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「樫本大進&エリック・ル・サージュ日本公演」を聴きに行く

2023年02月05日 | クラシック音楽

サントリーホールで開催された「樫本大進&エリック・ル・サージュ」公演会を聴きに行ってきた。サントリーホールの大ホール、A席で前から10番目くらい、値段は7,000円だった。バイオリンとピアノの二人のコンサートでサントリーホールの大ホールで公演を行えるとはたいしたものだ。やはりベルリンフィル第1コンサートマスターの人気はすごいということか。8割方埋まっていた感じだ。客層は女性が多かったように思う。樫本人気か。ホワイエでは樫本大進の次の公演のチケットやCDが販売されていたが列をなしていた。この日はホールの後方で録画のためのカメラなどが配置されていた。

演目は

シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調 Op. 105
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op. 100
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第3番 イ短調 WoO 27
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op. 108

樫本大進(43)の公演を観るのは初めてだが好印象を持った。約2時間ずっと立ちながらの演奏だが若いからへっちゃらだ。体を前後左右に振りながら熱演していた。今日の演目はどれも初めて聴く曲であったため一回だけでは今ひとつ理解が進まなかったが、前半の2曲はいずれも3楽章、後半の2曲は4楽章の曲だった。選曲の説明はパンフレットにも記載はなかったが、ブラームスはシューマンを師と仰いでいたためその両者の組み合わせとなったのだろう。

ブラームスは交響曲などを聴くくらいであまり熱心なファンではない。が、あるとき、これがブラームスが作曲した曲だったのかと驚いたことがある。それは子どもが赤ん坊の時、ベッドの上にくるくる回るおもちゃがあり、それが回りながら音楽を流すのであるが、その中に赤ちゃんが健やかに眠れるような愛情にあふれたムードのメロディーがあり、良い曲だなーと今でもはっきり覚えているものがある。それが昨年、NHKのクラシック倶楽部というTV番組で「𠮷田誠と小菅優の世界」という回を観ていたら曲目の中に「こもり歌(シェラー作詞、ブラームス作曲)」というのがあり、この曲がまさに赤ん坊に聞かせてたあのメロディーなのである。びっくりした。ブラームスと言えば小難しいイメージがあったが、これで親しみがわいてきた。

さて、モクレンの花のつぼみがこんなに大きくなっていた。



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