東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




朋電舎グループの新入社員14名(うち当社新入社員3名)に向けて1時間ほどお話しさせていただく時間をいただいた。当社総務のSさんに手伝っていただいた講演はそれなりに充実したものになったと思う。

まずは「究極の自己紹介」というゲームをやる。1から5まで、番号がふってあるはがきサイズの紙を配り、そこに自分の「これだけは知ってほしい!」というPRポイントを書き出してもらう。自己紹介といえば普通は氏名、年齢、出身校とか、だいたい言うことは決まっているけど、そうじゃなくて、仕事のことでも趣味のことでもいいから「自分はこういう人間なのだ、ここを知ってほしい」ということをまず5つ書き出す。

そしたらそのカードをもって起立、2人1組になってお互いに自己紹介しあう。終了したらどんどんメンバーチェンジしていく。これをやるとお互い1対1なので緊張感も少なくて、よく話しができる。あらかじめ5項目書き出してあるから、話しもはずむ。
「ゲームのプログラム、作ったことがあるんだ」とか「本を100冊以上読んでるんだ、そんな
風には見えなかったよぉ」みたいに、軽い驚きとともに発見があり、楽しい。

講演する側にとっては、講演開始時の張りつめた緊張感をブレイクできるのがいい。何人かと自己紹介しあったところで、「それじゃ終了っ。席に着いてっ」ってやるともうみんなの表情は開始時の緊張感がとけてイキイキしているし、質問なども出やすい雰囲気になっている。これって重要だよね(実は以前百式の田口さんの講演を聴いたときに教えていただいたノウハウです)。

「これまで自己紹介はやったと思うけど、こんな風にしてやると楽しいし、ある種 充実感があるでしょ?」 「自己紹介っていう仕事も今回みたいに懸命に、知恵をこらして取り組むと楽しくて、充実感が得られる。これって他の仕事にも共通なんです。これからいろいろな仕事を上司から頼まれたりすると思うけど、どんな仕事も今みたいに懸命に、知恵をこらして取り組むと楽しさ、充実感が得られるよ」っていうようなことを話した。リアルな体験をした直後だから吸収してもらいやすい。

そういう状況を作ったところで、得意の「IT革命論」を話した。ここから先はもう原稿がなくてもぜんぜん話せる。江戸時代約260年は言ってみれば農業社会。国民の大半は農民で、それが当たり前だった。明治維新から現在まで、まだ150年たってないけど、この間は「富国強兵・殖産興業」でやってきた工業社会。会社や工場が強大になり、みんなそこに務める、通うようになる。生産力が増強されモノがあふれ出す。
そして今、新しい情報化社会に移行するために、IT革命、デジタル情報革命が始まっている。

考えてみれば、明治維新のとき圧倒的大多数の農民は、「今が革命だ」という意識はなかったのではなかろうか。年貢が税金に変わり、藩が県に変わっても、農業を営み、生活すること自体にはそれほどの変化を感じないでいたのではないかと推察する。

現代も、たとえば10年前は ホームページなるものは日本にはほどんどなかったけど、今では大半の会社が開設するようになり、ブログでは個人レベルでの開設が進んでいて、ヤフーのような想像を絶するほどの巨大サイトも出現し、新聞もTVもかなわないようなメディアに成長している、大変革が起きているけれども、世間一般の認識は「便利になったねぇ」というレベルなのかもしれない。多くの人たちは特にこのことを「革命」とは意識していないと思う。

携帯電話しかり。10年前は0といってもいいくらいの普及率しかなかったはずだ。今では超高齢者や小学生以下の子どもを除けば「もっていない人はいない」と言っていいくらい普及した。これにより仕事のやり方も変わっているし、携帯自体の進化も著しい。こちらもボサッとしてると「便利になったねー」で終わってしまうけれど、普及させる側の立場に置き換えてみると、まさしく「革命」を起こしているというのが実感できるでのはないか。

やっぱり現代は劇的な変化が起きている。これってやっぱりすごいことで、「革命」って呼んでもいいんじゃないか。そんな話しをさせてもらったと思う。

で、じゃ、そういう変革の時代にぼくらはどのような意識を持ち、どのように仕事に取り組むべきか。 え~、そのことについては割愛 (^^;) 。別に企業秘密とかそんなことじゃないけど、そろそろ朝の7時だし(実は翌朝書いている (^^;))、会社にいく準備をしないと。

そのことについては総務のSさんが、「せっかく当社で講演の機会をいただけたので、みんなにプレゼント」 ということでA4 2枚の文書を新入社員全員に配布してくれた。

まさしく「このような変革の時代に どのような意識を持ち、どのように仕事に取り組むべきか」ということに対する答えが簡潔に書かれている文。「いいこと言うなぁ」とか思いながら目を通す。さすがSさん、と思っていたら、以前ぼくが社員に配った文を読みやすくアレンジしてくれたものだと言う。「なるほどー」って感じで妙に納得してしまった (^^;) 。

新入社員にもわかりやすくて、それなりに意義がある1時間になったと思う。うん、なかなかよかった。



コメント ( 4 ) | Trackback ( )



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コメント
 
 
 
新入社員です (遠藤達也)
2005-04-06 14:09:42
いい思い出の写真をありがとうございました。
 
 
 
Unknown (Setsu)
2005-04-07 00:35:21
さすがでしょ?なぁんて(笑
 
 
 
おおっ! (としたか)
2005-04-07 01:32:01
遠藤達也君、フルネームでのコメント どうもありがとうございます。



写真、ゲットしてくれていいからねぇ~。当日はみんな興味深そうに聞いてくれたので、とても話しやすかったですよ。多少でも参考になればうれしいです。



Setsuさん、コメント どうもありがとうございます。



さすがでした。最後にドキュメントシートをプレゼントしたのはよかったね。いつもその気配りを!

アシスト、どうもありがとうございました。



 
 
 
元気そうでなにより (としたか)
2005-04-11 02:54:11
よっしーさん、コメント どうもありがとうございます。



お元気そうでなによりです。研修も順調に行われ、配属も決まったのですね。おめでとうございます。



>会社に感謝すると共に、一つでも多くのことを

>はやく覚えたいです!!



会社の人や人事の人が聞いたら喜びますよ。みんなこういう風に思ってくれたら、研修予算は安いものだと思います。



でも本当にありがたいのはこれからですよね。仕事をしながら、能力が身に付いていきますから。これってありがたいことだと思いますよ (^_^;) 。
 
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