映画「青春18×2 日本漫車流浪記」を観た。2024年、123分、日本・台湾合作、監督藤井道人(1986、東京都)、原作ジミー・ライ。シニア料金1,300円。
藤井道人が監督・脚本を手がけた日台合作のラブストーリー。ジミー・ライの紀行エッセイ「青春18×2 日本漫車流浪記」を映画化し、18年前の台湾と現在の日本を舞台に、国境と時を超えてつながる初恋の記憶を描いた映画。この原作者ジミー・ライという人はネットで調べてもどういう人かよくわからなかった。
台湾に住む36歳のジミー(シュー・グァンハン、許光漢、1990、台湾)は、自身が作りあげたゲーム制作会社でヒット作品を出したが、やがて傲慢になり人心が離れ、経営に失敗し追い出される、ふとかつて出会った日本人のアミ(清原果耶、2002、大阪生まれ)から届いた絵ハガキを手に取る。
18年前の台湾、カラオケ店でバイトする高校生だったジミーは、日本から来たバックパッカーのアミがいきなり働きたいと言ってきて彼女と出会う、アミは店の人気者となり、徐々に彼女に恋心を抱くようになり、やがてデートもする仲に、しかし、突然アミが帰国することになる。アミはある約束を提案した。
時が経ち、失意のジミーはあの日の約束を果たそうと彼女が生まれ育った日本への旅を決意し鈍行列車に揺られ、たどり着いたアミの実家で18年前のアミの本当の想いを知り・・・・
物語は、鎌倉・由比ヶ浜や福島・只見線が走る雪景色、台湾・十分(シーフェン)のランタンフェステイバルなど日本と台湾の写真映えする観光地を舞台に旅行ムードを醸し出して、描かれる景色に癒される。
主演の台湾俳優のシュー・グァンハンは全く知らなかったが、清原果那は2021年の朝ドラ「おかえりモネ」に出ていたので知っていた。この映画の演技を見て随分女優として成長したなと思った、もうすでにいろんな映画やテレビに出演しているようだ。
監督の藤井道人の祖父は台湾出身で、台湾は自分のルーツの一つと述べており、祖父のように異文化に接して、それをミックスした映画が作りたいと思っていたようだから、この作品の映画化には相当力が入っていたのでしょう。
さて、この映画を今回観た感想だが、2国間をまたぐ青春恋愛映画ということもあって、シニアの自分にはあまり響いてこなかった。仕方ないでしょう。台湾人や田舎に住む日本人の人の好さがよく出ている作品で、その点では良いと思った。
若い人向けの映画だった、が、自分が年を取って感動しなくなっただけなのか
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