先日、ついにバックパックを購入した。
だいぶ前から憧れていたバックパッカー。
これで一歩近づいた。
バックパックを買っただけで既に気分はバックパッカーなんてのは、
よくいるいい物を身に付けているだけで自分がかっこよくなったと錯覚してるやつというか、
格好だけサーファーでサーフィンもできないようなやつというか、それと同等だな。
バックパッカー初心者なので、容量がどれほど必要なのか、
形、機能、ブランド、何も知らない。
選んだのは、コルマンの1万円位で買える安いやつだ。
選んだ基準は自分に一番似合っていた(と思う)から。それだけだ。
あと強いて言うなら余りにもバックパックしすぎていないデザインだったから。
バックパック一つで世界を回ります!
なんて言うときにはやっぱり容量としては最低でも40リットルくらいは必要というのが通例なのだと思う。知らないけど。
しかし俺が購入したのは35リットル。
結構十分じゃないだろうかというのが印象強い。
てか世界一周しようとしてるわけではないし、1ヵ月くらいなら35でも全然いける。
そもそもモノを散々詰め込んで、とにかく多くのものを持ってこうとする精神が既にスナフキンに反している。
着の身着のまま、最小限の荷物で。
旅に必要なのは、大きなカバンではなく、口ずさめる歌だ。(Byスナフキン)
て事でこれから個人旅行はバックパッカーと化します。
そう言えば“バックパッカー”ってwikipediaで検索してみた。
何を持っていくのが基本なのか知りたくて。
そしたら、想像していたよりもよほどかっこいい答えが書かれていた。
あそこの記事書いた人いいセンスしてると思う。
何かというと、
バックパッカーにとって何を持ってくか、何をパッキングするかこそが、
旅の経験や技術に裏付けされたものなのだ、みたいな事が書いてあったのよ。
確かに。
てか何を持ってくのかなんて人それぞれであって。個性であって。
スケッチブックと絵の具を絶対に持ってく人もいれば、
CDとプレイヤーを絶対もっていくやつもいるし、
大槻ケンヂのように旅読み好きなやつは小説を持っていくだろう。
楽器を入れてもいい。
世間一般は何を持って行くものなんだろう。
何が基本なんだろう。
なんて考えでこそこそとネット調べてる精神がスナフキンに反していたことに気付く。
まだまだスナフキンの背中は遠いようだ。
バックパックを購入するに至った一番大きい理由は、9月に富士登山をするからである。
もう決して若いとは言えない体に鞭打って、
高山病と戦いながら山頂を目指すことを考えると今から不安でおなかいっぱいだ。
しかも、どうせ行くならご来光を、となるのは自然な流れである。
そのため、登山靴やバックパック等の基本装備だけでなく、
レインスーツ、ヘッドライトなどの本格派御用達のグッツまでも揃えなければならない。
まさか趣味が読書と音楽鑑賞・演奏、あと映画というインドア過ぎる俺が、
こんな本気の重装備をするとは思わなかった。
しかし、やはり日本で最も高い場所。
その頂から見るご来光は何か感じるものがあろう。
金剛杖を購入すると、山小屋で焼印を押してくれて、「焼印ラリー」なるものがある。
実は経験者は語るという側面で見ると、この杖とても邪魔になってしょうがなく、
体力の消費をはやめるだけだという。
しかし、ミーちゃんハーちゃん俺は買うだろうな。
あと、山頂には郵便局がある。
そこから出す葉書はオリジナルで、しかも消印も富士山オリジナルのものらしい。
よし、絶対出す。
とりあえず、富士山に向けて『今年は登るぞ! 富士登山サポートブック』を購入。
スナフキンに何言われようが構わない。
こっちは結構必死なんだ。
目指せ日本の最高峰。
あと、今年はフジロックに参加することが決まった。
一日だけだけど。この一日だけは思いっきり羽目外そう。
今まで結構我慢してきたから、この一日だけだったら許される気がする。
神様だってそうするはずさ。
よし、フジロックにバックパックで乗り込んでやろう。
バックパッカーデビューは苗場だ。