【工芸品ショップ 泉亀(いずかめ)】の店主のブログ

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前田家の歴史と菊桜・・・

2019-05-31 10:00:00 | 旅行

富山の高岡にある名刹、「国宝 瑞龍寺」。


此処からのショットが一番落ち着いていて綺麗だと感じました・・・







伽藍を拝観していると「此処は本当に禅寺なんだな・・・」という風情が感じられる場所が随所にありました。


禅堂には、曹洞宗の始祖である道元禅師が祀られていました。






その中の奥は、このようになっています。







此処で、壁に向かって座禅をし、食事、睡眠もするまさに生活空間となっていました。禅僧も大変だなと感じました・・・



しかし、伽藍の外には、こんなに立派な茶室もあります。おそらく此処で来客をもてなしたのだと想われます。







そして、その近くには、こんな場所が、







前田利長公、利家公、織田信長公、そしてその側室の石廟がありました。


やはり利長公の石廟が一番大きく、利常公がかなり深く恩を感じていたと想われました・・・







加賀百万石の藩主の座を義兄の利長公から譲られた利常公は、かなり多方面に配慮を心掛けたと推察できます。


「お世話になった利長公の菩提は、きちんと、とむらいたい・・・」


「しかし、徳川幕府から、謀反の疑いを掛けられることは避けたい・・・」


おそらく、当時の徳川幕府にとって加賀藩は、力を持つ大名として、かなり脅威に感じていたに違いありません・・・


ですので、「徳川の家臣であるという証しを示すにはそのような手段があるのか・・・?」と利常公は悩んだのではないでしょうか?


その結果、徳川家より華美な事は極力避けるようにして、前田家の存続を願ったのではと想われます・・・


そんな利常公の労をねぎらうように石廟の傍には、こんな花が綺麗に咲いていました。







兼六園にも咲いている「菊桜」という桜です。北陸地方では、一番最後に咲く桜とされ、天然記念物になっています。


大変珍しく、一つの花に約200枚の花びらを付けるとされていて、非常に綺麗です・・・


建立された当時に想いを馳せながら、国宝 瑞龍寺を後にしました・・・

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