昨日の日曜の夜、祇園町の「御供所ライトアップウォーク」に散歩がてら
行って来た、東長寺から始まり、聖福寺の広い境内をめぐり、順心寺、
妙楽寺、承天寺をめぐるコースになっていた。
聖福寺では中村誠一カルテットの無料ジャズライブが行われていて、建久
6年、日本に初めて禅宗を伝えた、栄西禅師が開いた寺院の境内の、古い
お堂の軒下の縁を舞台に、ジャズマンたちはいい音を響かせていた。
ちょうどお堂に着いたとき「縁は異なもの」という曲の演奏が始まった
舞台が縁だけに?「What a Difference a Day Makes」39才で亡くなった
ブルースの女王、ダイナワシントンが歌っていた曲、その後はなんかラテン
ジャズがあったり、小雨降る境内で灯明の明かりの中、和服姿の女性たちも
ちらほら居たよ。
このところ見なかった悪夢を昨夜は見てしまった!引っ越した当初なぜか毎日
身体も心も疲れきっていたからか、怖い夢を見続けて、自分の悲鳴で目が覚め
たりして、こりゃあたまらんなあとおもっていた頃があったが
昨日は明け方近くまで起きていたのに、ほんの少しの眠りに便乗しやがった。
昨日の新聞の本と批評欄に、「自殺をしたくなったら!?図書館へ行こう」と題して
滋賀県の能登川町立図書館(現東近江市立能登川図書館)の紹介があった。
この図書館のテーマだそう、建物の内部は自然光に低い書棚、不規則な配置の
椅子たち、壁際に少し奥まったスペースがあって、そこにソファがおかれ、
自分だけの巣穴に本を持ち込めるような造りになっている。
図書館だからといって無理に本は読まずとも、そこに居る自分を確かめ、その
ついでに、たくさんの本の中から一冊を手にとって見れば、何か興味を惹かれ
ることが載っているかもしれない、自分の苦しみ以外のことに興味が持てたら
あなたはまだ生きられるんです、そしてまた疲れたら、いつでも巣穴に戻って
おいで・・・・・って館長のお言葉。
これは私がブログを始めた理由の一つだ、死にたかったわけじゃないが、心の
リハビリには、自分の苦しみ以外のことに興味を持つことがすごく役に立つと
思ったからなのだ、はっきりいってしんどいことだらけで、見かけ倒しのへな
ちょこ女には、こんな図書館が近くにあってくれたらなあと、おもわずに居ら
れようか欲しいなあ、徒歩圏内にできれば、市長!よろしく。
まじで一つの町に一個あれば、へたなカウンセリング受けるより、いじめやら
なんだかんだでで自殺しようと思う若人もちょっとだけ減るかもよ。
幻夢 (るる)
なんかわからんけど
ひどくごわごわした秋の宵
暗黒の挫折感がやってくる
途方に暮れて
分別のないペチカは
冬まで休んでいられない
うつぶせに長椅子に倒れ込んで
死んだ振りして目をむく
ああ なんか食いもの
夜通し鳥の声を
聞いていた様な気がして
庭とこやぶに叫んでみる
うらぶれて 風が吹くと
あわてて道の端をピンで留める
もうずっと先にいった人が
お前
「死に損なった 死に損なった」と
飲んだ暮れては躊躇する
卓上の薇と蕨
PS.
今日はくらいよー