東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




今でこそ50いくつになって、多少、もっともらしいことを言ったりしているけど、
高校の頃って本当にアホでした。ぼくらの高校時代は、シラけたことを言うと
「シーッ」と言うのが流行っていて、授業中に先生がウケないジョークなど言おう
ものなら、クラス中から「シッー!!」という音(これが結構うるさい)を浴びせ
られることになる。

校長が廊下を歩いていると、生徒が後ろから「シーッ!」とやるので、校長が
キレて怒鳴ったんだけど、その様子を校長音頭という歌にして、修学旅行のバスの
中などでよく歌った。

♪ ぼくが廊下を歩くとき〜
♪ 生徒がみんなで 「シッー!」
♪ それがとってもバカァなこと〜

という歌詞で、作詞はぼくと同じ、一浪して立教にいったN君だ。

2番は

♪ ぼくの鼻毛が見えるとき〜

で始まるのだが、いずれにしても、真面目とはいえない高校時代を過ごしていたものだ。

それでも自分は校長先生を尊敬していて、結婚式のときにはスピーチをお願いした。

普通、結婚式のスピーチって、新郎(または新婦)をほめちぎるものだと
思うんだけど(少なくとも自分はそうしてきたが)、校長はあろうことか、いきなり

「松田君は勤勉な学生ではありませんでした。」と話し始めた。「勉強は好きでは
ありませんでしたが、とても勤勉なお兄さんと妹さんに挟まれて、仕方なく勉強して
いました。」と。

ま、確かにその通りだけど、結婚式のときに普通、そんな風に言うかなぁ。

スピーチの最後で、「愛情よりも理性が大事。お互いの理解があるところに満足と
幸せが生まれます。」という真理をのたまわれ、その後、自分が結婚式でスピーチする
ときにいつも引用させていたたいたフレーズだけど、考えてみれば生涯独身だった校長が
なんでそういうことをわかっていたのだろう。

考えてみれば、当時の校長よりも、今の自分の方が年上かもしれない。
あの頃(20代)は、40代、50代などという年齢は、自分は生涯到達しない年齢
のように思っていて、その頃、40代、50代だった人たちは心底おっさんに見えたし、
悟りのひとつやふたつ、開いているかと思っていたけど、まぁ、自分が実際になって
みると、成長していないというか、悟りなどとはほど遠いままの自分に赤面するワケです。

明日は半日インターンシップということで、学生たちに向けてまたまた話しをする日
なんだけど、こんな自分が話しをしていいのだろうか、とフト思ってみたり。昔の
自分を思い出すととてもエラそうなことは言えないよね。

それでも、きっと、なんとかかんとか話すのだろう。不思議だ。
そんなことをフト思ってしまった。

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