RURUのひとりごっち

「博多にわか」な「独り言」と「ごちそうさま」を鍋に放り込んでなんだか煮てみたら・・・ひとりごっちが生まれました。

踊り子さんは更年期?

2006-10-11 14:42:27 | しらんがな
ぼうが1本あったとさ
葉っぱかな
葉っぱじゃないよ かえるだよ    クリッ~ク
かえるじゃないよ あひるだよ
6月6日 雨ザアザア
三角定規に ひびいって
アンパン二つ 豆みっつ
コッペパンふたつ くださいな
あっというまに かわいいコックさん

ワールドバレーボールのやってる頃、友達からのバレー関連メールに、ボリショイバレー
「スペードの女王」を見ていたと、バレー違いな返信をしたるるです。

数日前にテレビ放映があった「ベストオブ・モーリスベジャール~愛、それはダンス~」
もしっかりビデオに収め、眠れぬ夜のおともに見ました、衣装はベルサーチのデザイン、
今、るるが再び、はまっている「QUEEN」の音楽も使われていたし、美しかった
ベジャールさんは来年80歳だそう、振付師で現役80歳ってすごいわあ、昔ラヴェルの
ボレロでお盆に載って踊るジュルジュ・ドンの踊りで、日本では一斉風靡したよね。
ジョルジュドンは亡くなってしまったけれども、ベジャールバレイの一番の表現者
だったし、すばらしい踊り手だった。
今週末には中国雑技と西洋バレイの融合「白鳥の湖」も放映があるし、これもチェック
しとかねばならぬ、生まれ変わって何になるといわれたら、迷わず踊り子になりたい
と言うるるです、自分から一番遠いところに舞踏の世界があるように思えるから。
「いらっしゃいませ~、踊り子さんには手をふれぬよう~」の踊り子じゃないよ(笑)
生まれ変わったら何になるかとかって、けっこう無意味な問いだけど
夕刻になると人生振り返ってしまう悲しい性の更年期?しかたないさね。
昔、設計事務所にいた頃の山村観光開発の仕事、耳元にひぐらしの声が甦る。

川上村「あきつの小野」という所、仕事でいった現場で奈良県の吉野郡東部
三重県側、東に大台ケ原に連なる台高山脈、北に桜の吉野山、村の中央を吉野川
が流れ、V字谷で形成されほとんどが山岳地帯、ダム補償で予算がついて、
地場産業の林業もなかなか厳しい時代、今はもっと厳しいけど、村は観光開発に
望みをたくし、自然資源を活かして人を呼ぼうと頑張る、その事業の一環で
「あきつの小野」周辺を整備するための、基本計画で打ち合わせと現場調査に
訪れた。
「あきつ国」って日本を呼んだのは、日本にはトンボの飛び交う風景が最もイメージ
されるからなんだと思う。

そこには裏山と蜻蛉(せいれい)の滝を背景に、未整備の疎林があった、夕刻
その林の中に立ったら、一斉にひぐらしのシャワーを浴びた。
急にあたりの風景がゆがんで、記憶喪失になりそう・・・とおもわず足をふんばった
とにかく半端じゃない音量で、けけけけーきっききーかなかなかなかなかな
かんからかんからかちちちんちんちんけけけ。かんかんけたけたかっぱーぱ
ぱーけけけ・・・・長いって!
人の内耳まで浸潤していっそ狂えと言っている様な鳴き声、あの体験は忘れない。

それくらい川上村はいいところです(笑)日本の山村は宝の山なのです。
温泉もあります入之波(しおのは)温泉、湯盛温泉。
村営のホテルができていて、そのときの仕事の担当の役場のお兄さん
(当時新婚ほやほやで。いや~新婚は腰を痛める。とか冗談を飛ばしておったが、
当然今は別の意味で腰痛になってるだろう)が支配人になったとかで、当時事務所
に葉書が来て、泊まりにおいでくださいとあったが、いけぬままになってしまった。
近鉄大和上市駅から奈良交通バスで西河下車、蜻蛉の滝まで徒歩二十分くらい
そこからトビロ谷、音無川のせせらぎを聞きながら、じい坂ばあ坂を経て青根が峰
858mを越えて女人結界跡を通り、吉野山奥千本に金峯神社、帰りはバスで近鉄
吉野駅へ、片道13km約5~6時間のハイキングコース、春の桜か秋の紅葉も
いいけど、人が多そう、夏もいいと思う、柿の葉寿司も食べよう。
車なら大台ケ原のぶなの原生林は必見、新緑の芽吹く頃が一番美しい、日本は山国
だけどほとんどが植林だから、なかなか見られない神秘の風景。

おなじ頃兵庫県の神崎町というところの仕事で、そこもやっぱり山だったけど
始めての打ち合わせだからと、普通にスーツ(スカート)を着ていった、礼儀上
ね、現場説明のあと、いきなりさあ行きましょうと林道を行く担当者の地元役人の
後をついていくと、いきなりその林道の横腹の斜面(60度はあろうか?)を
登りはじめた、「道とちゃうやんか・・・斜面やんか」と心でつぶやき、普通の靴
とスカートにストッキングの女は、道なき道の山をかけのぼりまた駆け下りた
「このルートで土居木階段とロープの手すりをつけて、散策コースを作りましょう。」
とか役人は言いつつ、どんどん藪やら、くもの巣やらをかきわけて・・・・・。
「やめて・・・くれ。」「てめーいやがらせか?」と女は心で叫びつつ、表情は
変えずに「分かりました。」とクールに答えて、山道をずり落ちた。

役所に戻ると、しかし用意周到の女は破れたストッキングを脱ぎ、役場の裏の足洗い場
で泥をおとし、カバンに入れていた新しいのにはきかえたのでありました。
もちろんその次に行く時はちゃんと現場スタイルで行きましたよ、しかも二度目は
未整備の鍾乳洞に入ったりして、まるで昔テレビではやった探検隊シリーズだよ
真っ暗な鍾乳洞の中は、いつはまり込むとも知れぬ暗黒の底なし沼、懐中電灯一個
じゃたまりません。
「この鍾乳洞は整備したら人が来るでしょう」と地元役人
「・・・・・。」なんと答えてよいものか
そんな売れないお笑いタレントみたいな仕事もあったよなあ。
やっぱり生まれ変わったら踊り子になるぞ。


50年以上夫婦で焼畑の伝統を守る宮崎県椎葉村の椎葉さん夫婦
(秀行さん84歳クニ子さん83歳)は今年も八月に焼畑の「火入れ」をした。
1年目はソバ、2年目はヒエ、アワ、3年目はアズキ、4年目は大豆を育てる。
9/24新聞より

今日の拾い唄「焼畑の火入れに唱える唄」

「ただいまより、
このヤボ(藪)に火を入れ申す。
へび、わくどう(カエル)、虫けらども、
そうそうに立ち退きたまえ。
火の余らぬよう、
焼け残りのないよう、
お守りやってたもーれ」