しじみ漁の見学ではなくて、ダイヤモンドとその関連材料の国際会議に出席しておりました。日本と世界がどのように、何を目指してDLC膜の標準化の国際プロジェクトをすすめているか、講演しました。あまり意識していなかったのですが、一応招待講演のようでした。いってから気がついて、感謝です。
30分の講演時間で最新のデータをひとつ披露してきました。これは日本や世界の研究者の努力の結晶です。それなりの情報をみなさんが持ち帰ることができたのかな、と思います。いつもながらののらりくらいの英語ですみませんでした。
会議中、他の方の講演の写真撮影は禁止なので、最後の若手の人の表彰のシーンだけ撮影しました。若いうちにこういう賞をたくさんとってください。受賞者はあまりたいした賞におもわないかもしれないけれども、ぼくみたいなおじさんが若い人の顔と名前をおぼえるいいチャンスなのです。覚えがいいとはこのことかもしれませんね。
私も年齢を重ねてからわかってきましたが、おじさんやおばさんが活躍しているといっても、そのうちいなくなります。次に活躍する人をわれわれは常に発掘しないとなりません。次を育てぬ組織はかならず崩壊します。そして、育てるというのは、顕在化させることでもあります。顕在化のひとつが表彰です。