斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

バイオエタノール工場見学

2011年08月01日 17時31分10秒 | 企業訪問記
研究室の工場見学の一環として、JA 全農「バイオ燃料地域利用モデル実証事業」により運営されている、バイオエタノール製造所の見学にいきました。
場所は、新潟県新潟市北区太郎代です。

ここでは、非食用の米からエタノールを製造して、それをガソリンに混ぜて使う、グリーンガソリン(バイオエタノール混合ガソリン)として供給しています。原料イネは北陸193号で、すでに県内のガソリンスタンドで販売されています。

今日は、収穫してきたイネのもみ殻を除去し、米を細かく砕いて酵母で発酵させて、さらに蒸留し、最終的に99.5%無水エタノールにするプラントすべてを見学することができました。24時間連続運転でエタノールを製造しているそうです。

ここで使うエネルギーは、もみ殻を薫炭に処理する際に発生するガスを利用するそうです。よくできていますね。最後に見学者で記念撮影をしました。お忙しいところ、ご丁寧な説明をいただきました。ありがとうございました。

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三鈷の松が当たり前のようにある会社

2011年07月23日 09時38分26秒 | 企業訪問記
先日、奈良高専にて三鈷の松を紹介していただいて、大変珍しい松に出会えて感動したところでした。
あることでお付き合いしているハリマ化成はパインケミカル事業から発祥した会社です。パインとは松で、同社は松を知り尽くした会社ともいえます。昨日、同社で打ち合わせがあり、そのついでに、3つの葉の松がありますか?と尋ねましたら、同社内には世界中の松が集められていて、三鈷の松もたくさん植わっているとのこと。さすが、松を知り尽くした会社です。ほんとうにたくさん植わっていまして、落ち葉をいただいて、写真を撮影しました。

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実務訓練先訪問

2011年01月17日 18時18分08秒 | 企業訪問記
長岡技術科学大学では、修士課程に進学する学生は学部4年の後半のほぼ半年間、世界(15%)、国内(85%)の企業に派遣されて実務訓練を受けます。かなり長期間にわたり訓練されますので、企業の現場はどうなっているのか、理解した上で修士課程に進むことができます。

http://www.nagaokaut.ac.jp/j/annai/jitsumu.html

今日は、本学から学生が派遣されているKOAという会社にお邪魔しています。KOAは抵抗器を古くから製造している会社で、電子部品としてはあまり目立たないのですが、絶対に必要な部品を世界に安定供給しています。長野県伊那市を中心に工場をもっています。地元の雇用を大切にいていて、わが国の第二次産業の空洞化をどう防ぐか、さまざまな取り組みをしています。

http://www.koanet.co.jp/index.htm

今日は少しだけKOAの宣伝。

写真をみてください。会社を道路から撮影したのですが、しゃれた建物ですね。これは社員食堂です。食堂内部もたいへんよく作られていて、社員はお昼がいつも楽しみだそうです。食堂のごみ処理にも気を配っていて、食堂脇では、ゴミを肥料に変えているそうです。

構内ではチャボを飼育しています。冬はさすがに寒がっているだろうと思ったら、元気に外で遊んでいました。ときどき構内を散歩しているそうです。

環境との調和をどうするか、いろいろと提案する会社がたくさんある中で、KOAはここにかききれないほどたくさんのことを実際に実行して調和をとっています。たいへん興味深い会社です。

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セキュリティーについて

2010年10月22日 18時50分36秒 | 企業訪問記
今日は午前中に地元の銀行2行に用事がありまして、訪問してきました。いずれも頭取と面会しての打ち合わせでした。それぞれ、頭取のおられる階の応接室にいくまで、設備的・人的なバリアがいくつかありました。本学でも学長室に入るためにはだいぶバリアを通り抜けなければならないようにしましたが、バリアの数は銀行に負けます。開かれた大学を目指すか、セキュリティーを目指すか、たいへん難しいところです。

さて、地元3行の銀行とすべて打ち合わせを行い、地元の大きな飛躍と本学の大きな飛躍のための、スタートのスタートくらいがきれるかなというところまできました。新原学長の提唱する、「仕掛ける大学」、「長岡ブランド人材養成」が、動き始めています。×××さん、乗り遅れないでくださいね!

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分析機器展

2010年09月02日 20時44分35秒 | 企業訪問記
幕張で開催された分析機器展に出かけてきました。いまの科学をささえる分析機器の最新作がづらりとならび、われわれ研究者は、次のほしいものをここから探すわけです。研究者は、常に次のテーマに果敢に取り組まなければなりませんが、そのためには常にあたらしいものを追い求める性格でないと勤まりません。基本的にはだれも知らない新事実を探求するのが好きですが、新事実を手中に収めたいという人はだいたい、あたらしい分析装置で評価してみたいとか、巨大科学で解析してみたいとか、そういう欲望をもっています。分析展はその、ある方向の趣向をもったひとにはたまらない展示会です。いつもいっていますが、研究者は常に飢えていないとなりません。1000万円プレーヤーで満足してもいいですが、なかには1億円でもまだ自分の夢が実現できないと感じる研究者もいるわけで、自分がまだ飢えているか、満足してしまったか(もうアガリ)を確認する上でも重要なイベントです。

昨日、E製菓の会長から京都の芸子さん舞妓さんとの遊び方を学びました。実習なしの講義だけでした。京都にはそういう文化があるということは、それなりに社会科で習ってきましたが、実学を中心に教わったことは、また格別でした。1時間くらい聞いたあとで、それはそれでよかったのですが、おそわるばかりでなく、実習がないとなりません。そういうところが普通の人とはちがうと自分でも感じています。E製菓の会長に「連れて行って」とお願いしてもいつになったら、実現できるかわからないので、本日、本物の舞妓さんに会いに行きました。六段くずしというをどりも拝見しました。ついでに一緒に写真撮影もしてきました。かなりぼけた写真ですが、掲載します。かわいらしい舞妓さんですね。

研究者の悪い癖で、耳にしたことで気になることは、すぐに自分で見に行きたくなります。もちろん、芸子さん、舞妓さんのをどりをみたのも、写真をとったのも、就業時間外です。






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