東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




自分はコーヒーはほとんど飲まない。日常生活では緑茶党で、喫茶店に行ったとき緑茶がなければ紅茶を頼む。だからエスプレッソとかモカとかラテとか、ほとんど知らなかった。スターバックスが日本に上陸したときは興味本位でよく行った。ちょうど原宿に事務所兼住まいとして古いアパートの一室を借りていた。すぐ近所にはYAHOO!Cafe(1Fはスタバ)があり、土地柄外人が多く、そんな雰囲気の中で ブロードバンド環境でネットしながら ラテを飲むというスタイルが気に入っていた(相変わらずミーハーです (^^;) )。

スペシャルティコーヒーの元祖がシアトルで、スタバもタリーズもシアトル生まれの企業ということも知らなかった。ぼくがこの本を手にした理由は今期コンサルをお願いしている石原さんがタリーズコーヒージャパン社長の松田公太さんを絶賛していたから。それ以外の知識はなかった。

読んでみて・・、本当に感動した。感動という面では今年一番かもしれない。思わずウチの二人の息子にも一部を読んで聞かせてしまったくらい。「がんばるって、こういうことを言うんだよな」って熱く読んで聞かせた。
公太さんが大学をでて銀行勤めしている頃、弟さんが難病で亡くなってしまう。幼い頃から本当に仲良しで誰からも愛されるやさしい性格だった弟さんが「またアメリカに行きたいな」と言いながら亡くなってしまうシーン。泣ける。その後、タリーズを起業して まだ四苦八苦している頃、今度はお母様が癌で亡くなってしまう。自分が癌であることを知りながら、公太さんのお店に弁当を届けにきて、お客さんが少ないのを見て心配して、さくらでお客になってくれるシーン。ここも泣ける。

「どんなことをするにも情熱の有無で結果は大きく変わってくる。私は人より特別な才能を持っているとは思っていない。ただ、自分の信じたことに寝食を忘れて打ち込むことはできる。情熱は誰でも平等に持つことができる。その点が生まれ持っての資産や容姿、才能とは違う。(中略)また、情熱は不思議と「運」をも引き寄せ、不可能だと思っていたことを可能にしてしまう力も持っている。」

脱サラして、資本もなければコネもない、その状態で 銀座に1号店をオープンしてから7年。現在は233店舗(2005年2月末日)のコーヒーショップチェーンのオーナー、公太さんの情熱が全編にわたって溢れている。夢、目標を掲げてその実現のために頑張ることはこんなに素晴らしいことなんだって、心からそう思える。勇気と希望を与えてくれる本だ。

最近、タリーズでラテやモカを飲んでみたくてたまらない。シアトルにも行ってみたいと思っている。もともとコーヒー党ではないけれど、飲んでみたい。公太さんの情熱がこもった「一杯のコーヒー」。飲んでみたいな。




コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
そうですよね。 (ぴょん)
2005-06-16 08:49:15
いい話ですね。特にー情熱は誰でも平等に持つことができる。その点が生まれ持っての資産や容姿、才能とは違う。(中略)また、情熱は不思議と「運」をも引き寄せ、不可能だと思っていたことを可能にしてしまう力も持っているーのくだりは全くその通りだと思う。

自分も昔家庭教師をしているときにそんな話を学生にしていた。「夢は絶対にあきらめるな。あきらめた瞬間に夢は夢で終わる。あきらめなければ夢はいつか現実になる」と。

僕もけっきょく小さい頃からの夢を現実にした人のひとりかもしれない。能力があるわけでも特別な授かり物があった訳でもないけど、小さい頃から漠然と夢を叶えるためにはこんなことしたらいいかな、こんな勉強をしたら少しは近づけるかな、とかちょっとずつ進んでいたら今の自分ができていた気がします。

もちろんまだまだ修行中の身。いろいろな人の意見を聞きながら成長を続けていきたいと思っとります。

ぴょん

 
 
 
夢をかなえる (としたか)
2005-06-17 02:55:15
ぴょんさん、コメント どうもありがとうございます。

お久しぶりです。最近アキバはすっかり「寝るだけ」という健全な日々です (^^;) 。



ぴょんさんはパイロット、それから今回のマンションと次々夢をかなえていますね。お話ししているとわかるのですが、本当にプラス志向ですよね。だからですよ、きっと。



東北上空を飛んでるとき、太平洋と日本海が両方見えて、「あ、オレ今、日本をひとまたぎしてる」って言っていた少年のような瞳がよかったっす。



これからはいっしょに東京タイムズタワーとアキバを理想空間にしていきましょうね~。
 
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