小さな花。庭の片隅の茂みで咲いている。本当は黄色い可憐な花なのだが、僕には白くて哀しい花に見えた。深い意味はない。冬が目前に迫る秋晴れの一日。小さな花に儚さを感じたのかもしれない。まるで弱々しい小さな太陽の塊にも見えた。今回はコントラストを上げて、フィルム調に編集した。ここまで編集すれば、元のレンズが何であれ殆ど影響はないと思っていた。でも意外とレンズの特性が残っているので驚いた。
アポランター35mmは、最短撮影距離は50cmである。勿論、ライカM10モノクロームのレンジファインダー(距離計)は、70cmまでしか対応しないので、ライブビューかビゾフレックスを使わないとピントを合わせることができない。ミラーレス一眼から写真を始めた人は、その辺に抵抗はないようだが、フィルムライカからレンジファインダーにお世話になってきた僕にとっては、まだるっこしくてイライラする。これでは何のためのレンジファインダーカメラかと思ってしまう。僕はアナクロ人間なのかもしれない。
8のつく日はwebにお花を』
LEICA M10 MONOCHROME / Apo-Lanthar 35mm F2 VM
LEICA M10 MONOCHROME / Apo-Lanthar 35mm F2 VM
太陽と言われれば太陽に、宇宙に散らばる星々のようにも見えるような・・・。
モノクロ写真は見る時に、「想像」という一手間を加えるから面白く見えるのかなと思っております。
今回の写真的には、あとで見ると「やっつけ仕事」だったと反省もしております。
でも実際は、あまり綺麗な場所でもないんですよ。って言わない方が良いですよね。
追伸:何故もう少し構図を右に振らなかったのか、謎です。
モノクロ写真は、見る人のその時の気分や体調などで、好きな受け取り方をできるのが良いと思うのです。
低空飛行の時って、鮮やかな青空とかがミョーに受け入れられなかったりするんですが、モノクロだと、過剰な刺激にならないというか、優しい刺激?(ゴメン、うまく表現できない)になるのかと思うのです。
モノクロって、頑張れない時にホッとさせてくれる所があると思います。
モノクロは撮った後は、見る側の想像力と判断に委ねる部分があるので、解釈が自由なのかもしれません。
何度か同様のコメントを頂いたことがあり、改めて納得しました。