マインドコントロールの怖さを知るのはオウム真理教事件の後。
統一協会に入信した頃は、自分がマインドコントロールされてるなんて気づきもしなかった。
うちの弟が言うには、「兄貴の目がいっちゃってた」そうだ。
その頃の写真を見ると、確かに目が変だった。
あんまりよく寝ていなくて、幻聴もたまーにあった。
もちろん僕だけじゃない。
協会の朝の祈祷中に、白目になって祈ってた信者もいたからね。
そういう状態でだんだんと思考を奪われていくんじゃないかな。
読む本といえば、統一原理の本だしな。
しかしそれが信仰生活だと思っていたからさ。
協会を辞めてオウム真理教がニュースなどで取り上げられるようになると、仕事場の仲間が意地悪な顔をして感想を聞いてくるんだ。
僕は「あの人たちも頑張ってるんじゃないの」なんて適当に応えてましたよ。
統一協会もオウム真理教も普通の宗教だと思ってたのでね。
カルト教団なんてよぎりもしなかった。
協会に残った人は、陽気な人もいれば、幸薄い人もいたし、頭のいい人もいたし、アイドルの親衛隊もいた。
辞められない人の顔が浮かぶと、もう、どうしようもない気持ちになってくるんだよ。
その頃からオウム真理教のまさかと思うような事実がだんだんと入ってくるようになった。
恐ろしいね。
マインドコントロール。
コロナ騒動もそうなんだけどさ。
やっぱり恐怖を煽るやり方は、カルトと同じだな。
男系固執派は、女系天皇を認めたら日本が終わると脅すしさ。
「終わんないよ」って言ってあげないといけないよ。
みなさんも気をつけてね。