2014年7月30日
実質的にはこの日が初日である。
1日目は本当に移動だけで終わってしまった。
ホテルがリマの旧市街にあったので、この日はリマの市街を散策した。
と言ってもリマにいたのは半日の午前中だけだったけどね。
リマはペルーの首都であり、旧市街は歴史地区として世界遺産に登録されている。
新市街のミラフローレス地区も行ったのだが、これは後程。
ホテルから世界遺産であるリマ歴史地区まではバスで10分ほどであった。
まずは旧市街と言えばここ、アルマス広場へ。
リマの旧市街って言ったらたぶんここが一番有名。
パンフレットやガイドブック塔等でのリマの写真は大体ここ。
アルマス広場へ行けばとりあえず旧市街の雰囲気が存分に味わえる。
天気は曇りで微妙だったが、念願のペルーの首都、そして世界遺産であるリマを訪れるのは、スターターとして絶好の場所である。
まずはなんとってもこれ、カテドラルへ。というかカテドラルってそのまますぎるネーミングだね。
町の中心アルマス広場の正面にカテドラルっていう配置は南米ではどの都市にも共通する光景であるとのこと。
しかし、地球の歩き方によると、ここリマのカテドラルは南米きっての征服者、フランシスコ・ピサロが自らの手で礎石を置いたペルーでも最も古いカテドラルであり、その日は1535年1月18日、リマ建都の日でもある(地球の歩き方より)
1535年って…相当古い。
ピサロという名前は有名で聞いたことのある人も多いと思う。
インカ帝国を支配したスペインからの支配者、ピサロ。
その名前を聞いたのは、確か俺が小学生だったと記憶している。
当時の俺は、ドラクエ4のラスボス、デスピサロと名前がオーバーラッピングし、相当な悪者というイメージがあった。
まあ、当然今俺が見ている実際のカテドラルは1535年のものではなく、何度も改修が行われたものではあるが。
ちなみにピサロは暗殺され、その遺体はカテドラル内のガラスケースに安置されれているらしいが、真偽のほどは定かではないらしい。
そしてすぐ隣にはペルー政庁の建物がある。
アルマス広場の中心にある噴水辺りでぐるーっと一周見渡せば、目に入ってくるのは歴史的な建物。
そしてこの辺りは道がとてもわかりやすく、直線で碁盤の目状になっている。
その後はオーガスト通りを歩き、駅へ。何の駅なのかよくわからなかったが、ガイドブックで確認してみると、「デサンパラドス駅」とのことだった。
中に入ってみる。
駅の中を通り過ぎると、線路が見えた。
しかし、この路線はすでに使われておらず、一般客を乗せる電車は通らないとのことであった。
その後はサン・フランシスコ教会を目指して道を歩く。
ちらほらとお土産屋が開いていたが、売っているものはどこもそう変わらない。
俺はペルーで買いたいお土産が決まっていた。その中の一つは地球の歩き方にも乗っていたキーホルダー。
“どこにでもある土産物。5個で1ソル位で買える”とのこと。
その言葉通り、このキーホルダーはいたるところのお土産屋で売っており、探すまでもなかった。
道には犬や、猫がふらふらしているが、人間に対して警戒心もなく、襲いかかってくる気配もない。
人間慣れしているのだろう。だだ、ペルーはひたすらに動物たちが野放しであった。
そんなこんなでサン・フランシスコ教会へ到着。
ここ、鳩が異常に多く、入り口は鳥の糞でとんでもないことになっている。
中をちらっと見学し、教会を後にする。
そしてここからは、ひたすら移動だ。
バスに乗り込み、パラカスという町を目指す。
実に4時間半もひたすら道を南下する。
リマを出発してほどなくすると、すぐに町の景色が変わってくる。
リマの洗練された街並みとは一般して、とてもリアルな感じの街並みに。
色とりどりのレンガや土でできたような家々がところ狭しと並ぶ光景を何度も見た。
屋根がなかったり半ば崩壊している家も多数。山の斜面を削り、所狭しと家を押し込んでいる。
リアルな街並みが終わると、今度はひたすら荒涼とした砂漠のような景色が続く。
砂漠のきいろっぽい砂ではなく、灰色の砂。
灰色の砂漠なので、より一層荒涼として見える。
そして時折、そのはるか向こうに海が除く。
今は知っている道はペルーの最西端にあり、海沿いを南下しているのだ。
もちろん、海は太平洋。
地球の裏側に来ているのに、東京から見える海と同じなんて太平洋はどれだけでかいのだろう。
まずは2時間くらいして昼食。カニのリゾットとペルー風味の焼きそば。あと、ビール。
カニのリゾットは当然想像できる。おいしかった。
問題はペルー風味の焼きそばである。一体どんな味がするのかというと、これがうまい。
なんか日本人絶対大好きだよ、あれ。一言でいうと、しょうゆ味。しょうゆ焼きそばだった。
トイレが心配なくせに調子に乗って昼間っからビールを食らってしまった。
この途中で寄ったレストランあたりから天気がとてもよくなってきた、
加えて、バスの中でひたすら2時間移動だった後ということも手伝い、とても開放感があり、気持ちよかった。
景色もひたすら田舎。それがまたいいんだろうね。
車もあまり通らないので、道路にふらふらと出てきて写真を撮った。
そしてまた2時間。このバスの中は良く覚えていない。たぶん寝てたんだろうな。
ようやくパラカスに到着。
まずはホテル近くの祈念碑へ。
何の祈念碑だったか忘れてしまった。たしか火事がどうとか言ってたような気がする。
その祈念碑を忘れてしまうとはなんて罰当たりなんだろう。
その祈念碑の周りがひたすら何もない空間で、絶景だった。
風が強かったが、地平線見えるくらいひたすら何もなく。砂がひたすら見える。
視界にあんなにも遮るものがないって気持ちいいんだね。
とりあえずこの名もなき、荒原がペルーに来て一番の絶景であった。
その後、ホテルに移動。
昨日のホテルとは違い、パラカスのホテルはかわいらしいおしゃれなリゾート地にあるようなホテルだった。
そしてパラカスは海沿いの町。潮のにおいがする。
空にはウミネコ?やカモメが飛来し、岸には多くのボートや船が泊まっている。
ホテルのチェックインが終わると、ちょうど日が傾き始めてきた。
いいころあいだったので、ホテルの近くにある海岸沿いを散歩した。
海外沿いには、相変わらず野放しになっている犬が多くいて、楽しそうにじゃれあっている光景が非常に微笑ましい。
なんか、この町はすごく平和な雰囲気がした。もちろん、夜とか気を許したらそんなことないんだろうけど。
海岸沿いの道はすごく雰囲気良くて、ただホテホテと歩いているだけで退屈しなかった。
途中、ペリカンに餌をあげているオッチャンが写真撮らせようとしてきたが、普通にとってお金払った。
なんて行儀よく教育されたサービス精神にあふれれたペリカンなのだろうか。
こういう、教育した動物で写真で商売するのは外国では定番なんだな。今までそんな光景に数多く出会った気がする。
その後はちょっとビール飲んで一服したくなったので、その通りにある雰囲気良さげなバーに立ち寄る。
ここでちょっとしたハプニングが。
スペイン語がまったく話せないので、ひたすら英語で押し通してきたのだが、なんとビールという単語、つまりはbeerという単語を店員に理解してもらえなかったのである。
俺の発音が相当良くなかったという問題ではないと思う。
店員はとても人がよく、何度も俺のbeerという単語を理解しようとしてくれた。しかし、残念なことに遂には理解してくれることはなかった。
なんか謎の単語を発する俺ら東洋人を必死に理解しようとさせてしまった。
そもそもスペイン語でビールという、“Cerveza(セルベッサ)”という単語を覚えていればこんなことにはならずに済んだのである。
そして、奥さんと相談して、じゃあ、違うお酒でも飲もうということになった。
名前だけで一番無難そうなお酒を頼むと…
なんと色がとてつもなくカクテルっぽい深い紫色をした、上にパラソルが乗ったカクテルが運ばれてきた。
想像していたのと全く違い過ぎて笑ってしまった。
味は普通においしかったけどね。けどちょっとアルコール度数は高めだったかな。
こういうちょっとしたハプニングが大好きだ。旅しているって思う。
そしてほろ酔い気分でホテルに帰って夕食。なんて幸せなんだろう。
ポタージュ、白身魚の玉ねぎの炒め物が乗ったやつ。
この白身魚が何の魚なのか気になったが、驚くべきことに、ペルーでは何の魚かということを全く気にしないらしい。
つまりは、この魚は何なのか…とう質問の答えはすごくシンプル。
…“白身魚”
白身魚、赤身魚…という分別しかないらしい。
白身魚はとてもおいしかった。
もちろん、さっき飲めなかったビールも飲んだ。
そしてその瓶ビールのふた(王冠)にはマチュピチュのシルエットが描かれており、記念に持って帰った。
最後に、ここで初めてインカコーラを飲んだ。
見た目にインパクトがありすぎる、まっ黄色のコーラ。
とても有名でペルーに来たら絶対に飲まなければいけないものの様なので、恐る恐る飲んでみると…
これおいしい!
なんていうんだろう…何かにたとえたり、適切に表現するのが難しい味なんだけど…
ヤクルトみたいな乳酸系飲料をコーラで割ったような…とにかく表現するのが難しい味。
けどおいしいよ。癖になってこの旅で何本も飲んでしまった。
実質的にはこの日が初日である。
1日目は本当に移動だけで終わってしまった。
ホテルがリマの旧市街にあったので、この日はリマの市街を散策した。
と言ってもリマにいたのは半日の午前中だけだったけどね。
リマはペルーの首都であり、旧市街は歴史地区として世界遺産に登録されている。
新市街のミラフローレス地区も行ったのだが、これは後程。
ホテルから世界遺産であるリマ歴史地区まではバスで10分ほどであった。
まずは旧市街と言えばここ、アルマス広場へ。
リマの旧市街って言ったらたぶんここが一番有名。
パンフレットやガイドブック塔等でのリマの写真は大体ここ。
アルマス広場へ行けばとりあえず旧市街の雰囲気が存分に味わえる。
天気は曇りで微妙だったが、念願のペルーの首都、そして世界遺産であるリマを訪れるのは、スターターとして絶好の場所である。
まずはなんとってもこれ、カテドラルへ。というかカテドラルってそのまますぎるネーミングだね。
町の中心アルマス広場の正面にカテドラルっていう配置は南米ではどの都市にも共通する光景であるとのこと。
しかし、地球の歩き方によると、ここリマのカテドラルは南米きっての征服者、フランシスコ・ピサロが自らの手で礎石を置いたペルーでも最も古いカテドラルであり、その日は1535年1月18日、リマ建都の日でもある(地球の歩き方より)
1535年って…相当古い。
ピサロという名前は有名で聞いたことのある人も多いと思う。
インカ帝国を支配したスペインからの支配者、ピサロ。
その名前を聞いたのは、確か俺が小学生だったと記憶している。
当時の俺は、ドラクエ4のラスボス、デスピサロと名前がオーバーラッピングし、相当な悪者というイメージがあった。
まあ、当然今俺が見ている実際のカテドラルは1535年のものではなく、何度も改修が行われたものではあるが。
ちなみにピサロは暗殺され、その遺体はカテドラル内のガラスケースに安置されれているらしいが、真偽のほどは定かではないらしい。
そしてすぐ隣にはペルー政庁の建物がある。
アルマス広場の中心にある噴水辺りでぐるーっと一周見渡せば、目に入ってくるのは歴史的な建物。
そしてこの辺りは道がとてもわかりやすく、直線で碁盤の目状になっている。
その後はオーガスト通りを歩き、駅へ。何の駅なのかよくわからなかったが、ガイドブックで確認してみると、「デサンパラドス駅」とのことだった。
中に入ってみる。
駅の中を通り過ぎると、線路が見えた。
しかし、この路線はすでに使われておらず、一般客を乗せる電車は通らないとのことであった。
その後はサン・フランシスコ教会を目指して道を歩く。
ちらほらとお土産屋が開いていたが、売っているものはどこもそう変わらない。
俺はペルーで買いたいお土産が決まっていた。その中の一つは地球の歩き方にも乗っていたキーホルダー。
“どこにでもある土産物。5個で1ソル位で買える”とのこと。
その言葉通り、このキーホルダーはいたるところのお土産屋で売っており、探すまでもなかった。
道には犬や、猫がふらふらしているが、人間に対して警戒心もなく、襲いかかってくる気配もない。
人間慣れしているのだろう。だだ、ペルーはひたすらに動物たちが野放しであった。
そんなこんなでサン・フランシスコ教会へ到着。
ここ、鳩が異常に多く、入り口は鳥の糞でとんでもないことになっている。
中をちらっと見学し、教会を後にする。
そしてここからは、ひたすら移動だ。
バスに乗り込み、パラカスという町を目指す。
実に4時間半もひたすら道を南下する。
リマを出発してほどなくすると、すぐに町の景色が変わってくる。
リマの洗練された街並みとは一般して、とてもリアルな感じの街並みに。
色とりどりのレンガや土でできたような家々がところ狭しと並ぶ光景を何度も見た。
屋根がなかったり半ば崩壊している家も多数。山の斜面を削り、所狭しと家を押し込んでいる。
リアルな街並みが終わると、今度はひたすら荒涼とした砂漠のような景色が続く。
砂漠のきいろっぽい砂ではなく、灰色の砂。
灰色の砂漠なので、より一層荒涼として見える。
そして時折、そのはるか向こうに海が除く。
今は知っている道はペルーの最西端にあり、海沿いを南下しているのだ。
もちろん、海は太平洋。
地球の裏側に来ているのに、東京から見える海と同じなんて太平洋はどれだけでかいのだろう。
まずは2時間くらいして昼食。カニのリゾットとペルー風味の焼きそば。あと、ビール。
カニのリゾットは当然想像できる。おいしかった。
問題はペルー風味の焼きそばである。一体どんな味がするのかというと、これがうまい。
なんか日本人絶対大好きだよ、あれ。一言でいうと、しょうゆ味。しょうゆ焼きそばだった。
トイレが心配なくせに調子に乗って昼間っからビールを食らってしまった。
この途中で寄ったレストランあたりから天気がとてもよくなってきた、
加えて、バスの中でひたすら2時間移動だった後ということも手伝い、とても開放感があり、気持ちよかった。
景色もひたすら田舎。それがまたいいんだろうね。
車もあまり通らないので、道路にふらふらと出てきて写真を撮った。
そしてまた2時間。このバスの中は良く覚えていない。たぶん寝てたんだろうな。
ようやくパラカスに到着。
まずはホテル近くの祈念碑へ。
何の祈念碑だったか忘れてしまった。たしか火事がどうとか言ってたような気がする。
その祈念碑を忘れてしまうとはなんて罰当たりなんだろう。
その祈念碑の周りがひたすら何もない空間で、絶景だった。
風が強かったが、地平線見えるくらいひたすら何もなく。砂がひたすら見える。
視界にあんなにも遮るものがないって気持ちいいんだね。
とりあえずこの名もなき、荒原がペルーに来て一番の絶景であった。
その後、ホテルに移動。
昨日のホテルとは違い、パラカスのホテルはかわいらしいおしゃれなリゾート地にあるようなホテルだった。
そしてパラカスは海沿いの町。潮のにおいがする。
空にはウミネコ?やカモメが飛来し、岸には多くのボートや船が泊まっている。
ホテルのチェックインが終わると、ちょうど日が傾き始めてきた。
いいころあいだったので、ホテルの近くにある海岸沿いを散歩した。
海外沿いには、相変わらず野放しになっている犬が多くいて、楽しそうにじゃれあっている光景が非常に微笑ましい。
なんか、この町はすごく平和な雰囲気がした。もちろん、夜とか気を許したらそんなことないんだろうけど。
海岸沿いの道はすごく雰囲気良くて、ただホテホテと歩いているだけで退屈しなかった。
途中、ペリカンに餌をあげているオッチャンが写真撮らせようとしてきたが、普通にとってお金払った。
なんて行儀よく教育されたサービス精神にあふれれたペリカンなのだろうか。
こういう、教育した動物で写真で商売するのは外国では定番なんだな。今までそんな光景に数多く出会った気がする。
その後はちょっとビール飲んで一服したくなったので、その通りにある雰囲気良さげなバーに立ち寄る。
ここでちょっとしたハプニングが。
スペイン語がまったく話せないので、ひたすら英語で押し通してきたのだが、なんとビールという単語、つまりはbeerという単語を店員に理解してもらえなかったのである。
俺の発音が相当良くなかったという問題ではないと思う。
店員はとても人がよく、何度も俺のbeerという単語を理解しようとしてくれた。しかし、残念なことに遂には理解してくれることはなかった。
なんか謎の単語を発する俺ら東洋人を必死に理解しようとさせてしまった。
そもそもスペイン語でビールという、“Cerveza(セルベッサ)”という単語を覚えていればこんなことにはならずに済んだのである。
そして、奥さんと相談して、じゃあ、違うお酒でも飲もうということになった。
名前だけで一番無難そうなお酒を頼むと…
なんと色がとてつもなくカクテルっぽい深い紫色をした、上にパラソルが乗ったカクテルが運ばれてきた。
想像していたのと全く違い過ぎて笑ってしまった。
味は普通においしかったけどね。けどちょっとアルコール度数は高めだったかな。
こういうちょっとしたハプニングが大好きだ。旅しているって思う。
そしてほろ酔い気分でホテルに帰って夕食。なんて幸せなんだろう。
ポタージュ、白身魚の玉ねぎの炒め物が乗ったやつ。
この白身魚が何の魚なのか気になったが、驚くべきことに、ペルーでは何の魚かということを全く気にしないらしい。
つまりは、この魚は何なのか…とう質問の答えはすごくシンプル。
…“白身魚”
白身魚、赤身魚…という分別しかないらしい。
白身魚はとてもおいしかった。
もちろん、さっき飲めなかったビールも飲んだ。
そしてその瓶ビールのふた(王冠)にはマチュピチュのシルエットが描かれており、記念に持って帰った。
最後に、ここで初めてインカコーラを飲んだ。
見た目にインパクトがありすぎる、まっ黄色のコーラ。
とても有名でペルーに来たら絶対に飲まなければいけないものの様なので、恐る恐る飲んでみると…
これおいしい!
なんていうんだろう…何かにたとえたり、適切に表現するのが難しい味なんだけど…
ヤクルトみたいな乳酸系飲料をコーラで割ったような…とにかく表現するのが難しい味。
けどおいしいよ。癖になってこの旅で何本も飲んでしまった。