森喜朗の発言を、その場にいた女性たちは、どのように聞いていたのだろうか。
僕もその場にいた女性になったつもりで、考えてみようと思いました。
これから何人もの女性が出てきますが、みんな「あつ子さん」ですので、気にしないで下さい。
まず、「わきまえてる」と言われた組織委員のあつ子さんはどう思うか。
あまり自分に自信のないあつ子Aは、嫌みをいわれてるように思うだろう。
自分に自信のあるあつ子Bは、当然じゃないかと思うだろう。
謙虚なあつ子Cならば、自分の言動を省みるだろうか。
いずれにしても、森喜朗が自分たちの事をちゃんと見てるのだから、これを機に気持ちを引き締めようと、組織委員のあつ子たちは思うだろう。
一方、「時間がかかる」ラグビー協会のあつ子はどうだろう。
我に返ったあつ子Dは、恥ずかしくなって俯いてしまうだろう。
頑張ってきたあつ子Eは、何もこんな場所で言わなくてもいいじゃないかと、腹を立てるかもしれない。
割と客観的なあつ子Fなら、まあ、言われてもしょうがないと思うだろう。
そして、この両方の様子を見ていた橋本あつ子は、こう思うのではないだろうか。
ラグビー協会の子や組織委員の子も、経験や能力の差はあっても、それぞれ頑張っているのだから、その頑張りにあった評価を一人一人にしてあげたらいいのではないだろうかと。
そりゃあ森喜朗だって、みんなそれぞれ頑張ってるのはわかっているだろう。
だから、あつ子は森喜朗の発言のどこが女性蔑視なのかが分からないの。
何故、集団リンチで森喜朗を辞任に追い込んだのかがわからないの。