斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

じゃんけん列車

2017年04月30日 00時02分12秒 | 斎藤秀俊の着眼
小学校の先生から聞いた話。

じゃんけん列車というのは、はじめ2人一組でじゃんけんをして勝ったほうが前、負けたほうが後ろにつくゲームです。
クラスに必ず。1人や2人、じゃんけんを最後までしない児童がいるそうです。
こういう児童はけしからんのでペナルティーを与えるそうですが、人間社会においては、戦法を生まれながらにして知っている児童のように思います。

じゃんけん列車ですべて勝ち続けるのに
1回目 2人
2回目 4人
3回目 8人
4回目 16人
5回目 32人
6回目 64人

ということで、6回勝たないと40人クラスでトップになれないのです。ところが、39人まで列ができたところで、1人でじゃんけんに向かい、1回勝てば先頭になれるのです。途中を楽しむ人、トップになることだけを考える人、いろいろいる中で、どちらを選択するのかはその人の人生の生き方。

さて、ここからは兵法の話。

国家としての戦争は途中を楽しむ方式では絶対にダメです。最後の1回のじゃんけんで、絶対に勝てるという確信のもとで開戦に王手をかけます。そう考えると、今現在の状況でアメリカが北朝鮮に戦争をしかけても何の得にもなりません。でも、北朝鮮が「絶対に勝てる」と確信すれば戦争を仕掛ける理由はつくことになります。

じゃけん列車で負けたほうは、後ろにつくことになります。4月30日午前6時から5月1日午前7時(日本時間)が第一回目の要注意期間でしょうか。

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