斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

今朝のおはよう日本

2013年07月29日 21時46分53秒 | 水難・ういてまて
すみません、他人の大学の宣伝です。
今朝NHK7時17分枠で、東京海洋大学における海洋実習の様子を描いたものが放映されました。水もの、海ものが好きな私は(裏のご苦労はいざ知らず)大学の授業で海で実習できる皆さんがうらやましく思ったりします。

ともすれば、泳げる人にスポットを当てがちな海洋実習ですが、受講していた泳げない学生が主人公になり、少しずつ海に対して自信をもつ様子が描けておりました。その学生に対して自己保全の様子をわかりやすく解説していた”津波に流されて生還した非常勤講師”の姿に感銘しました。

水難に対する私の基本的な考え方は、”溺者が主役”です。救助者がカッコよくてもそれは自己陶酔の世界の話であり、人間の尊厳にはなんら益はありません。

同学の学生は将来海の上に出る人が多く、泳げないとしても、こういった授業を経ながら”命を守りながら仕事をする”ということを覚えていってくれれば、と思いました。
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