽だと思いきや、ひたすらバスに揺られるってのも結構きついね。
途中の休憩のお土産やでは、俺が海外に行ったときには必ず買っているチープな感じのキーホールダーを購入することができたのがうれしい誤算であった。
ハノイではどの店も日用品ばかりでお土産やなど皆無であった。
長いバスの旅もゴールが近づいてくるとあの特徴的な岩岩が見えてくる。
やがてバイチャイというエリアに到着。
湾になっていたが、この辺りは観光のための開発が著しく、リゾートのような景観であった。
ホテルなどの建物が立ち並ぶ。
秘境マニアとしては少し残念であった。来る前は相当の秘境を想像していたから。
ま、考えると、ヴェトナムの貴重な観光資源だもんな。
そんなこんなでさっそくクルーズ船に乗り込んだ。
ハロン湾は船で回るツアーに申し込んでおり、クルーズ船の中では海鮮料理を中心としたランチを食べた。
しかし、我々はランチよりも景色を堪能したい気持ちでいっぱいだったので、ランチをすぐに食べ終え、誰よりも早く外へ飛び出していった。
一番落ち着きがない客だったことであろう。
ハロン湾は想像以上に広く、世界遺産に登録されている場所だけでも相当に広い。
俺が今回のクルーズで回ったのは、世界遺産に登録されているエリアの1/3ほど。
4時間程度で、このコースを回るのが最も定番のコースらしい。
ランチを楽しむ間もなく、あの特徴的な岩がすぐに見えてきた。ランチもそこそこに船の外に飛び出す。
この船は2階にデッキがあり、上ることができるようになっていた。
世界遺産の景色を眺めながら、風が非常に気持ちいい。
日差しもちょうどよく、風があまりにも気持ちがいいので、ベッドで横になった。
最高の昼寝日和である。
この幻想的な景色は“海の桂林”と呼ばれており、まさにドラゴンボールの世界だった。
悟空の子どもと時の、舞台ね。
なんかあんな感じの世界観だったよな。奇妙な形の岩がにょきにょきと生えていたような気がする。
海面はエメラルドグリーンで太陽に照らされ、きらきらと光っている。
俺はちょっと泳ぎたくなった。世界遺産で泳いだらなんとも気持ちがいいんだろう。
ちなみに、ハロン湾とは、
ハ=降りる
ロン=龍
を意味しており、昔、外敵の侵略のときに、龍が現れ、口から火を噴き、それが岩岩と形を変えたという伝説がある。
なんとも神秘的な光景。。
定番の香炉島、闘鶏岩、ゴリラ岩などは見ることができた。
とくに、闘鶏岩を見たとき、最初は重なってて、一つにしか見えないんだよね。
けど、少し角度を変えると、実はつがいだったって感じで面白かった。
その後はティエンクン洞という洞窟の中に入り、鍾乳洞を見た。
鍾乳洞の帰り道、階段でものすごくうれしい発見が。
なんと、ちゃらついたお土産が売っていたのである。
すごくチープな感じのハロン湾キーホルダーをゲットした。この安っぽい感じがベトナムっぽくてよい。
そして4時間?のクルージングを終え、帰路へ。
中には豪華クルーズ船で一泊するコースもあるようだが、俺はこの時間、コースで十分であった。
そしてやっぱり帰り道も、ハロン湾の周辺は別荘やホテル棟が立ち並ぶリゾート地帯でちょっと残念だった。
俺はめっちゃ秘境を想像してたからね。
帰りのバスは正直かなり、きつかった。
年も年だし、4時間バス移動は体にこたえた。寝てばっかりいたような気がするが、バス特有のあのだるい眠りね。
へとへとになってようやく帰路へ。
しかし!
この後が俺にとって今回のベトナム旅行で最も思い出に残っている場所に行くことになった。
その場所とは…
フォーティン
フォーティンと聞いてぱっと、あー、あそこねってわかる人は相当のハノイマニアであろう。
しかし、俺が行きつけの美容院の担当は、一発でわかった。
それどころか、
“フォーティン行ったの!? 俺なんかうま過ぎて3日連続でいっちゃったよ”なんて言っていた。
この情報が共有できると思っていなかったので、めっちゃうれしかった。
で、フォーティンとは、名前からして想像できるかもしれないが、フォーが食べられる場所だ。
レストランではない。
だってメニューはフォーしかないんだから。
せっかくベトナムに来たのだ。ベトナムいちうまいフォーを食べずしては日本に帰れない。
どうせ行くなら観光客向けのレストランではなくて、地元のフォー屋に入ろうってことで行ってみた。多少びくびくしながら。
地球の歩き方によると、ここがハノイでナンバーワンの呼び声高いフォー屋らしい。
しかもメニューはたった一つ。フォー・ボーのみ。この硬派な感じがまたよい。
しかも最初はここのメニューがフォー・ボーしかないことを知らなかった。
そして何も知らずに興味本位で入ってきてしまい、注文の方法がわからない…
そして席に着くなり、すぐにフォー・ボーが運ばれてきた。
ご丁寧にもスープに親指が浸かっている。
まだ何にも注文してないのに…
もしかして俺らのじゃないのかも…
って思ったので、
念のため確認してみた。言葉がわからないのにどうやって確認したかというと、
地球の歩き方をもっていたので、最初のほうのページに写真付きの料理リストみたいなのがついていた。
フォー・ボーの写真を店員に見せながら、確認すると、
俺の地球の歩き方を、さっきまでスープに浸っていた指でわしづかみにすると、
頷いてくれ、どうぞってジェスチャーで促してくれた。
考えてきれば当然だ。だってメニューはフォー・ボーしかないんだから確認するまでもないよな。
周りを見渡してみると、実にいろいろな食べ方をしている。
二つ注文して、一つに得体のしれないオレンジ色の調味料を大量に投入し、味の違いを楽しんでいる人もいた。
俺らはもちろん、シンプルに。ではいただきます。
でこのフォー・ボー。
う、ま、す、ぎ、る。
本当においしかった。昨日のニューデイも相当ハイレベルだったが、今回のフォーティンはそれを凌駕してしまった。
日本のラーメンみたいな感じ。
昨日食べたフォーは薄味でスープもさらっとしていたが、フォーティンのはちょっとだけ油っぽい。
けど、味はしつこくなくてあっさりしてるんだよ。本当にうまいから。
上に載っているネギ?もそのスープにあってるんだよ。
これ書いてたら思い出してまた食べたくなった。
そして、床がめっちゃきったないのも覚えている。
その店のルールなのか、みな客は使い終わったカボスやペーパータオルを床に落とすのである。
よし、郷に入りては郷に従えだ。俺も使い終わったペーパータオルを堂々と床に落としてみた。
それだけでベトナム人になった気分だ。
あまりにもおいしかったので、なぜか記念に店の前で記念撮影をした。まあ、それくらいおいしかったってことだな。
俺はまだ、ちょっと空腹だったので(2杯はいけたなー…)、今度は居酒屋に入る。
バーではない。居酒屋である。
その名も…
日本居酒屋“やんちゃ”
ベトナムに限らず、海外にある日本料理屋に非常に興味がある。
間違った日本のとらえ方だったとしてもそれはそれで一興である。
でここ…
完璧日本だった。
笑っちゃうくらい日本だった。
接客も片言の日本語って以外は日本にいるみたいだった。
おしぼりの渡し方、灰皿のかえ方とか、日本よりも日本っぽい。お・も・て・な・しの精神が見て取れた。
教育行き届いているなー…
そして料理も完璧に日本の味付けなんだよ。串焼きとか普通においしかった。
ここがベトナムってことをしばし忘れる。
しかも極めつけはBGMがジブリ。完璧だよ。
オーナーわかってるな…
このやんちゃがある通りは、結構、日本居酒屋があった。看板に漢字を頻繁に見た。
怪しいのもいくつかあったが、あえて海外で日本料理屋に入ってみるのも面白い。。
で、この後はたぐいまれなる集中力を発揮し、ポストカードを一気に40枚書き上げて寝た。
いよいよ明日は最終日。
ということで、世界遺産ハロン湾制覇!