冠婚葬祭のしきたりというのは、地域によって本当にさまざまですが、自分の住んでいる焼津市内の地域では、葬儀になると隣組が総出でお手伝いをします。隣組を「度人衆(どにんしゅう)」と呼ぶのも、和尚さんを「おっさん」と呼ぶのもこの地区の風習。
さてこの三連休直前に、お隣のおじいさんが亡くなったという知らせが入りました。ずいぶん前から床についていて、ご家族が手厚く介護されていたのは知っていたのですが、91歳の天寿を全うされたそうです。
最近では葬儀屋さんが大方を仕切ってくれるので、昔と比べると度人衆の出番はぐっと少なくなりましたが、通常自分には「お香典のデータ入力」という仕事が与えられ、こういう時でもやはりPCと離れられません (^_^;) 。
隣組の皆さんと一緒にお手伝いをさせていただきながら、1日を共に過ごします。その間には、近くに住んでいていても日ごろなかなか知りえない近況を伝えあい、親睦を深めあう時間ともなります。こういうことでもないと、自分は地域の人たちとの交流がまったくなくなってしまうので、おそらく故人が、私たちにこういう時間を作ってくれたのでしょうね。
お隣のおじいさん、どうぞ安らかに・・・。
そして、このような時間をありがとうございました。
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