昭和の怪物…

1970年の3月6日に生まれた鹿毛の仔馬
それは後に「昭和の怪物」と呼ばれ
日本の競馬界に一大旋風を巻き起こす…

その名馬最強馬ハイセイコー号が
世に与えた夢と大き過ぎる程の感動は
今も馬産地「新冠」の太陽と称えられ
かつてを知る人々は
馬の名で浮かぶそんな時代の思い出が
心の奥にあるのだと静かに語らう…

優駿の道…

日高という土地柄は
古くから馬の生産地として栄えに栄えまくり
その生産頭数は日本の競走馬の
ななななんと七割をも輩出しているそうな…

それそれだけに日高地方を貫く長い国道線は
誰がつけたか「優駿ロード」
当たり前田のクラッカー的に放牧風景が続き
それどころか街の彼方此方までもが
馬と馬で上手い具合に飾りたてられていた…

そして更に霊験あらたか馬頭観音も御祀られ
馬の憑き物を祓う事もありけるそうな…

桜の下の小さな宴…

桜の下でビールを飲んでいると
通りすがりの自転車紳士が
商店から酒を買い込んできた…

そこへ現れたのは
いかにも隙を持て余してそうな
実際に持て余している御仁…

それは桜の木が呼んでくれた縁
そして
桜の花が繋いだ小さな宴…

一日わずかな歩を進めるよりも
たまにはそうして
桜に付き合うのも悪くはない…

今日の日高に咲く美しい桜の花
その名は南殿と申します…

無題…

「がんばろう！東北！」
その言葉がアイヌの民芸屋さんに
貼られていた…