岩手県西和賀町の「道の駅 錦秋湖」である。近代的な道の駅ではなく、手作り感満載の道の駅である。規模も小さい。錦秋湖付近では、国道107号線が山肌を縫うように走っている。周囲には商店はおろか、民家も何もない。一時期、付近の道路は地震による地滑りで通行止めとなり、秋田自動車道の一部区間を迂回路として無料開放した。道の駅には岩手側からアクセス自体は可能だったが、その先は袋小路であり意味を成さなかった。其の為、仮設橋が完成するまでの11ヶ月間、道の駅の営業は休止された。自然が相手とはいえ、非常に気の毒な話である。
さて、その「道の駅錦秋湖」に花巻に行った帰りに立ち寄った。本当に小さな道の駅だから特別な物は売っていない。でも正面入口から入ろうとすれば、嫌でも眼に入る「うめぇものあるど」のポップ。その下には幟が何本も立っている。熊そば!、熊鍋!熊カレー!。秋田県では熊による被害が甚大で、社会問題化している。でもここでは、熊は「うめぇもの」であり、単純に食材として見られている。ちょっと衝撃的でもあった。ここで勇気を奮って、せめて熊そばでも食べればブログのネタとしては一線級なのかもしれない。でも食べませんよ。それは無理だ。西和賀町でも熊の出没情報はあるようだが、深刻な事態にはなっていないようだ。これは熊が「捕食対象」として見られていると認識しているからではないか。人間に捕まったら食われちまう。それ逃げろ!ということになるのではと思っている。
各地で暴れて軋轢を起こしているツキノワグマの諸君。大人しく山奥に帰るか、さもなくば人間とのヒリヒリする闘いを求めて錦秋湖に来てはどうだろうか。熊カレーになってしまう危険性はあるけれど・・・。
追伸:ビスケットの天ぷら?
自分たちは安全な場所にいて好き勝手なことをほざく他県ヤツら、東京の人なんかほんま「黙れ!」って感じ。
時々、そんなに言うなら熊を捕まえるたびに東京の地下鉄にでも放てばいいんじゃないかと思います。
「熊を送る」発言でまた批判されてましたが、そう言いたくなる知事の気持ちは分かります。
熊も食べるなんて、人間が一番怖い動物かもしれませんね。熊もそれに気がついて、棲み分けできるといいのですが。
話し変わりますが、倉敷の骨董品屋さん、ニッパー君の話題が新聞に乗っていました。屋根にずらりと並べてあるお店ですが、ご存知でしたっけ?今度は屋根ではなく、店頭に高さ2.7メートルのニッパー君を設置したようです。でも、これは数には入れなくて、101匹目のニッパー君を待っているようです。要するに、6さんの出番ですよ (^^ゞ
これは一度チャレンジしても良いですね。
農家さんも作業し難い環境になれば、米や野菜も更に高くなります。熊駆除反対派はそこには文句を言いそうです。
そんな対立に知らん顔をして淡々と熊を食料とする岩手の西和賀町。惚れ惚れします。
101匹のニッパー君のことは知っています。
そんなこと教えられると行きたくなるじゃないですか。困ります(笑)。