RURUのひとりごっち

「博多にわか」な「独り言」と「ごちそうさま」を鍋に放り込んでなんだか煮てみたら・・・ひとりごっちが生まれました。

眠れぬ夜はペダル・スティール

2006-10-13 20:34:20 | おすすめ

(西鉄福岡駅下りる)

今日は久しぶりに出かけて人と会った、天神は明日明後日14日と15日とイベント
があるのでなんだか街がうきうきした感じで、ギターを抱えた若者が大勢いた。
天神の街を音楽一色にと、数箇所に点在させた街角特設ステージやライブハウス
31ケ所で、繰り広げられるプロやアマチュアミュージシャンの生演奏や音楽関連
のイベント「ミュージックシティー天神」があるからである。
今年は5回目で、音楽産業都市を目指す福岡のメインイベントという感じかなあ、
楽しそうです、今福岡に来ている方々はラッキーかも。
福岡は本当にお祭り好きです、山笠の様な伝統的な祭りやアジアマンス、どんたく
その他、街でイベントはけっこうたくさんあって、この秋は「博多情緒めぐり」が
20日から「ガイドと街歩き」ツアーは「そば、茶の発祥の地・寺社めぐり」と
「真昼の中洲文芸講座」「博多小話」「太閤街割り・商い」の4コースやら、
「御供所ライトアップウォーク」「博多灯明ウォッチング」「懐かしの博多写真展」
などや大宰府では「飛龍天神ねぶた」に火を灯す。(あんた観光課の人?)
というわけで「この秋、博多をさるきにきませんか?」るる提供。

この音楽イベントに高田渡の長男で弦楽器奏者の高田漣さんのバンド
「Hands of Creation」が参加している。
「容姿の可愛さに一目惚れ」しちゃったというペダル・スティールを聞かせてくれ
そうなので、いってみようかなあ。
高田漣の「LULLABY」というアルバムは、題名が子守唄好きの私には、聞かなきゃ
だめよサイン(笑)を送ってきたので、なんとなくしかも不思議な雑貨屋で手に入れて
今も手元にある。
しかも高田渡の息子さんとは最近まで知らなかったが、本当に子守唄としては最高
の曲がつまっていて、(Neil Young)Only Love Can Break Your Heartとかね
スローなギターの調べに、眠りの世界へ誘い込んでくれるので、手放せない。
こら。睡眠剤かい!

お父さんの高田渡というミュージシャンは、確か去年なくなったと思いますが、
この人かなりのお酒好きで、彼のライブは酔っ払って歌い手本人が寝てしまう
ライブとしても有名で、寝ている彼をファンたちは起さず、起きるまで待って
いるという(笑)ちょっとびっくりな伝説的歌い手なのです。
そんなひとおらんやろーと、ちっちきちーの芸人さんが言うでしょうがねえ。
彼の曲では「生活の柄」がなぜか一番口ずさむことが多いのでした。

生活の柄 曲高田渡 詩 山之口獏

歩き疲れては夜空と陸との、すき間にもぐり込んで
草に埋もれては寝たのです。ところかまわず寝たのです。
  歩き、疲れては、草に埋もれて寝たのです。
  歩き、疲れ、寝たのですが、眠れないのす。

この頃は眠れない、丘をひいては眠れない
夜空の下ではねむれない。揺りおこされては眠れない
  秋は、秋は、浮浪者のままでは眠れない。
  秋は、秋からは、浮浪者のままでは眠れない。

そんな僕の生活の柄が、夏向きなのでしょうか
寝たかと思うと、寝たかと思うと、またも冷気にからかわれて
  秋は、秋は、浮浪者のままでは眠れない。

PS.
眠れないときは息子さんの「LULLABY」の
ペダル・スチールギターの調べで眠ってください
ああ、そうだった、もうトワの眠りについたのですね。
安らかにお眠りくださいあなたの唄はずっと記憶に留まっています。
高田渡さまへるる