昨日予告した「発表」は今回の記事ではない。引っ張って恐縮だが、今週半ばには掲載する。まあ今回の内容も、前振りといえば前振りと言えなくもない。さて・・・。
「良いか?買うなよ?絶対だぞ?」。僕が愛する山形県長井市。何度も被写体になってもらった老舗醤油店「山一醤油」。そこで秘伝の味とされる謎の調味料「あけがらし」は作られている。米こうじ、からし、醤油、唐辛子、麻の実などからなる発酵食品で、そのまま食べても美味しいのである。僕はそのままお酒の肴とするのが好みだし、ご飯に載せて食べても旨い。冷奴に載せても良し、納豆に混ぜても良し。もう万能なのだ。折りからの健康志向ブームのなか、添加物が一切入っていない「あけがらし」は大人気だ。旅番組で人気演歌歌手が取り上げるなど、テレビで紹介されるケースが増え、入手困難な時期もあった。昔から地元で愛される地味な発酵食品が、令和になってまさかの大ブレークである。最近ではAmazonでも売っている。世の中、何がどうなるか本当に分からない。真面目に造り続けていれば、ある日突然こうやって報われることだってある。それを目の当たりにした。しかし、こんな旨いものは地元の人間と僕みたいな長井大好き人間が独占すべきだと思う。手に入らなくなると困るので、皆さんは呉々も買わないように。良いか?絶対だぞ??。
内緒ですが、機会があれば、こっそり買うことは、見て見ぬふりをしますよ(笑)。
でも爆発的なブームがいつまでも続かないのは道理。それも販売側は分かっているような気配がします。
アマゾンとか通販ではありますが、直接買うことのできる場所は少ないです。無理に拡げていないのかもしれません。
そういう道理があるから、長く商売を続けてきた会社なのでしょうか。ダムさんの言われる通り商いは奥が深いですね。
追伸:本日、秘蔵の長岡・朝日山酒造の「越州」と合わせました。最高です!!
一方で、Amazonでも販売している商品となると、かねてからの愛好者であるロクさんのような方にとっては、気を揉む話ですよネ。
商い人としては、売れないと商いが成り立たず、かと言って売れすぎると欲が出たりします。
良品を淡々と作り続けること。
時流と適度な距離を保つこと。
商いは奥が深いです。