押し入れの中

2022-07-07 22:41:35 | 日記
僕の仕事部屋は、いつも押し入れの扉が開いている。

紙に描く仕事が多かったので、それに関する物が、束になって置いてある。

それが湿気でフニャフニャになるのが気になるので、押し入れの扉が閉められない。

一年中ずーっと開けっぱなし。

「片付けなきゃなあ」と思いながら年月は流れた。

たまに探し物をして、どこに何があるのかを確認する事はあるけれど、よくもまあこんなに描いたものだと思いながら、再び押し入れにしまい込む。

そこには今の仕事を助けてくれるヒントやアイデアもない。

他人が見たらゴミの山にしか見えないかもしれないよ。

そんな押し入れの中を眺めながら、人の記憶ってどうなっているのかと、ふと思った。

タンスの引き出しに喩えて、しまっていた言葉を探してる絵を浮かべることがある。

言葉をどこにしまったか忘れて、けっきょくは間違った言葉を取り出してしまうのだ。

笑われても、本人は気づかない。


話しは飛ぶけれど。


近頃、言ってる事が崩壊していくインテをyoutubeで見かける。

頭の中のタンスや押し入れが、愛着のある様々な物で溢れかえっているのだろう。

物凄い愛着は伝わってくる。

でも僕の押し入れ同様に、おそらくはゴミの山だ。

ゴミと言っては失礼か。

宝物?

その宝物は、湿気でカビが生えてないか?

風通しをよくした方がいいんじゃないか?




コメント
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