自分の姿をちょうどいい距離で観るのはなかなか難しい。
最近は統一協会の話題がメディアで取り上げられてますが、同時に信仰生活をしていた頃の自分が思い出されてしまう事も増えました。
まーブログにも書けない事ばかりですが。
上京してアニメの仕事に就きましたが、ちょっと牧師さんに憧れていたところもあったんですよね。
淡い夢ですよ。
子供の頃に、ノッポさんに憧れるみたいなものですから。
入信した動機はこれまた書けない事なんですが、信仰の生活に入る事をきっかけに、とりあえず18禁のアニメの仕事から解放されました。
プロデューサーに泣きながら「これ以上描けません」と言って降りたんですよ。
そして信仰生活に入っていくわけですが、全然憧れてたような世界じゃないんですよ。
食っていくためにお金を稼がなきゃならないし、会社を辞めて違う会社に入社したような気分でね。
がっかりしながらもその世界に馴染むには、幻聴と妄想に酔うしかないんですよね。
自分の中に邪教をこっそり育てるようなね。
思い出しただけで、顔から火が出そうですが。
たぶんお酒が大好きだったら宗教に入らなかったかもしれない。
あんまり関係ないかな。
とにかく若いから、何もかもほとばしってるでしょ。
「ちょっとは大人しくしてろよ」と、トイレで自分の体に言い聞かせてた夜もありましたよ。
集団生活ですから、誰かに聞かれていたかもしれないな。
そんな言うことを聞かない自分に疲れてしまったということもありましてね。
だって文鮮明に心酔しちゃってる僕の上司みたいな人って凄いんだよ。
信仰生活を始めたばかりの僕らを集めて、ヤクザ映画をみせるんだよ。
たしか映画のタイトルが『修羅の群れ』だったと思う。
まあ、そんな事もありながら、約半年で「集金奴隷」の生活は終わってしまいました。