『生きものの記録』という映画。
原爆の恐怖にとりつかれた男の話ですが、映画が作られた時代背景として、原爆実験の事があったり、核戦争が起きるんじゃないかという不安があったのだろうと思います。
主人公の男が家族に安全な国に移住しようと説得するけれど、家族からは反対されてしまうんでしたっけ。
話しても無駄だと思った主人公が、家を燃やしてしまうんだよな。
最後は精神病院に入って、太陽を見ながら「燃えとる燃えとる」いうんだよ。
太陽を核戦争で火だるまになった地球だと思い込んでるんだな。
すごい話です。
恐怖にとりつかれて家を燃やしてしまうなんて思い着かないですよ。
でも、どこか他人事になれない。
コロナ禍でもテレビに恐怖を煽られてしまって、外国に移住したいと言ってる方もいますからね。
国民がこんなに怯えてしまっては、家と言っても国家が危ないですよ。
新型コロナの恐怖で東京オリンピックが中止になったら、ますます国民の恐怖は正当化されていきそうだよ。
新型コロナは日本では幸いにもインフルエンザ以下のウイルスなのに、政治家は支持率を気にしてそんなことも言えない空気になってしまった。
新型コロナが恐ろしいと思ってる人々は、生きものの記録の主人公を見ても、自分の事とは思えないかもな。
周りはみんなマスクしてるしさ。
マスクをしてない人の方が狂ってると思ってる人もいるんだろうね。
恐ろしいわ。