



現在の相棒、ライカM10を使い始めて丸一年が経過した。今度のライカは、色合い(カラー)がとても良い。ストレートに撮れば結構鮮やかにもなるが、僕は次のようにしている。WB5900k固定、コントラストを1段階上げ、彩度を1段階下げる。それだけでもうバッチリ渋い画を叩き出す。ちょっと古い路地なんかにピッタリの色だ。それは良いのだが、結果的にモノクロ比率が極端に減ってしまった。今回の掲載写真、カラー1枚目は素のRAWからのストレート現像(渋くしていない)、モノクロ1枚目はjpeg無加工。2枚目はLightroomを使用。モノクロだって決して悪くないが(あくまで画質の話)、「これ」じゃない。これではないのである。一度甘い蜜を吸ってしまった僕は、「あの味」が忘れられないのだ。忘れよう、忘れようと思っても、恋焦がれる気持ちが抑えられない。
「甘い蜜」って何?。「何に」恋焦がれているの?。その疑問を解き明かす、劇的な変化。それが近いうちに起きるだろう。
畑は違いますが、僕にとってのそれは、魚ごとに最適な仕掛けを含め、釣り方を習得すること。仕事であれば、完全に隔絶した人を、いかに無理なく人(社会)と繋げていくことです。
釣りも仕事も、めったにその機会はありませんが、ごく稀にタイムリーヒットとなることがあります。
その時のゾクゾク感をまた味わってみたい。ただそれだけなのかもしれません。
僕の仕事は、世に言うところのエッセンシャルワーカーですが、僕はあくまで自身のためにやっているという認識。
そのようなことを今回、考えた次第です。
今回は(も?)、少し恥ずかしいです。僕もそれを、自らの工夫とか試行錯誤とか、モチベーションにするといった、ダムさんのようなことを目指したかったのです。
でも結局、その解を「カメラ=道具」に求めてしまいました。あとはその道具を、どう扱うかですね。
そこを追求していきたいです。