これも何度も書いていることだが、僕は盛岡という街が好きだ。街の規模だとか、雰囲気が本当にしっくり来る。都会すぎず、田舎過ぎず、広過ぎず、狭過ぎず。そして歩いて色々なところを廻れるところも良い。仕事の出張があったことを幸いに、盛岡に一泊して写真を撮った。それが今回の記事であり、主に夕刻から夜に至る時間帯のものである。通常は繁華街のど真ん中に宿を取る。それはそれで十分楽しいけど、結局は繁華街で飲みすぎて撃沈するのが習わしだ。今回は繁華街から少し離れたところに泊まったので、昼にしか来たことのない街角の夜の様子も見ることが出来た。
また、これまでになかった新たなことは、街中で同業者を頻繁に見かけるようになったことである。同業者というのは、僕と同じように街の写真を撮る人たちだ。大抵、僕が行く街では僕以外に写真を撮る人を見かけない。見かけるのは観光スポットや名所旧跡くらいで、街中で写真を撮る人は極めて少ない。自撮りくらなものだ。以前は盛岡も同様だった。ところが今回は写真を撮る人が多かった。その多くは外国人観光客であり、その好奇心旺盛な姿には感銘を受けた。何人かは僕の後を付けてきて、嬉しそうに同じ写真を撮っていた。そんなものを撮ってどうするのか、僕が言うのも変なので放っておいた(笑)。
X-PRO3 / Voigtlander NOKTON 23mm F1.2 Aspherical