花紀行・2

「花紀行」の続き
散歩のときハイキングのとき
写真に撮っておいた山野草や
そのときの思い出など綴っていきたい

落倉自然園2(8/14)

2019-10-09 | 信州
ツリフネソウ     ツリフネソウ科 ツリフネソウ属


ニガクサでいいかもしれない      シソ科ニガクサ属




うん? これは・・・アケボノソウ! お久しぶりの出会い~     リンドウ科センブリ属




花が咲いていたのは流れのある一か所のみ 後はほとんどまだつぼみでした。


サワギキョウも咲いていました。     キキョウ科ミゾカクシ属




サワギキョウの花の造りは複雑難解 一筋縄ではいかない
先端に葯の毛束が写っているのがありました。



サワギキョウは雄性先熟  右の花は雌しべが出ているみたいですが・・・


始めから子房みたいなのがついてるし・・・不思議がまた増えました。
謎のこと教えていただいて分かりました。
※キキョウ科植物は、子房下位なので花弁・萼片よりも子房の位置は下にある。
だから蕾の頃からも子房部分が見える。チョウジタデ等のアカバナ科や、キュウリ、ナス等も子房下位※



なにかの蛾が! カメラを構えているうちに動いてしまう・・・



後ろ 前 上下 どっちがどっちって分かりにくいです。
下が顔でお尻を上に上げているのかしら


落倉(おちくら)自然園(8/14)

2019-10-07 | 信州
落倉自然園へようやく到着~
大小の湿原が形成されている地の一部  初期低層湿原の代表的なところだそうです。



小さいながら駐車場もトイレもあり便利でした。駐車場付近から山野草が色々♪
ツリガネニンジンではないかと思っているのですが・・・
右に写っているのはまだ咲いていなかったハクサンシャジン 葉だけ写っています



コマツナギが秋を思わせます




ちょっと雰囲気のあるコマツナギ (*^。^*)


コマツナギの上の方にはヤマハギが!






湿原の中に入ると・・・湿った空気に包まれあたりはうっそうとしています。
巨大化したミズバショウの葉がいっぱい!





名前に「オチクラ」と冠した苞が2枚の「オチクラミズバショウ」はここが発端♪
美しい2枚の苞にくるまれたミズバショウを見てみたいものです。
画像は拝借させていただきました。

ミズバショウの葉茎にぴったりサイズのカエルがいます( ^)o(^ )


せっかくランが出てきたのに・・・まるでうまくいかず全く処置なし(-_-;)
多分・・・元のサイズで見たら 「茎には陵がなく丸い」のでオオヤマサギソウではないかと!
茎に陵のあるオオバノトンボソウとも似ていて混乱します。






栂池散歩コース2(8/14)

2019-10-04 | 信州
これはなんの木?






葉の形はカエデの仲間だと思い調べてみたら「ウリハダカエデ」でした!
幹肌がとにかく美しくて見とれます。
名前の由来は ”幹の色合いがマクワウリの実の色に似ている”



カッコいい木が何本も生え 翼果がいっぱいできていたのを見ることができました。
ムクロジ科 カエデ属 雌雄異株 あるいは雌雄同株









ウリハダカエデの幼木


この実はなんでしょう♪ 調べたら「キブシ」 キブシ科キブシ属
花は見ることはあっても果実になったところは初めてでした。
ごちゃごちゃの小さな花から太っちょの実ができるなんて♪
この実は硬そうに見えますが「乾いた液果」だそうです。





地面の下の方の枝はヤマハギが色を添えて♪


シラカバの木にイワガラミ♪  こんな光景も贅沢すぎ!




アカバナ


ゲンノショウコ

この後は入り口を見落とし行ったり来たりの末 落倉自然園へ着きました。

栂池散歩コース(8/14)

2019-10-02 | 信州
落倉自然園への途中ちょっと立ち寄った場所
学生さんたちの走りのコースにもなっているようでした。



シラカバと共に歩いたり走ったり! 贅沢~


ヒカゲノカズラなんかもありました。


オトコエシかもしれない


葉が小さいのでコバギボウシでしょう


ヒヨドリバナ かたまりであちこちに咲いていました。




オトギリソウ






サルトリイバラの果実?・・・そうではなくシオデかもしれません。
サルトリイバラと比べると葉先がとがり気味


▼小さな芽だしのこんなのを始めに見て「ラン」のなにかかとワクワクしたのに
これも結局シオデみたいです。


▼こんなのもありました。どれもみんなシオデでしょう  シオデとの出会いは今期が初めてで
姫川源流から始まり何度も目にすることができたラッキーな年です~



すごい大木! なんの木? タラノキかもしれません。
美味しい山菜のタラの芽からは想像できない背高のっぽの木になっていました。





幼木も生えていました。


こんなトゲが!

トゲの生え方にびっくり!!!



栂池(8/13)終わりに♪

2019-09-30 | 信州
ウメバチソウの咲き始めを目にしてきました。

仮雄しべと丸い腺体 もっとくっきり写ればよかったのに・・・


タテヤマウツボグサ   普通のウツボグサに比べるとすごく大きいです。


タマガワホトトギス 行きのときはもっときれいだったのにとても残念


ヤマブキショウマ


カニコウモリ これはどうしても撮っておきたかったのにうまくいかず・・・

▼カニコウモリの葉  カニの甲羅みたい? 


タテヤマアザミではないかと思っているのですが・・・


下の2枚は・・・葉の形がタテヤマアザミとは違うような個性なのか・・・?マークにしておきます。




小難しいセリ科  後のため役に立てばと思い♪ ミヤマシシウドでは・・・と




これはミヤマセンキュウでいいと思います。




下の3枚はオオバセンキュウ・・・かも





栂池自然園の最後は消化しきれずに終わることになりました。
苦手なセリ科がとても多く頭の体操にはよくてもなにかがつっかえているようでどうにもならない
後に引きずりそう!!!これがまたいいのかもしれません。
このことが次のための発奮の土台になってくれればいいです。
長くお付き合いくださりありがとうございました。
翌日は栂池散歩コースを歩きその後「落倉(おちくら)自然園」へ行ってみました。

名前に「クロ」とつく栂池自然園で見られる植物

2019-09-30 | 信州
「栂池」のことを思う度「クロ」から始まる植物のことが頭をよぎります。
すべてこの目で栂池で見ることができれば最高ですがほかの場所での出会いを含め
ここに記しておくことにしました。
クロトウヒレン      キク科トウヒレン属



クロツリバナ  花と果実と! 花は7月に行ったとき見てきました。ニシキギ科ニシキギ属




クロクモソウ      ユキノシタ科チシマイワブキ属




クロウスゴ  果実  偶然隅っこに写っていました。
花はまだ一度もお目にかかったことがないです。ツツジ科スノキ属



クロミノタケシマラン  白駒池で見ました。   ユリ科タケシマラン属


クロバナロウゲ  尾瀬へ行ったときに見た花です。栂池でもいつかは♪
つくば実験植物園でも見られます。     バラ科クロバナロウゲ属



クロマメノキも栂池にはあるはず 
昔坪庭で見てきたクロマメノキの花      ツツジ科スノキ属


楽しかった木道歩き(栂池8/13)

2019-09-28 | 信州
木道歩き 出口が近づき・・・なんとなく寂しい気がしていました。
その心を反映するかのように・・・
オオレイジンソウの花は結局どこでもこんな感じですでに終わりを迎えていたのでした。



出口近くのオニシモツケはきれいな咲き方♪




翼果ができていたオガラバナ


帰りになったらワタスゲの穂がちらほら見え始め落ち着きました♪






ヒロハユキザサの果実


タケシマランの果実


帰りのロープウェイ乗り場までの道のりにて♪
ハゴロモグサに花が咲いているのに気がつきました。







ゴマナがきれいなとき~




帰りにもう一度しっかり見てきたオニ同士 左オニシモツケ 右に立っているのはオニシオガマ

▼オニシオガマ

ロープウェイに乗る前に帰りに撮っておこうとした植物をもう少し見てきました。

クロクモソウほか(栂池8/13)

2019-09-26 | 信州
クロクモソウがあったらどうしても見たい!
これも見たい植物の上位だったので行きのとき確認でき「やった~!」って感激でした。
帰りにゆっくり撮ることにしたあこがれのクロクモソウ!!!
ユキノシタ科チシマイワブキ属  (別名 キクブキ イワブキ)




まあるい特徴のある葉なので見分けやすい






待ち望んだ花だからもっとよく撮りたいのに・・・これで我慢になりました。




ズダヤクシュも一緒に咲いていました。   ユキノシタ科ズダヤクシュ属


見上げる位置にあったオオバタケシマラン 葉は茎を抱く   ユリ科タケシマラン属


これはなにかな~と後で調べたらミヤマセンキュウでいいと思いました。
葉は細かく切れ込んでいます。      セリ科ミヤマセンキュウ属




小花序の苞が糸状で長い

木道足元にもミヤマセンキュウ




くるくるが可愛らしいクルマユリ ミヤマバイケイソウと♪

帰りの楠川(栂池8/13)

2019-09-24 | 信州
もうすぐ楠川というあたり エンレイソウにつやつやの果実がついていました。


サンカヨウ きれいな果実付きやっと目にできました。


シラネアオイ 花のときたくさん見たのに・・・目に留まった果実はこれだけ♪


クルマユリ

下のほうにつく葉が車輪みたいに車状につくのでした。


楠川は行きよりもっと水が減ったよう・・・ひと月くらい前と大違い 
カラカラで少ない貴重な冷たい水とみんな戯れています~



橋のたもとにはミソガワソウ! 
行きに見ていて帰りにどうしても撮っておかなくっちゃって思っていたのでした。





気持ちよく周りが開けてきました! 思いっきり深呼吸♪




妖艶 クロトウヒレン


カオジロトンボかもしれません。 後ろからなので顔の白いところが見えなくて


果実になり始めのイワショウブ  赤がとてもいいです♪




ヤマハハコ  初々しくてきれいでした。

帰りの木道歩き♪(栂池8/13)

2019-09-22 | 信州
歩きやすい木道は楽しい 
チングルマの出来立ての果穂を見ながらだと尚更楽しくてどれも素敵な表情を見せています~









ダイニチアザミの花や葉の部分をここで撮ることができました。  キク科アザミ属




ダイニチアザミと白い花はシラネニンジン(セリ科)




ハナカミキリのなにかが・・・


大きくしてみたら! カクムネヒメハナカミキリではないかと・・・


咲きっぷりのよいミヤマアキノキリンソウ   キク科アキノキリンソウ属


モウセンゴケびっしり~      モウセンゴケ科モウセンゴケ属




小さく白く見えるのはモウセンゴケの花のつぼみ♪  青いつぼみはタテヤマリンドウ


ハナチダケサシ 小葉の先はとがり気味     ユキノシタ科チダケサシ属
   ※覚えのために・・・チダケサシは葉先は丸みがある※
    見た目はハナチダケサシのほうが華やかな感じがします。




あと少しで楠川に着きます!!!

ヤセ尾根終わり(栂池8/13)

2019-09-19 | 信州
看板の右のほうから下りてきました。これから左に進みます~
木道が新しくなり歩きやすいです! 途中取り換え工事がどんどん進んでいました。
年数を経ると木が腐りぼろぼろになるのを目にしてきました。それを取り換えるのは大変
  ※ここに来る途中 栂池最初のとき姉が滑って転んだのでした。グンナイフウロを見つけ
   うれしさのあまり「すってんころりん」ってなりました※
「ヤセ尾根でグンナイフウロを見る」 楽しみにしていたのにとうとうお目にかかれずとても残念





ヤグルマソウの残り花     ユキノシタ科ヤグルマソウ属


ミネカエデ 翼果        カエデ科 カエデ属


モミジカラマツ(キンポウゲ科モミジカラマツ属) トンボつき アキアカネ(?)




ゴゼンタチバナ 果実が赤く色づくのも間近♪    ミズキ科




アオジクスノキ(ヒメウスノキ)果実 枝には4陵ありジグザグしている
液果の先端は臼のようにへこむ       ツツジ科スノキ属





ヒカゲチョウ?
白竜(はくりゅう)さんから教えていただきました。ヒメキマダラヒカゲという名前でした。
このチョウはたくさん飛んでいるのを見ました。



ギンリョウソウ     ツツジ科


シシガシラ      シシガシラ科


ミヤマホツツジ      ツツジ科ホツツジ属


開けたところへ出ました! 楠川まではしばらく楽ちんな木道歩きです~

ヤセ尾根のお花畑(栂池8/13)

2019-09-18 | 信州
ヤセ尾根でのハイライト!
この場所は新しく作られたみたいです。絶景を腰かけて見られる最高の場所♪





ソバナ シモツケソウ オヤマボクチ ハクサンオミナエシ オオバギボウシ などなど (*^。^*)

ピンク色はシモツケソウ  青紫色はソバナ




ハクサンオミナエシ(コキンレイカ)  オミナエシ科 オミナエシ属



葉だけ見るとモミジカラマツにも似ているよう




見ているときは全然気がつかずにいた「イワオウギ」 写真は全くよく撮れてなくて・・・
見たかった上位の高山植物のため 記念として残しておきたいです!   マメ科 イワオウギ属



ソバナと一緒♪


ヤマルリトラノオ(多分)と一緒♪


黄色の花のタマガワホトトギスも一緒に!!! イワオウギの果実(節果)が写っていました。


イワオウギに似た花は何種類かあり  果実を見ればいいそうです。

時間などお構いなくずっとここで過ごしたい♪  そんな気にさせてくれるところでした。

ヤセ尾根の下り始まり(栂池8/13)

2019-09-17 | 信州
名残の白馬大雪渓を目にとどめ・・・


木製の階段の左右の景色を眺めながら下っていきます!白い花はノリウツギ




ハート形っぽい池塘


きれいなのでつい撮りすぎ・・・オオシラビソ球果




だんだん下のほうの景色が近づいて見えてくる~


これはダケカンバの葉なのかしら・・・虫こぶいっぱい
ダケカンバにも膨れた形の虫こぶできるそうですがそれとは違うし・・・







冬の厳しさを実感させられるよう・・・


下りてきた階段


これから下りる階段 そこでは花園が待っていてくれたのでした。
ここの階段も新品になりヤセ尾根全域新しいのに変わりつつありました。




展望湿原から10M上のピークへ(栂池8/13)

2019-09-15 | 信州
展望湿原の標高は2010M すぐそばでオオシラビソ見られるなんて幸せです




ハナアブのお客様が♪  ナミホシヒラタアブかもしれません。可愛い(*^▽^*)


果実ができていたオオカメノキ  この美しい葉は大好き!   レンプクソウ科ガマズミ属




もう少し先のピークを目指す途中の眺め 白馬大雪渓!


標高2010Mから2020Mへ! あと少しというところでテングノコヅチがまた出てきました。
   ※絡まずに這うように生えること 茎頂(けいちょう)に普通1コの花を咲かせる※ 
などがツルリンドウとの違いだとのこと     リンドウ科ツルリンドウ属









栂池自然園のピークへ到達しました。標高は2020M
ここでゆっくり景色を眺めることができるようになっています!



手前はモウセン池 ずっと向こうに歩んできた道とビジターセンターなどが見えます


今一番高いところでくつろいでいるのは!!!キアゲハ ただ1頭のみ
止まっている木はオガラバナかもしれません。葉だけだとミネカエデとの区別が分かりにくい
調べを続けた結果 「ミネカエデ」が正しそうです。


ヤッホー

この後はヤセ尾根を下って行きます~ ”人生下り坂 サイコー” 気分味わえるのかしら♪

展望湿原 (栂池8/13)

2019-09-13 | 信州
やっとのことで展望湿原まで登ってこられました。まずやることは!!!
☆ここで白馬大雪渓を眺める☆ でも雲の動きは速く瞬時に山を覆い隠し中々思うようにならない・・・
この日のハイライトはグレーのまますっきりとはならなかったものの一瞬チラッと見えたのは幸いでした。





目の前にある池塘の周りの湿原には豊富な高山植物がびっしり生えています!




展望湿原を望む場所は以前より狭くなったような気がしています。
材木が新しい感じ でも長椅子はなく階段状になりました。面積もやや小さくなったかもしれません。
初めてのときは広くてゆったりして素敵な憩いの場所という感想 
「あれが白馬大雪渓だよ」と義兄や姉に言われ眺めたのでした。


▼こんな風に・・・(記念撮影なのでこっちを向いていますが)
(雲に隠れているけれど)白馬大雪渓とその前に広がる湿原を眺めるのです♪



目の前の湿原には! 
遠いのでなんとなくしか分からないものの多種多様な高山植物がふんだんに詰まっていました。
以下は展望湿原を見晴らしたときの大群生の様子



ヒオウギアヤメ     アヤメ科アヤメ属


タテヤマリンドウ     リンドウ科リンドウ属






エゾシオガマ     ハマウツボ科シオガマギク属




ヒオウギアヤメの下のほうにもエゾシオガマ!


果穂ができているチングルマ     バラ科ダイコンソウ属




栂池でも高いところではコバイケイソウ(ユリ科)まだ咲いていました! 
白い花はモミジカラマツ(キンポウゲ科)


丁度12時に着いたのでお昼ご飯済ませた後もう少し探索しました。