昨日の夕飯は秋鮭の鍋だった、買い物に行っても、メニューが思い浮かばず、
白菜、大根が冷蔵庫に残っていたので、苦しいときの鍋だのみ、菊菜とかぼちゃ
としいたけと焼き豆腐を買い足し、さて鍋のメインは豚か?鳥か?と悩みつつ
スーパーを一巡りして鮮魚のコーナーにさしかかると、「秋」の文字が目に入った
3切れ入りパックの秋鮭!これですがな、安いし、なんといっても旬旬旬、と
くしゃみ3回RURU3錠、めでたくメニューも決まって、大分産新米も仕入れて
坂道をママチャリでよっこらと帰宅。
鍋を食べた後の日曜の夜はゆっくり録画したビデオでもと思っていたら、目の前に
は、山のように詰まれて、アイロンを待っている、取り入れて、てきトーにたた
まれた洗濯物たちがある、「うーん。しゃーないやるか!」重くて痛む胃をなだめ
つつ取り掛かったが、Tシャツ30枚、カッターシャツ2枚、半ズボン2枚、長
ズボン1枚、ランニング2枚、制服のブラウス2枚!計39点!!。
「あんたなんぼほどためてるのや~」一気に高熱殺菌じゃー!!というわけで、
9月27日のブログに書いた「エクストリームアイロニング競技」に出て、金メダ
リスト目指せるくらい、アイロン肩になった日曜の夜でした。
昨日、2つの小包が届いた、一つは「手の間」編集部から季刊雑誌「手の間」の
創刊号(春号)とVol.2の秋号だ、「手間をかけて創るひと、手間をかけて創ら
れたもの。」をテーマに取材し創られたすてきな本で、年4回1冊800円と
リーズナブル、福岡の警固というところにギャラリーとショップとイベントスペ
ースと角うちと編集部がある。たまたま私が聞いて見たいと思った講演がその
「手の間」であり、申し込んだが、今キャンセル待ち状態で、たぶん無理だろう。
それは本の装幀家、毛利一枝さんという人の「装幀の話あれこれ」なのだが、
行くだけ行って角うちでもジャックするという手もある?(飲みたいだけかい!)
その手の間の創刊号の記事「土と生きる」で左官職人の話。
「ほんわかした壁に仕上げて、ち言われてそれがどげんことかわからんとダメ。
だからいつも観察する姿勢を身につけて、壁に対するセンスを飲み込んでない
といかんのやね。」
取材記者の驚きは左官の職人たちの無駄のない仕事ぶり、現場に着くとサッと
仕事に取り掛かり、12時弁当と15時のお茶をはさみ17時をめどに一気に仕上げ
にかかる。仕事を終えたときには、ほぼ同時に片付けもピッシッと終えている。
鮮やかな手際のよさ、これは「段取り」と呼ばれる。「カンのいいヤツは段ドリが
違う。相手が何を求めているかが、言われなくても先にわかって動くんよ。そうい
うヤツは下っ端の中でも光っとるね。」
この作業上の段取に加えて素材にも段取が必要で「土を段ドル」ことができねばな
らない。左官は土と生きている。
「もろに土の家!ちいうんを造りたいね。土で簡単に包み込んだような形の、人を
守る家。住み心地いいと思うよ~。あ~、その光景が目に浮かぶ、。土まんじゅう
の家の屋根には草が生えとって、煙突からけむりがでよる、そんな村。ありえる気
がするよ。土は可能性を秘めとる。もしかしたら、世界を救えるかもしれん!その
可能性をとことん追求して、途中で切れたら生まれ変わってまた次の時代で続きを
やりたいね。」
うんうん住んでみたいねそんな家に、毎夜ゆっくりねむれそうやな
と思うるるでした。
もう一つの小包はパカポコ牧場(ブックマークからHPに入れる)の友人から、
青森りんごのお菓子甘栄堂の「薄雪」(今日の写真です)というのだった、友人の
牧場は岩手だが、開けてみると、津軽特産のりんごを芯と皮を取り、果汁を取り、
羊羹状に流し固め乾燥したお菓子で、りんごの香りと、ほんのりと上品な甘味と、
いい感じの硬さのゼリーの食感は私の脳みそに酸素を送り込んでくれた。
「ありがとう、パカポコさん、おかげで今日はいい日曜日でした。」
たぶんこの原料となるりんごも土と生きる人々の作品だよね、土は偉大だし、
土と生きる人たちも、もっと大事にする国そして人にならにゃいけないと改めて
思ったのでした。
今日の拾い唄
桜色のスカートの
すそが春風に
なびいてるの
今日も寂しさ
かみしめて
アゲハ蝶とびかう
城隍堂への道
一緒に泣き
花が散れば
一緒に…
(がんばれクムスンで姑が唄い旦那が途中から参加すると唄をやめてしまい
お義母さんは一人で唄いたいのよと・・で結局最後の歌詞はわからずじまい
の拾い唄、一緒に・・・なんだろうかと今日も悩むるるです)