いよいよ、明日から、「第1回ギャラリー展示会」がスタートします。
なるべく、肩肘を張らずに、当店ならではの良さを出せればと思っております。
そんな展示会への出展対象商品もこちらで可能な限りで、ご紹介していければと考えております。
まず、始めは、「唐櫃アクセサリーケース」です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/84/4f59400b58b408d7c71c51756ab3a9c3.jpg)
「唐櫃(からびつ)って何?」という方もおられるかもしれません。
かつて宝物や武具などを収納するための使われた収納箱のようなものと思って頂ければいいと思います。
唐櫃とは、4本または、6本の脚が付いていて、尚且つ、大事なものを入れる収納箱ということです。
では、何故、わざわざ箱に脚を付けたのでしょうか?
それは、先人たちが、底の部分が直接地面に触れないようにして湿気を防いで、宝物や武具を大事に収納するため
の知恵であったと謂われています。
昨年放送されていた大河ドラマの「軍師官兵衛」をご存知でしょうか。
その最終話での1シーンですが・・・、
黒田如水が自らの最期を察して、筆頭家老の栗山善助の前に唐櫃を差し出します。
その中には、如水が愛用した合子形兜が入っていて、「お主にこれを授ける。」と言います。
善助が「これは、殿がこれからも被り続けられる物。」と遠慮すると
「この兜は、わしだ。わしの魂だ。わしの魂をお主に託す。」と今までの労をねぎらいながら手渡します。
このように戦国武将にとって兜などの武具は、自らの魂そのものというぐらい大事なものでした。
そのため武具を入れる唐櫃も信用性の高いものである必要がありました。
当店の「唐櫃アクセサリーケース」には、当然武具を入れることはできませんが、代わりに匂い袋をお付けしております。
黒田如水のようには、いきませんが、当店の銘木工芸品への熱い想いを、この商品に託して、ご購入者様にお届けできれば
と思っております。ぜひ末永く、ご愛顧頂ければと思います。
【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト
http://www.izukame.com