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レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

函館トリップ②~坂の上のカメラ

2023-06-02 | 街:北海道



函館に行けば誰もが行く八幡坂。今回も行った。ちなみに前回来た時も行った。上段はレンズ交換式のライカ、下段は小さなコンデジのGRⅢで撮った。パソコンの画面で仔細に見れば上下2枚の描写の差は明確で、ライカの方が圧倒的に良い。GRの方は「ハイコントラス白黒」という割り切った描写モードなので、当然ではある。

ところがブログ程度の大きさ(画質)であれば、その差は大したものではない。むしろGRで撮った写真の方が良く見える。今後、小さなGRⅢだけ持って旅に出ても面白いかもしれない。ただし僕はブログのために写真を撮っている訳ではない。それは単にアウトプットの一形式に過ぎない(備忘録としては重要)。そもそも本当にとっておきの写真はブログには掲載しない。そして「とっておきの写真」は、どんなカメラでも撮ることは出来る。結局のところ、僕はレンジファインダー中毒なのだと思う。撮影結果ではなく、M型ライカで撮る撮影行為、それ自体の悦楽に溺れているのである。次の旅にもレンジファインダーカメラを持っていくだろう。

LEICA M10 MONOCHROME / Summicron M35mm ASPH 
GRⅢ


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6 コメント

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Unknown (azutoro)
2023-06-02 07:13:42
わたしは上のお写真の方が好きです。あの坂の雰囲気、よく出てると思います。
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Unknown (Charlie)
2023-06-02 07:23:41
おはようございます。
函館を訪ねられた際の写真を掲出した一連の記事を大変に愉しく拝見しています。
何処かへ行こうかと思えば、意外な場所が、やや馴染んだ他の場所と距離や移動時間が然程変わらずに驚く場合が在るように思います。そういうことで函館訪問を思い立たれたのですね、
函館は「カメラを提げて、路面電車にも乗りながら歩き廻る」ということをするのが非常に愉しい場所だと思います。
様々なモノが在って、ズームレンズで色々と画角を調整しながら撮るというのも好いのでしょうが、もっと感覚的に単焦点レンズの軽快なカメラで、レンズ画角の許容範囲でドンドン撮るという方式が非常に似合う場でもあると思います。自身は広角ズームを使う場合も在りますが、それでも「実質的にX100Fのみ?」に近い形を何となく志向します。
この記事の画の八幡坂は、時季毎、時間帯毎、天候毎に過ぎる程に多彩な表情を見せてくれる場所だと思います。
愉しい記事と素敵な画に感謝!或いは函館の画は「続き」も在りそうなので楽しみにします。
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Unknown (azumino)
2023-06-02 08:08:10
こんにちは

僕も訪れたことがある坂なのですが、観光客など誰もいなくて、びっくりしました。撮影した時点は、朝なのでしょうか?それとも、夕方くらいですか。判然としなくて想像がつかずすいません。

人と車が写っていなくて、まさに「坂」、そしてそれに続く「海」がメインで、画面がすっきりとし、こんなシチュエーションで撮影してみたいと思いました。
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azutoroさん (6x6)
2023-06-02 20:35:41
ありがとうございます。
写真は、ちょっとした印象で見方ががらりと変わるから面白いし、また怖いですね!
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Charlieさん (6x6)
2023-06-02 20:40:38
>やや馴染んだ他の場所と距離や移動時間が然程変わらずに驚く場合

まさにその通りです。何故そのことに気づかなかったのか、我ながら分かりません。
函館はフォトジェニックな街だということは理解していましたが、表層的なことに惑わずに市井の町を撮りたい気持ち強いです。
でもそれを言い出すと話が進みません。まずは動いてみること。その重要性を実感しました。

追伸:シリーズはあと2回続きますが、それで終わってしまうのも情けないです。
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azuminoさん (6x6)
2023-06-02 20:43:46
こんばんは。
この写真の時刻は午後1時から2時の間くらいだと思います。
GWは混んでいたと思いますが、おそらくその反動機だったようです。
おばちゃんの観光集団(4〜5名)以外は、殆ど人はいませんでした。雨混じりだったせいもあるかもしれません。
でもそれ故、楽しむことができました。
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