RURUのひとりごっち

「博多にわか」な「独り言」と「ごちそうさま」を鍋に放り込んでなんだか煮てみたら・・・ひとりごっちが生まれました。

ジョン レノンは極楽浄土でカーボーイになった  

2006-10-27 01:10:03 | よかね~

JOHN LENNONが生きていれば今年66歳だっけかな。
「ジョン・レノン ラスト インタビュー」というのが文庫で出てた
ので読んでみた、昔読んだっけかなあと思ったが、ジョンレノンは
1980年12月8日ニューヨークのダコダハウスの前で殺されて
しまったが、その2日前のインタビュー記録だ。
池澤夏樹氏の訳です、彼の「スティルライフ」はとても好きです、余談ですが。

Imagine all the people living life in peace
すべての人が平和に暮らすさまを想像せよ

これはおなじみ「イマジン」の歌詞の1行。
「事件の直後アメリカのラジオ局の1部では「イマジン」をかけることを自粛する
という動きがあった。これはジョンの思想が強い力を持っているということを逆説
的に証明するものだ。彼の考えを恐れるものがアメリカには今もいる。この自粛に
応じなかった局にはリクエストが殺到したという。」
と前書きで池澤氏が書いていた。2001年の9・11の事件のことだ。

LENNON LEGEND(The Very Best Of Jhon Lennon)というアルバムを持っていて
彼のソロ活動期のシングル曲を集めたものなんだけども、イマジンから始まって
平和を我らにまで20曲収められている、その解説にも、実際アメリカでの暮し
を切望したジョンだが、政府からは若者に大きな影響力を持つ危険人物とみなさ
れ、FBIによる組織的な盗聴や、過去の大麻不法所持を理由にした国外退去命令
など、ジョンとヨーコの平和活動はさまざまな攻撃や圧力にさらされたとある。

愛や平和をテーマにする活動が迫害される社会ってばかげている、なら、アンパ
ンマンもだめじゃん、愛と希望と平和の使者で、自分の顔を飢えてる人にあげる
し、まあジャムおじさんに替えを作って貰えるから彼はいいけど、ジョンの命の
替えはなかったからね。

このインタビューを読んでるといかにジョンが、生のままの素直な人間かという
のがわかるけれど、さっきのアルバムの曲にしても、彼の生き方をそのまま作品
にしたようで、ヨーコに夢中のときはヨーコのことを歌い、平和が必要だと思え
ば平和を歌い、苦しいときは苦しいと歌い、嬉しい時は嬉しいと歌い、子供が産
まれたら子供の事を、主夫になれば主夫のことを歌い、新しい決意をしたら・・
といった自分たちの生活を歌にしながら、それが普遍的にしかも思想に結びつい
てメッセージになっているなんて、なんてすごいことだろうか。 

インタビューの中で社会が倒錯していて素直であることが恥ずかしいことの
ように思われてて、なにかのふりをしていなければならないことはちっとも
おもしろいことじゃない。って二人は語り、「私たちが・・・素直なのは
なにかが欠けているからなのね。べつの言い方をすれば、ほかのものには
なれないのよ、わたしたち。だから・・・・こうなの。」ってYOKOがいうと
JHONは「ぼくはカーボーイになれるぞ」って(笑)言ってる。

世の中が人に仮面を強要していると感じることはすごくあるなあ、素直じゃない
天邪鬼な、るるも素直になりたいとつねづね思うけど、まああんまり素直だと、
世の中生きにくいってこともあるからね、それでもやっぱり素直に生きれたら
きっと、気持ちいいんだろうなあと思う今日のるるでした。