これは会社の近くのハイキング道の入り口の手摺です。
木材であれば、手摺の横木として全く問題のないところですが、
合成木材は、木材のように繊維がありませんので、支えがないと日照による熱で段々変形してきます。
合成木材は一般の木材にはない長所(ささくれやひび割れがない)がありますが、
この2点以外は高耐久の木材と比べると欠点の方が多いと言う素材ですから、
使う場所とを使い方を合成木材に合わせた使い方をする必要があります。
この施工例だと、スパンを飛ばさずに、柱の本数を増やすか、
もしくは柱のみを合成木材にして、横木はムクの木材にするか
等の方策をすべきだったと思いますが、
恐らく、採用された時は、売り込むメーカー側にも欠点の認識がなかったのだと思います。