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☆松瀬 徹のオフィシャルブログ☆

映画「アバター」の経済効果 - 其の2 -

2010年02月05日 07時34分13秒 | ITビジネス(コンテンツビジネス中心に)

日本映像ソフト協会は、2日、2009年の映像ソフト出荷額が

08年比で4.5%減の2750億円と発表し、新聞では、不況と

娯楽の多様化に加え、PC,TV向けのインターネット配信サービス

の普及で、視聴媒体先の増を唱え、パナソニックやソニーなどが

今年投入する3D(3次元)テレビを機に3D映像ソフトの普及で

市場の活性化に期待感があると報道。

 日経は、1月31日で一面を使い、3Dテレビの特集記事を

組んでいる。

 2009年が3D映画元年なら、3Dテレビ元年が2010年

としている。



 映像文化に関わっている私も、ここまで、急速に3D映像が話題に

なり、ブームになるとは、想定外の動きである。

 ご存知のように、立体映像として「アナグリフ方式」の映画を、

赤と青のレンズで観る技術は、既にあったが、いまの3D表示技術の

進展は、目に見張るものがある。





(前回と同様、投稿記事とは無関係だが、有るすれば、3D映像が昇る?かな!)




ジェームス・キャメロン監督は、この3D表示技術に、特撮制作現場で培ってきた

VFX技術を融合させ、映像化を成功させたわけである。

 さらに、凄いのは3D映画をとりまく環境を重んじたとこにある。

それは、3Dシアターという映画館の普及化である。

言い換えると、3D映像というソフトと3D上映可能なシアターというハード、

それに、高品質な映像を求める(目が肥えた)観客性の増加が、巧く結合した

結果であるし、彼は、その時を待ち、勝負に出たのである。

 ああ、偉大なる監督であり、映画プロデューサーである

ジェームス・キャメロン氏に脱帽である。


★既に完売の「アバター」パンフ600円は、数多く出版されている、雑誌・単行本

は、あるが、映像テクノロジーに興味があるひとにも、絶対的に得するパンフとなって

いるので、一読の価値あり。


最後まで観よう!

最後に、映画観客者の皆さんへの苦言です。

私のブログを訪れる人はいないと、思うが、 上映内容が終わり、スタッフロールが

流れ出すと帰る人の多さである。(エンディング音楽が流れているのにもかかわらず)

前から、つねづね思っていたが、あまりの多さに怒りすら感じるこの頃である。

 映画は、多くの制作現場のスタッフ、キャスト、協力者、社で製作、制作されている

作品です。とりわけ、制作現場は、裏方含め、多大な労力を費やし、創作しています。

映画は、洋画邦画を問わず、監督だけ、俳優さんだけで、創られていません。

ひとりひとりの才能が結集して、一作品が完成するものです。

「お疲れ様」の気持ちをもって、スタッフロールを最後まで、

洋画の場合は、翻訳者まで、観てほしいものです。





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